ゼニスの 「ZEROSHIKIマッハV-Spec」はジギングロッドである。しかしながら、ジギングでヒラマサを獲るためのロッドである。
出典:YouTube「ZENITH・Okuma Fishing Japan」
公式YouTubeチャンネルにて、実釣動画が公開された。
フィールドテスターであり現役キャプテンでもある緒方裕次郎さんが、晩秋の玄界灘でヒラマサに挑んだ。
ZEROSHIKIマッハV-Spec
ZEROSHIKIマッハV-Specはバットにパワーを持たせ、Vスペックのベースモデルとなったマッハ3と比較し、約10%ほどパワーをアップさせたという。
しかしながら、強烈な走りとケンカせずに寄せられるようティップに掛けてはある程度のしなやかさを残し、いなしながらもバットの強さでリフトできるように設計したという。
またベリーからバット、ベリーからティップとそれぞれのセクションをうまく生かしながらジグアクションにも幅広く対応。初速で飛ばしたり、柔らかなアクションを入れたりと対応幅が広い。
マッハⅢとの比較
Vスペックは全6機種。6フィート3インチモデルにスピニング・ベイトのMとMHが、6フィート8インチモデルにスピニングのMとMHがある。
6フィート3インチのスピニング&ベイトは、6フィート2インチに統一されていたマッハⅢの後継機に当たる。マッハⅢで「4番」表記だったのがVスペックのMに、同様に6番がVスペックのMHに近い感覚となるそうだ。
1インチのレングスの延長は、リアグリップによるもの。Vスペックは1インチ延長し63となっている。これは脇挟みでのジャークアクションを行いやすくファイト時の安定感をもたらすため。
また、大型ヒラマサなどがヒットした際は腹当てファイトで耐えられる長さとなっているそうだ。
スピニングのZMV-S63M・ZMV-S63MHはヒラマサほか、スピニングで狙うトンジギなどにも適する。
型番 | 全長(m) | 継数(本) | 仕舞寸法(cm) | 自重(g) | 先径/元径(mm) | 適合ルアーウエイト(g) | 適合ラインPE(号) | 適合ドラグ(kg/45°) | カーボン含有率(%) | 本体価格(税抜) |
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ZMV-S63M | 1.92 | 1 | 191.8 | 205 | 2.0/11.3 | ~200 | ~4 | 5.5 | 99 | 40,400 |
ZMV-S63MH | 1.92 | 1 | 191.8 | 208 | 2.1/12.1 | ~240 | ~5 | 6.5 | 99 | 40,400 |
ベイトに関しては、キハダ狙いのジギングや電動ジギングにも対応している。
型番 | 全長(m) | 継数(本) | 仕舞寸法(cm) | 自重(g) | 先径/元径(mm) | 適合ルアーウエイト(g) | 適合ラインPE(号) | 適合ドラグ(kg/45°) | カーボン含有率(%) | 本体価格(税抜) |
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ZMV-B63M | 1.92 | 1 | 191.8 | 215 | 2.0/11.3 | ~200 | ~4 | 5.5 | 99 | 40,400 |
ZMV-B63MH | 1.92 | 1 | 191.8 | 218 | 2.1/12.1 | ~240 | ~5 | 6.5 | 99 | 40,400 |
ロングレングスの68
6フィート8インチのスピニングモデルにはMとMHがラインナップされる。いずれもジグキャストにも対応。その中で、S68Mは特にシャローで広範囲を探る時に使いやすく、これからの春マサでの出番も多そうだ。一方、S68MHは平戸~上五島海域という潮が走るエリアでもテストを繰り返したモデル。ドテラ流しという負荷の掛かる状況でも対応する。
型番 | 全長(m) | 継数(本) | 仕舞寸法(cm) | 自重(g) | 先径/元径(mm) | 適合ルアーウエイト(g) | 適合ラインPE(号) | 適合ドラグ(kg/45°) | カーボン含有率(%) | 本体価格(税抜) |
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ZMV-S68M | 2.04 | 1 | 203.8 | 210 | 2.1/12.2 | ~200(JigCast~150) | ~4 | 5.5 | 99 | 42,400 |
ZMV-S68MH | 2.04 | 1 | 203.8 | 220 | 2.15/12.6 | ~240(JigCast~170) | ~5 | 6.5 | 99 | 42,400 |
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