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食い渋りのメバルは匂いと味で釣れ!ハンター塩津が語る、メバル狙いの最終兵器!

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メバリング特集

みなさんこんにちは!ハンター塩津です!

今回はメバル狙いの最終兵器とも言える“匂い”“味”についてのお話しさせていただきます。

塩津 紀彦 (ハンター塩津)(Norihiko Shiotsu) プロフィール

ホームフィールドは東北、北海道だが、大型ロックフィッシュを求めて全国を飛び回るロックフィッシュハンター。磯からモンスタークラスを狙う豪快なスタイルに「ハンター塩津」の愛称で多くのファンに親しまれている。茨城県出身、1977年生まれ

急激な水温の低下や時化による底荒れや雨水の濁り、潮流や波高の変化…。

様々な要因でメバルは1時間…いや1時と言わず10分もせずに活性が急変することがしばしばあります。

そんな喰い渋った状況を打破する秘策が、集魚力の強い匂いとバイトをしっかりと深いものにする味の存在と言うワケです!

先日公開された大船渡での磯メバル攻略の動画も公開中です!ぜひそちらもご覧ください。

メバルの捕食行動

メバルをはじめとするロックフィッシュ達は視覚が遮られるカバー内や入り組んだストラクチャー内で生活することが多いため、様々な器官を駆使して捕食活動を行っています。

その代表的な感覚器官にあげられるのが“視覚”“聴覚(振動覚)”、そして“嗅覚”

通常時は視覚、聴覚(振動覚)、嗅覚をバランス良く使用し捕食していますが、視覚を著しく遮られる濁りが入った時や水温の低下等で活性が下がり捕食に積極性がなくなった時、低水温期などは視覚、聴覚(振動覚)の割合が下がり嗅覚器官に比重を置いた捕食活動をとるようになります。

つまり簡単に言いますと「活性が低くなると匂いが重要になる」という訳です。

ちなみにメバルは棲家となる岩礁から離れた際にまた元の棲家へと戻る、いわゆる帰巣本能をもつ魚なのですが、その「帰巣行動を最も司っている器官が嗅覚である」という研究データがあるくらい嗅覚が鋭い魚です。むかしはメバルは目が大きいため“メバルは目が良い”と言われてましたが、今や“メバルは鼻が良い”と言われても過言では無いでしょう(笑)

スポーニング期の渋い個体攻略にはやっぱ匂いと味!写真提供:岩手の磯メバルマスターユウタ名人

2月〜4月上旬の低水温期は匂いと味で攻略

もともと冷水に強いとされるメバルですが、一年のうちで最も水温が下がる2月後半〜4月上旬になると流石に喰いが渋くなります。特にベイトフィッシュなどを活発に追い回すことが減り、体力消費を最小限に抑えるため目の前を通過するベイトを捕食する…いわゆる居喰いがメインの捕食活動となってしまいます。

居喰いバイトは通常のバイトに比べ非常に小さく、もともと喰い気もあまりないため、ショートバイトになることも多々あります。

そこでバイトをより深く、長く、強く出すために効果を発するのが“味”

メバルの味覚を刺激するアミノ酸成分を配合した味をワームが纏うことで不鮮明だったバイトをより明確的にし、フッキングのチャンスを増やし、さらにはバイトを深くする事でバラシの軽減にもつながります。

バイトを誘発させる匂い、バイトをより確実なフッキングに持ち込むための味。

バイトチャンスの少ない低水温期の攻略には外せないファクターになりますので、厳しい真冬を乗り越えるための最後の一手としてガルプ!シリーズやマックスセントシリーズの匂いと味のパワー、是非お試しください♪

ガルプ!アライブパウダー

“ガルプ!の集魚力を他のワームにもまとわせたい!”
“ハードルアーやエギにも匂いと味をつけてみたい!”

そんなお言葉にお応えするために生み出されたのがこの「ガルプ! アライブ パウダー」。

匂いと味を付けたいルアーをこのパウダーにまぶして水にくぐらせる。

するとパウダーが水を含み、集魚力MAXな匂いと味のネバネバ〜な粘膜でルアー全体を包み込みます。

低活性時の最終兵器として使ってみたり、ガルプ!をさらにもう1段階匂いをプラスする「追いガルプ」にもご使用下さい♪

良型マゾイもガルプアライブパウダーの虜です(笑)

バークレイ公式「アライブ パウダー」詳細ページはコチラ

ガルプ!アライブ アトラクタントスプレー

オリジナルなガルプ!の匂いと味の源となるフォーミュラーは、様々なエサの種類から抽出されるアミノ酸成分を独自の研究で調合し作成されている…つまり「オールフォアワン アミノ酸!」的なフォーミュラーです。

そんなフォーミュラーの配合比率を調整し、エビが抽出されるアミノ酸成分であったり、虫エサから抽出されるアミノ酸成分であったり、小魚こら抽出されるアミノ酸成分であったり…そんなアミノ酸成分達の配合比率を変更し「よりエビらしく」「より虫エサらしく」「より小魚らしく」味付け出来るようになっているのがこの「ガルプ!アライブ!アトラクタントスプレー」です。

魚の好みに合わせた匂いと味をプラス出来るうえに持ち運びも簡単でスプレーひと吹きで匂いと味が付けられるお手軽感!喰いが渋い時に是非お試し下さい♪

バークレイ公式「ガルプ!アライブ!アトラクタントスプレー」詳細ページはコチラ

ガルプ!アライブリチャージジュース

ガルプ!の命の源「ガルプ!汁」。

もともとガルプ!保存用のガルプ!汁を補充するために発売されたモノですが、この「ガルプ!アライブ リチャージジュース」は、匂いと味を付けたいワームを漬け込んだりする裏技に使われている人気アイテムです。

