ヘビーシンキングミノーの新たな力
トラウト用ヘビーシンキングミノーの代表格、D-コンタクト。D-コンタクトの普及に伴いヘビーシンキングミノーは渓流トラウトの世界では完全に定着したが、それと共に様々な要望が生まれることとなる。より高いヒラ打ち効果を生むD-インサイト、動きのキレの向上と共に小型化を図ったD-コンパクトなどラインナップが拡大していった。
それはカラーラインナップにおいても同様だ。あらゆる要望に応えていった結果、D-コンタクトのカラーラインナップは現行カラーだけで実に35色にも上る。
しかしそれだけのカラーラインナップを以てしてもまだ全てのアングラーの要望に応えられているというわけではない。
そして2024年もDシリーズに4色の新色が加わることになった。今回は特に、視認性を求める要望に応えたカラーが多く採用されている。
グリーンヤマメ
背中面とパーマークをライトグリーンで表現したカラー。グリーンは総じてナチュラルカラーの部類であり不必要に渓魚を刺激することがない。しかし、暗色系のグリーンと異なりライトグリーンは思いの外目視しやすいカラーでもある。出来る限り水馴染みの良いカラーを使いたいがルアーがどこを泳いでいるのか把握できる程度の視認性は欲しい。そんな思いに応えられるカラーとなっている。なお、ベリー部のオレンジも刺激の少ない淡い(薄い)色調となっている点にも注目して欲しい。
CGインジケーター
テーマは「淡いゴールド」。シャンパンゴールドを基調としたカラー。従来のカラーラインナップのゴールドは比較的”濃い”ゴールドであるが故、薄いゴールドが欲しいというアングラーの声に応える結果のラインナップ。それに合わせて腹部のオレンジも薄く吹くに留めている。背面は蛍光イエロー~蛍光オレンジ~蛍光イエローのグラデーションでインジケーター効果を持たせている。
クロギンチャートヤマメ
通常ヤマメカラーの背中の色となるとオリーブグリーン系のカラーが多いものだが、あえてブラックを基調とした背中面とパーマークを施している。これは岩や黒っぽいボトムに同化しやすいカラーで、渓魚から見ても極めてナチュラルな存在と言えよう。
その一方でアングラー側からは背中面頭部に吹かれた蛍光イエローによって視認性を確保、ルアーがどこを泳いでいるのかの把握は出来るようになっている。
WSインジケーター
シルバーの上に薄くパールを吹いた”ホワイトシルバー”を基調としたカラー。若干の濁りが入った際にもホワイトシルバーは効果の高いカラーだ。背中面は蛍光イエロー~蛍光オレンジ~蛍光イエローのグラデーションでインジケーター効果を持たせている。参考までに、あえて蛍光オレンジと蛍光イエローを配列させているのには理由がある。日照度合によって見やすい色が違うためだ。ちなみにハイライト時はオレンジが見やすく、ローライト時にはイエローが視認しやすい。その2色を配することで天候や時間帯を問わずルアーの視認性を確保することが出来るのだ。
NEWカラー採用のサイズ展開は?
なお上記の新色は、D-コンタクトは50と63のみ、D-インサイトは44と53のみ、D-コンパクトは45のみの展開となる。それ以外のサイズには加わらないのでご注意願いたい。以下が各「D」シリーズのNEWカラー発売予定をまとめたもの。
渓魚を刺激する新たなインパクトとなること間違いないだろう。
アイテム | 発売予定 |
Dコンタクト50 | 1月発売予定 |
Dコンタクト63 | 3月発売予定 |
Dインサイト44 | 2月発売予定 |
Dインサイト53 | 3月発売予定 |
Dコンパクト45 | 2月発売予定 |
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