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ここまでくれば手加減なし。ビッグヒッププロジェクト最終章【カラーについて/それぞれの特長・使い方etc.】

寄稿:飛田 俊一郎
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メバリング特集

皆さんこんにちは。ビックヒップディレクター富山の飛田俊一郎です。

飛田 俊一郎(Hida Shunichiro) プロフィール

北陸、富山を中心に、海川問わず広く釣りを楽しむマルチアングラー。海はメバル、アジなどのライトゲームを中心にエギングやロックフィッシュ、スモールボートゲーム、川はサクラマスから源流のイワナまで四季折々の釣りを満喫中。近年は、積極的にさまざまな製品開発にも取り組み、プライベートでは仲間たちと3Ⅾプリンターでメバルルアーを作るまでに。また活動範囲も徐々に全国に拡大中。 1975年生まれ 富山県在住 /TICTアンバサダー

さて、いよいよ今月末の発売となりましたビッグヒップ。今回はスターティングカラーの紹介をさせてもらおうと思います。

ビッグヒップノイロトリドリ

まずは見てください、このカラーラインナップ。

HB・KBF 共通のカラーが3色、HB、KBFにのみ搭載のカラーがそれぞれ3色ずつ。合計9色がスターティングカラーになります。

“あえて”のクリア系中心

このビッグヒップ、何かと話題にはのぼりますが、なんせまだ世にも出ていない新発売のルアー。まずは皆さんにルアーそのもののポテンシャルを感じて欲しいと思っています。ですので、特定のベイトに寄せたカラーはあえて作りませんでした。

今回のカラーは純粋にルアーの水押しや波動でメバルを誘ってほしいため、あえてクリア系中心、色の濃淡を意識したシンプルなカラーになっています。

とはいえ…各地のアンバサダーの経験や実績のあるワームカラーから生み出されたカラーリング。かなりの釣れ筋カラーであることは間違いありません。それでは各カラーを紹介する前に、まずはビッグヒップの内部構造のこだわりについてお話ししましょう。

内部構造とカラーの関係性

ビッグヒップを光の方向にかざし、お腹を覗き込んでみてください。それがメバルからみたビッグヒップのシルエットです。すると、内部のウエイトホール周辺が内部構造によって光が乱反射しているのがおわかりになるでしょうか。そこに背中の色が透けて重なり、なんともいえない色合いを醸し出しています。

実はこれがビッグヒップの構造のギミック。単色クリアのカラーリングでも、ルアーの見え方が単調にならないように工夫してあります。そして、それを活かすカラーをワークショップに参加してくださったみなさん、そしてTICTアンバサダーと共に模索してきたわけです。

それぞれのカラー(HB、KBF共通)

それでは、そのラインナップを紹介していきましょう。まずは、HB、KBF共通で採用したカラーです。

①;タフブルー

 

僕たちビッグヒッププメンバー、そして各地でオリジナルビッグヒップをテストしてくださった方が“最も信頼を置いているカラー”「タフブルー」です。

まだ3Dプリンターで作っていた頃、素材の強度が1番高かったのがこの青色。

もともとは選択肢がこれしかなかったため使っていたカラーなのですが、使い込んでいくうちに優秀な色ということがわかりました。

水色も濁りでも澄んでいてもよし、ラメも何も入っていない青のクリアカラーですが、この色が実にビックヒップとベストマッチ。どんなタフなコンディションでもメバルを引っ張ってくれるこのカラーを「タフブルー」と名付けました。プロジェクトメンバーみんなでテストしたカラーです。(ビッグヒッププロジェクト監修)

②:フェイントピンク

 

色んなパターンを1つのカラーで対応させる、贅沢欲張りカラーが「フェイントピンク」

アミパターンにおいては、この微かなピンクのクリアボディが効果を発揮します。またクロラメは、エビ系の目の光の通さない部分を表現。光を通すボディの中に不透過な“黒点”でアピールします。

またベイトフィッシュパターンにおいては、インナーホロを採用しているのでトゥイッチなどのアクション時にはキラッキラッとベイトフィッシュライクなヒラ打ちでメバルを誘います(tictアンバサダー富山 米原充彦監修)

③:クリアネオン【ケイムラ】

 

「クリアネオン」で出したかったのは、“透け感の中のボヤけたようなアピール”

プラグでありながらワームのようなカラーで、グローの自発発光とは違って月明かりや常夜灯を頼りに光量に馴染ませて、ここでもボヤけ感を演出します。グロー系では食わないのにケイムラ系に変えた途端にメバルが食い出した…そんな経験を元に誕生した実践型カラーです。(tictアンバサダー京都  谷口晋哉監修)

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