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エギにエサを巻く“邪道エギング”とは?

寄稿:久保 健一郎
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皆さんこんにちは!

KEYSTONE(キーストン)開発スタッフの“久保 健一郎”と申します。

冬から春(12~4月)にかけて、全国の防波堤でも様々な種類のイカが狙えるようになってきますが、例年人気メソッドとして定着しているのが“邪道エギング”。

エサ巻きエギングとも呼ばれており、エサを巻いたエギでエギングをすることから邪道エギングという名に。エサの効果で一度抱いたら離しにくく、他を圧倒する釣果実績を秘めた釣法。さて、今回は、ここ数年で実釣から得られた事を含め、詳しく“邪道エギング”について解説させていただきます。ぜひ、チャレンジしてみてくださいね。

久保 健一郎(Kenichirou Kubo) プロフィール

企画開発、生産管理、営業も兼任。 エギング歴20年、船イカ歴17年の超エキスパート。平戸や呼子、糸島のショアエギング、玄界灘でのイカメタルゲームやオモリグ、胴付きでの船イカ釣りに精通。釣り以外に好きなモノは、甘いもの、エクアドル産高級バナナ、太秋柿。

邪道エギングの主なターゲットとは?

冬から春にかけて、防波堤や地磯から釣れるイカは色んな種類が居ますが、“邪道エギング”の主なターゲットは、ケンサキイカ(ブドウイカ、マイカ)やヤリイカ(ササイカ、テナシイカ)、スルメイカ(ガンセキ、真イカ)など。

ケンサキイカ

ヤリイカ

スルメイカ

特に警戒心の強いケンサキイカとヤリイカに関しては、この釣り方で狙うのがうってつけ。エサの効果で一度抱いたら離しにくく、他を圧倒する釣果実績を秘めています。

とにかく沢山釣れる!嬉しい外道なども

釣れる時は10杯、50杯、100杯という話も少なくなく、産卵を意識して接岸していることが多く、食欲旺盛で群れで行動していることもあり、沢山釣れるのも魅力の1つ。初心者からベテラン、男性も女性も、子供も大人も幅広く楽しめます。

何が掛かるか分からない楽しさも

また、アオリイカや根魚、フエフキなど突如思いがけない魚種が掛かってしまうという、何が掛かるか分からない楽しさも、この釣りならでは。

邪道エギングを勧める理由

邪道エギングを僕なりの考えでお伝えすると“エサの効果とエギの動きの融合”。

同じエサという括りで電気ウキの釣りもある訳ですが、基本的には棚が固定されているので、イカのいる層がズレてしまうと釣れない。

一方、エサを巻かない通常のエギングの場合、様々な棚を攻めることができるとはいえ、警戒心の強いケンサキイカやヤリイカは中々抱いてくれないことも多い。その分、邪道エギングはエサの効果にプラスして、エギのシャクリ動作でレンジも刻める。正にエサ釣りとエギングの良い所だけを吸収したメソッドと言えます。

使用タックル&エギ

使う道具に関しては“エギングタックル”で問題ございません。基本的なセッティング例を、以下に添付させていただいておりますので、ぜひ参考にしてみてください。

使用エギについて

使用エギに関しては、エサを乗せるために設計が施された“邪道エギング”専用エギをお使いいただければと思います。オススメのエサとしては、キビナゴ、鳥のささみ、魚の切り身(サンマ、サバ、サワラ等)。

ワイヤーでエサを固定する仕組みに、エサの両端部分をシッカリ止めましょう。

早福型/邪道編(邪道エギ)

KEYSTONE(キーストン)公式「早福型/邪道編(邪道エギ)」詳細ページはこちら

こちらの「早福型/邪道編」は、誕生してから13年以上のロングセラーアイテムで、エサ巻きエギング“邪道エギング”というスタイルの先駆者。

ケンサキイカやヤリイカはスッテやエサ巻きを良く見ている。バランスが悪いスッテやエサ巻きには、ほとんど抱かないし、ちょっとでも違和感があると見切る。大型になれば特に言える事。」イカ1本釣り漁師の方々の意見も多く取り入れ、長崎県・平戸市早福町で長年培われてきた技術と伝統を漁師と連携して形に。

