前回はマジックジャークの概略とこれまでの歴史を振り返った。
進化を続けるマジックジャークに対応するための専用タックルが各社から発売される中、スミスからも新製品が発売される。
今回は製品の開発を担当したスミスの礒野寛之さんに製品のコンセプトを聞いてみた。
サイズアップしたスティルエリア、スティルエリア48HF
11月に発売となったばかりの「スティルエリア48HF」。これはスティルエリアT2のサイズアップモデルになります。つまり、目玉や腹部のエイトカンを排除したハイフローティングモデルということです。従来のスティルエリアT2は40mmで1.1g。スティルエリアチューンでも40mmで1.3gです。
今回、サイズアップとなった48HFは48mmで1.6g。攻略範囲が拡大するというのは大きなメリットです。
アイテム | サイズ | ウエイト |
スティルエリア48HF | 48mm | 1.6g |
スティルエリアT2 | 40mm | 1.1g |
スティルエリアチューン | 40mm | 1.3g |
そしてサイズアップに伴い浮力もアップしているので浮上スピードも上がり、急潜行~急浮上のメリハリが付き、誘いのスピードを上げて魚に仕掛けていくことができます。
そしてスティルエリアシリーズがマジックジャークで支持されている理由の1つが、浮上時に揺れながらライズアップしていくことなんです。ただ普通に浮き上がるだけではないんですよ。当然、スティルエリア48HFもこの特性を継承していて揺れながら浮上していきます。これによって常にトラウトを惹きつけ続けるというわけなんです。
スティルエリア48HF スペック
全長:48mm
自重:1.6g
タイプ:ハイフローティング
フック:ヴァンフックSP-21F#8 スプリットリング#00 2個付け
標準小売価格¥1,400+税
使い分けで死角なし!スティルエリアの使い分け
池の中の魚の密度、どの程度の浮上スピードに好反応を見せるか、等によって従来のスティルエリアチューン、スティルエリアT2、そして今回発売となったスティルエリア48HFを使い分けることで、より死角のないマジックジャームゲームが展開できます。
下記の図を参考に使い分けてみて下さい。
スティルエリア シリーズの使い分け |
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スティルエリア48HF |
放流のセカンドパターンや、広範囲から効率的に魚を寄せたいとき。 |
スティルエリアT2 |
高水温時(浅いレンジで誘う時)や高活性時(誘いのテンポを速めにしたい)など 喰わせ寄り |
スティル・エリアチューン |
低水温時(深いレンジで誘う時)や低活性時(誘いのテンポを遅くしたい=遅めの誘い)など 喰わせ寄り |
次回はいよいよ発売されるマジックジャーク専用ロッドについて礒野さんに説明してもらう予定だ。
スミス公式「スティルエリア48HF」詳細ページはこちら