つい先日配信となったばかりのコチラの動画。
全国へと人気が飛び火しているブレードジギング。…ですが、その実どうやって始めるのか、どうやって釣るのか、どうやって船を選ぶのか…など、オフショアビギナーにとってわからないことも多い。
そんな疑問にブレードジギングの第一人者でもあるシャウト!の小野誠さんが実釣を交えて、答えていく…という内容となっています。
シャウト!小野誠「こんなに楽しいブレードジギング(BLJ)入門」/初級編in大阪湾
動画では、ブレードジギングを始めるに当たって重要な12のポイントの他、釣ったサワラ/サゴシをおいしく食べる調理法、船上グルメなど…小野さんならではの経験と知識でガッツリ解説。
中でも特に“魚の締め方”などは、BLJだけでなく他の釣りにも流用できる内容だったりする…という訳でちょこっとご紹介。
小野誠流サワラの締め方
実際に横で見ていると、とにかく早い&的確。うーん、カッコいいなんて思っちゃう訳です。で、一連の流れを解説してもらった次第。
1つめポイントは釣り上げると、とりあえず脳を締めておくということ。やり方は目と目の間をピックで一差し(動画参照)。
サワラ/サゴシは釣り上げるとすごく暴れる魚。口やエラから流血していたりすれば飛び散って大変なことになる。また、よく釣り上げてフィッシュグリップでアゴを掴んで記念撮影…なんて流れになりますがサワラのアゴって意外と柔らかく、そのまま暴れられると掴んでいたアゴが切れて…。
そうなる前に、まず脳を締めておとなしくさせるというのが小野さん流。ちなみに締める時に使うのは、100均のマイナスドライバーを自ら研いで先を尖らせたオリジナル脳締めピック。先端が平たい形状なっていてキマりやすいんだとか。
続いては神経締め。尻尾を落として…ではなく、脳締めによって空いた穴からワイヤーを入れるのがポイント。
これ、けっこう難しそうに思えるんですが、サワラは脳から繋がる神経が他の魚よりもやや太くできているそうで、意外とすんなり入っていくんだそう。
最後にしっかり血を抜けば処理は完了。
エラの動脈をピックで傷つけて、バケツでふりふり。ちなみに、BLJでヒットしたサワラはバイトの瞬間にフックがエラを傷つけている場合がけっこうある。そのためファイト中にほとんど血が抜けて上がってくる個体も多く思ったより血が出ない…なんてこともよくあるとのこと。
そこまで完了すれば、後は氷(塩氷)でしっかり、きっちり冷やし込んで持ち帰るだけ。
まだまだサワラやサゴシが釣れている2024年の晩秋。明日の釣りの参考にしてみてはいかがでしょうか!