水中姿勢や、動き、エサを巻いた時のバランスは当然で、特に拘っているのが“噛み応え”。「早福型/邪道編」をはじめ、KEYSTONE(キーストン)の様々なエギには“発泡ウレタン製ボディ”が採用されており、一般的なエサ巻きタイプのエギに比べてボディが柔らかい作りになっていることで、抱いたイカが歯を入れようとした時に、違和感を与えない。硬いと歯がボディに当たって、違和感を感じて離してしまうことから、発泡ウレタン製ボディを採用しています。

エサに夢中になって積極的にエギを抱きにくるケンサキイカやヤリイカでも、警戒心は強い。そんな時に違和感を与えないことで、釣果UPへ直結するということです。

狙い所と誘い方

さて、そんな邪道エギングでイカを釣るにはどういった所を狙えば良いのか?

ケンサキイカやヤリイカは“潮が動く場所や時間帯”がキー。 常夜灯で明るい漁港周りなどに寄ってきやすいと考えられます。基本的に潮の流れに乗って接岸してきます。

その為“潮の動いている場所”を中心に攻めることが重要。漁港で言えば、防波堤の先端や、地形の変化があるような場所。港内の常夜灯周辺も当然狙い目。

また、流れの変わる満潮干潮前後もオススメできる時間帯。場所によって、どういった流れの時に、良く釣れるのか、通わないと分からいことも多いので、気に入った釣り場には、様々な潮の条件で、チャレンジすることが爆釣への近道だと考えられます。

誘い方

船からのイカ釣りにも言えることですが、ずっと同じ棚を攻めるのではなく、棚を変えながら縦の動きを意識することで、イカからの反応を得られることが多いです。邪道エギングにも、同様のことが言えると思います。

エサを乗せて潮を利用して流し、フォールで喰わせる“待ちの釣り”。大きくシャクってアピールさせてイカを誘う攻めの釣り。どの誘い方にしても、エサがボロボロにならない程度にシャクリあげることがキモです。

カラーの使い分けについて

早福型/邪道編」には、グローカラーとグローでないカラーを揃えています。基本的な使い分けは、夜はグローカラーで昼はグロー以外をオススメしています。

グローカラーの中にはアピールが一番強い“ホワイトグロー”、微シルエットと微発光の“イエローグロー”、ピンク発光の“ピンクグロー”、ブルー発光の“ブルーグロー”と発光色の違いでカラーローテーションができます。発光力の違い、シルエットの違いで、イカの反応が変わってくるので面白いですよ。

アピールが一番強いフルグローホワイトでイカの反応を探り、低活性時と満月の際の“ピングローホワイト”&“ブルーグローピンク”、釣れ続けることが多く(スレにくい)アオリに効果が高い、“イエローグローグリーン”&“イエローグローパープル”というカラーローテーションがセオリーになりつつあります。

エサを巻いて投げれば、誰にでも釣れるチャンスが

詳しく説明させていただきましたが、逆に難しい印象を与えてしまったかもしれません。“奥が深い”と捉えていただきたいです、決して釣ることは難しくありません。

エサの準備と巻き方させ覚えれば、後はキャストしてたまに動かすだけでOK。

エサの効果によって、一度エギを抱いたら離しにくいので、次のアクションでHITなんてことも。ぜひ、楽しい釣りですので、チャレンジしてみては“イカ”がでしょうか。

KEYSTONE

1999年創業のイカ釣り用品専門メーカー。 量産の難しい硬質発泡ウレタン素材をエギボディに採用し、純日本製クオリティで世界中のイカを魅了している。2012年にはメーカー直営ショップを本社近くにオープン。店頭での販売はもちろん、オンラインストアの運営も行っている。
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