ゼニスの新作ジギングロッド「ZEROSHIKIマッハV-Spec」は、前身となるロッドがZEROSHIKIマッハⅢ。何が異なるかというと、さらにヒラマサを安心して獲れるロッドにしたいというのがVスペック。
マッハⅢでもしっかりと大型ヒラマサはキャッチされてきたのだが、使っていて安心感がある・信頼感がある、そんなロッドにブラッシュアップしたという。
このあたりは前回記事でもお伝えした通りだ。
末永駿也テスターがVスペックの解説をしているのが、上記動画。こちらの動画は春マサ狙いの終盤に撮影されたもので、平戸周辺での釣行。
ロングレングス68モデルのメリット
前回もお伝えした通り、Vスペックには63と68の2種類のレングス計6機種が揃う。
型番 | 全長(m) | 継数(本) | 仕舞寸法(cm) | 自重(g) | 先径/元径(mm) | 適合ルアーウエイト(g) | 適合ラインPE(号) | 適合ドラグ(kg/45°) | カーボン含有率(%) | 本体価格(税抜) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ZMV-S63M | 1.92 | 1 | 191.8 | 205 | 2.0/11.3 | ~200 | ~4 | 5.5 | 99 | 40,400 |
ZMV-S63MH | 1.92 | 1 | 191.8 | 208 | 2.1/12.1 | ~240 | ~5 | 6.5 | 99 | 40,400 |
型番 | 全長(m) | 継数(本) | 仕舞寸法(cm) | 自重(g) | 先径/元径(mm) | 適合ルアーウエイト(g) | 適合ラインPE(号) | 適合ドラグ(kg/45°) | カーボン含有率(%) | 本体価格(税抜) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ZMV-B63M | 1.92 | 1 | 191.8 | 215 | 2.0/11.3 | ~200 | ~4 | 5.5 | 99 | 40,400 |
ZMV-B63MH | 1.92 | 1 | 191.8 | 218 | 2.1/12.1 | ~240 | ~5 | 6.5 | 99 | 40,400 |
型番 | 全長(m) | 継数(本) | 仕舞寸法(cm) | 自重(g) | 先径/元径(mm) | 適合ルアーウエイト(g) | 適合ラインPE(号) | 適合ドラグ(kg/45°) | カーボン含有率(%) | 本体価格(税抜) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ZMV-S68M | 2.04 | 1 | 203.8 | 210 | 2.1/12.2 | ~200(JigCast~150) | ~4 | 5.5 | 99 | 42,400 |
ZMV-S68MH | 2.04 | 1 | 203.8 | 220 | 2.15/12.6 | ~240(JigCast~170) | ~5 | 6.5 | 99 | 42,400 |
ゼニス公式ZEROSHIKIマッハV-Spec詳細ページはこちら
中層の斜め引きも可能な68
上記実釣で使用しているのが、平戸~上五島海域のヒラマサジギングにドンピシャだというZMV-S68MH。6フィート8インチのMHとなる。
このS68MHは、春マサ狙いなどで起こりやすい、ベイトが散っている状況に効果的であるそうだ。
ベイトが散り、中層付近までそれを狙ったヒラマサが浮くことも多いのがこうした状況でのヒラマサ狙い。どうしてもバーチカルだけでは、探りづらい状況になる。
というのも、縦だけに落ちてしまうと、中層をベイトライクに泳いでいるようなジグの演出がしにくいからだ。
だからS68MH。スピニングでジグキャストから広範囲に斜め引きしながら誘える幅をもたらす1本。もちろん、バーチカルに落とす分にも問題なく使用できる。また、もう1本の68、MアクションのZMV-S68Mは同様にジグキャストできる機種であるが、よりシャローで軽めのジグを使う時に使うとよい。
飛ばした先でも器用な操作ができるのがS68MH。もちろんS68Mも同様だ。
ベリーからティップにかけてのしなやかさはマッハⅢから踏襲され、丁度よい具合にピッチの大小問わずジグを動かせる操作性を持つ。
加えて、S68MHはレングスを活かして、ある程度ジグを柔らかめに飛ばすようなアクションも出しやすいという。ストロークがある分キュッと飛んで一瞬フワッとするような、そんな演出が激効きになるパターンも多いそうだ。
また、ジグはキャストでMAX150gとなっているがバーチカルも含めると100g台前半から200gまで、かなり幅広く扱えるロッドであるのも特長。このあたりはマッハⅢからの汎用性の高さもある。
それでいてバットパワーがしっかりあり、ガイドやリールシート周りなどもヒラマサ特化型となっているVスペック。
使いやすさはそのままに、それが対ヒラマサにさらにベクトルが向けられたロッドといえそうだ。
ちなみにだが、ジギングメインと思っていたらナブラが出てキャスティングに切り替えた方がよい場合もあるし、キャスティングメインかと思いきやジグで狙った方がよい状況になることもある。
そんな時のために…。実釣動画ではキャスティングロッド「ディスパーロ」も途中登場している。
ZEROSHIKIマッハV-Specとディスパーロ、どちらもあれば鬼に金棒!?