なぜ釣れる!?「ミミズ」カラーの秘密
ミミズカラーの秘密は、波長がもっとも長く、もっとも遠くから認識できる色である赤をベースに、バスが発見、接近して確認した時に警戒心を持ちにくい自然色(ミミズ色)に調整したカラーとうこと。
赤は信号に用いられることでも分かるように、もっとも遠方から視認できる色だが同時に警戒色でもある。そこで、それを自然界に存在するカラーでナチュラルにカモフラージュしたのがミミズカラーだ。
赤は最長波長色だが、光を失うともっとも早く黒に変化する色でもあるので、ミミズカラーのサイトは基本、光のあるドシャロー、水面直下でこそ、その効果を発揮するのだ。つまり光の届かないディープや暗いカバーの中で使っても、それは黒と変わりはない。ゆえにドシャローや岸ギリに放置してこそ、もっともバスが遠距離から発見してくれる色、それが赤系ミミズカラーの秘密なのだ。
㊤から、ウナジュウ(イールクローラー10㌅)の三原生ミミズ、今江ドバミミズ。
ウナQファット(イールクローラー9㌅)の七色シナモン、三原生ミミズ。
ウナQスリムリブ(イールクローラー9㌅)の三原生ミミズ、七色シナモン。
セクシーアンクル7㌅の七色シナモン、今江ドバミミズ。
イール5.5㌅(イールクローラー5.5㌅)の三原生ミミズと今江ドバミミズ。
今江ドバミミズは、マットでより背景とのコントラストを強調した最遠距離発見色。
三原生ミミズはミミズ色の表面に最短波長ながら水中ではもっとも最後まで発色を維持する青を混ぜ合わせ、警戒心を軽減させるために作られたカモフラージュカラー。
ちなみに赤の次に遠方から発見できる色(波長の長い色)はオレンジ色で、そのオレンジを自然界に存在する色にカモフラージュしたカラーがシナモンやエッグイーターと呼ばれる薄オレンジ系色だ。
七色シナモンやオレンジ系(イマカツなら沢蟹や日本ザリ、エッグイーター、ウグイスポーナーなど)は、ミミズカラーを警戒した時に、できるだけ遠距離からバスに発見してもらえる警戒色の色合いを最大限自然に薄めたサイトカラーという風に今江さんは位置づけている。