使用して匂いと味が少し抜けてしまったガルプ!を復活させたり、マックスセントシリーズの匂いを強化させたりするためにも使えますので「一家に1本ガルプ!リチャージジュース!」オススメです♪

ちなみにマックスセントシリーズはあまりガルプ!汁をたっぷり入れすぎると液を吸い込んで膨らみ巨大化してしまうので、匂いと味をチャージするなら漬け込むというよりはパッケージに少しだけ入れて馴染ませるくらいでOKです。

バークレイ公式「ガルプ!アライブ リチャージジュース」詳細ページはコチラ

アピールと喰わせの「マックスセント」

黒潮の大蛇行の影響で高水温が続いた三陸エリア。

今シーズンは高水温の影響で冷水を好む昆布やワカメなどの海藻が抜けてしまい、例年ならばロックフィッシュ達がスポーニングで接岸するような浅場へ、あまり寄り付かなかいシーズンになってしまっていました。

それでもこう言ったマイナス影響は確かにありますが、真冬になってからは海水温が下がり切らずにアイナメやソイ類等のロックフィッシュの適水温が続いているため、さながら「冬のハイシーズン延長戦突入」と言える状況になっているポイントもある…まさに過去に前例のない未知のシーズンを迎えています。

チガークロー3インチ、4インチ

さて、そんなロックフィッシュの絶対数が少なく、魚を見つけるのが非常に難しい状況下で今シーズン活躍したのが今年のニューモデル(3月〜4月発売予定)のマックスセント「チガークロー3インチ/4インチ」。

マックスセント特有のもっちりマテリアルのおかげでボトムにステイさせているだけでも水流を受け自発的に動きアピールし、リフト&フォール、スイミングアクションなどの時には両腕をバタバタ動かし水を大きく揺らす強波動アクションを演出。

止めて誘ってヨシ、動かして誘ってヨシの超アピール系クローワームがこのマックスセントチガークロー兄弟です。

チガークローでヒットしたアイナメ

今年の様な魚の少ない条件下では魚にワームを見つけてもらう…つまり強いアピール力がワームには求められます。

さらにマックスセントシリーズ特有のフォーミュラーが魚を寄せて喰わせる事に一役買い、渋い状況や魚がセレクティブになってしまうシーンであっても難なく攻略。個人的に今年の一軍入り確実のイチオシワームです♪

メバルだけでなく甲殻類を捕食しているアイナメ攻略にもチガークロー!鉄板ワームです。

喰い渋ったアフタースポーンアイナメ攻略にチガークローのボトムステイが激効き!

ジェネラル5インチ

そしてもう一つ今シーズン貴重な魚を連れてきてくれたワームがマックスセントの「ジェネラル5インチ」。

一見すると「棒?コレって動くの?」って感じのワームですが、ボディーがマックスセント特有のもっちりマテリアルなので、水流を受けユラユラと動き、テキサスリグやフリーリグで使用するとボディーがブルブルと小刻みに震え、死にかけのベイトフィッシュを演出します。

元気にピンピン動き回るベイトフィッシュよりも、労せず捕食できる死にかけのベイトフィッシュは遊泳力の弱いロックフィッシュ達にとってはまさに絶好のご馳走。

目の前に美味しそうなエサがヨロヨロ泳いでいたら食べるしかないでしょう(笑)

ジェネラルでヒットしたベッコウゾイ

アピール力こそ弱めのワームですが「ここには絶対居る!けど口を使わない」と言う時に使用すると効果絶大なワームです。

ジェネラルはアフタースポーンのベッコウゾイ狙いにも威力を発揮!

2月以降の攻略について

例年、1年で最も水温が下がる3月。

三陸以北の海は5度以下まで海水温が下がり、冷水に強いロックフィッシュ達ですらエサをあまり捕食しないシーズンに突入します。

日中はこの季節のメインベイトとなる虫エサ達も動かないため、ほとんどのロックフィッシュ達が夜行性になるため、オカッパリの釣りのメインは堤防でのナイトロックか穴釣りにシフトするシーズンです。

が、今年はおそらくこのままですとそこまでは海水温も下がらずに春を迎えてしまいそうなのでもしかしたらオフシーズンなしで春ロックフィッシュシーズンへ移行してしまう?かも知れません…。

まだ冬ロックフィッシュシーズン延長戦は継続中ですので、ロックフィッシュ達の顔を見にフィールドへ足を運んでみて下さい♪

使用タックル

ロッド:アブガルシア ERD ROCKSWEEPER ERSC-1004XXXH インバイトモンスター
リール:アブガルシア REVO BEAST 40 HS
ライン:フロロカーボンライン20ポンド
シンカー:アブガルシア スイベルシンカー28グラム〜35グラム
フック:オフセットフック 1/0〜4/0
ワーム:
①バークレーマックスセント チガークロー4インチ
②バークレーマックスセント チガークロー3インチ
③バークレーマックスセント ジェネラル5インチ

ピュア・フィッシング・ジャパン(PURE FISHING JAPAN)

アブ・ガルシア、バークレイをはじめ、ペン、サベージギア、プラノ、ハーディなど世界的に有名な各ルアーブランドの企画・製造・販売を行っている総合ルアーメーカー。取扱っているアイテムはリール、ロッド、ルアー、アパレルほか多岐に渡る。
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