「夜でも釣り糸が見えたらなぁ~」
きっと誰しもが願ったそんな想い、今宵サンラインが実現します(笑)。まずは解説動画をご覧ください。
人間の目の明るさに対する順応や「脳の判断」を利用した仕組みなど、よく分かる解説は勉強にもなりました。
ここではスゴくカンタンに述べますが、サンラインのNight Suround Vison(ナイトサラウンドヴィジョン)が放つライトで照射すると、ラインが光って見える仕組みです。
このナイトサラウンドビジョンに対応して光る主なラインは以下のページに掲載されています。
http://sunline.co.jp/sl_html2/products/wear/status/nightssurround.html
どういう仕組みがカンタンに解説
解説ムービーを見て、お勉強したことをまとめてみます(笑)。
人の目が暗い所から明るい所に行って目が慣れることを「明順応」と言うそうです。逆に暗い所から明るい所に行って目が暗闇に慣れることを「暗順応」。
そして明順応と暗順応、つまり目が慣れてくる時間は…
・暗い→明るい(明順応)は目が慣れる時間が早い
・明るい→暗い(暗順応)は目が慣れるまで時間が掛かる
ということです。例えば、夜釣りで明るいライトで手元を照らしながらラインを結び直したり、リグを付け替えたりしていると、「おぉ!明るくて見やすいわ!」となります。
しかし、いざライトをオフ。釣りに戻ると目の感度は非常に落ちていることになります。明るい→暗いの暗順応は時間が掛かるからです。
つまり目の感度が下がった状態で釣りをしなければならなくなってしまいますよね。
ということは…そうです! 例えば手元を照らしながらも、そのライトが発する光が明順応しづらい色ならOKということになりますね。
そんな都合のよい色は…それが赤なのです。
ラインが結べたり、リグの変更などができる明るさの「赤色」ライトなら、目の感度を下げずに釣りができます。
次に「脳」の話です。次の画像を見てください。単色の中に違う色が入ると、その色を脳は強く認識します。
黒いスーツの中にいる赤いスーツの女性、モノクロの中にある青のラインはすぐに見つけられたと思います。ナイトサラウンドビジョンはこれを利用しているワケです。
①赤色の照射で目の感度を下げない(明順応しにくい)
②赤色単一の世界に、違う色が入れば脳がめちゃ認識するじゃん
で、③です。
③そうだ!蛍光塗料をラインに組み込めば単色の世界でパッと目立つ(脳が認識する)じゃない。
というわけで、独自の方法でラインに蛍光を組み込んでいるわけです。その蛍光を光らせるための近紫外線のDEEP BLUEと明順応しにくいRED、これを合わせた光がナイトサラウンドビジョンの特徴です。
夜釣りでラインが見えるメリットはたくさん
ラインが見えることで得られるメリットはいろいろありますよね…。
まずはラインが見えればトラブルが減りますよね。また、夜釣りでのキャスト時。自分自身では同じ所に狙ってキャストしているつもりでも、実際にはその時々で風が吹いたり外的要因もあり、そうではないことも。ところが「見えるライン」なら、ラインの角度などからどこに投げられているかが分かりやすい。もちろん微調整も利きますよね!
アジングなど、非常に軽いジグヘッドを使うライトゲームでは、特にビギナーにはボトムが分かりにくかったりします。この見えるラインであれば、着底した時に糸がフケるなどの変化も分かりやすかったり、メリット盛りだくさん。
今後もナイトサラウンドビジョンに対応したラインは増えていきそうですね!
ナイトサラウンドビジョンの詳細
ではでは、最後にナイトサラウンドビジョンの詳細を。
品名/品番 | ナイトサラウンドビジョン/NSV-01 |
電池寿命(20℃連続点灯)
※パナソニックアルカリ乾電池使用時 |
・NSV光 約6時間
・WHITE弱点灯 約60時間 ・WHITE強点灯 約20時間 |
外形寸法(mm)/重量(g) | 幅約55×奥行約35×高さ約40mm/重量約80g(電池含) |
使用電池 | 乾電池単4形3本 |
標準小売価格 | 5,800円(税別) |