僕は“Jr.”というワームが非常に好きです。
このワーム「キメラベイト」や「パフネーク」、「ビーディー」などの影に隠れていますが、僕の使用頻度はカナリ高く、アジングに行く時には必ず常備しています。
家邊克己 Yabe Katsumi プロフィール
ナイトゲームで果たす役割の大きい「Jr.」
「Jr.」は全長1.3inとサーティフォーのワームで1番小さいワームになりますが、日本全国殆どの場所で朝夕のマズメを除き、良く釣れる実績の高いワームになります。
サーティフォー公式「Jr.」詳細ページはこちら
マズメ時はどうしても目立つ必要があるので、大きなワームの方が効果的で「キメラベイト」、「パフネーク」「ビーディー」に軍配が上がりますが、ことナイトアジングに関しては「Jr.」の果たす役割はカナリ大きく、僕は随分取材等で助けられております。
何故釣れる?
では、何故「Jr.」が釣れるのかを考えると、今のナイトアジングは全国どこもプランクトンパターンということは皆さんもご存知だと思います。
このパターンの釣り方は、風や流れによって運ばれた表層を漂うプランクトンが潮目に吸い込まれ、一定の場所に溜まり、その中にワームを入れることでよりアジに見つけてもらって口を使わせるという釣り方。活性が高いアジは、大きく目立つ物の方が効率的に栄養を沢山摂取できるので、先に食うのですが、活性が低い場合、思いっきり吸い込まず軽くスッと吸うような感覚で口に入れるので、ハッキリとしたアタリが出にくく、何か変だという違和感みたいな感じになります。これの究極は産卵の時期になります。この時は、卵が大きくなって胃を圧迫するので流石のアジも食欲が落ち、プランクトンの中を泳ぎ回り口の中に入ってくるプランクトンを食べているような感じになります。
アジは4歳で大体30cm位にまで成長すると言われています。
約1年で10cm近くまで成長するほど成長スピードが早いので、相当食べないと、あれだけ泳ぎ回っているので消費カロリーも半端なく成長できません。基本食欲は旺盛なのですが活性の下がる時が結構あるのです。通常の釣りにおいてのショートバイトの場合はほとんど豆アジや活性の高いアジが吸い込んだり吐き出したりを高速で行うことで起きるため、ツンッという早いバイトを感じると思いますが、低活性の場合はショートバイトはもっと小さくなります。その際は非常に分かり難いので、気がついておられない方も多いと思いますが、結構そういったケースはあります。そんな低活性時に「Jr.」がバツグンの効果を発揮するので、僕のワームケースには必ず入っています。
どのように使う?
では「Jr.」をどのように使っていくのか?
実績のある場所の場合は最初から使えば良いのですが、そうでない場所の場合は、スーパーサブのように使ってもらえれば良いのです。何もアタリもなく、アジは居ないから場所を変えようと思った時に、移動する前に「Jr.」を入れて欲しいのです。できればその際に「ザ・豆」との組み合わせで使ってもらうとより効果的です。
サーティフォー公式「ザ・豆」詳細ページはこちら
カラー的には“だいだい”、“にじ”、“こうはく”、“あめいろ”が特に効果的で「Jr.」と「ザ・豆」にすることで、ただの違和感であったアタリがカナリの確率で明確なアタリとなって伝わります。これは全体が小さくなることで、口の中にスムーズに入るのでアタリが出てくるのだと思います。特に黄色い街灯下の“だいだい”は最強です。
またシーバスも「Jr.」を非常によく喰いますので僕はシーバスを狙う時はJr.を使用するようにしております。昔ルアマガソルトの取材でアジングタックルでシーバスを釣ると言う企画があったのですが、その際にも「Jr.」の“だいだい”一択で全てのシーバスを釣りました。その時は65cmまででしたが、過去に最大の85cmのヒラスズキも「Jr.」“だいだい”で釣りました。このように大きな魚が大きなワームを食うとは限ったことではなく、逆にマイクロワームの方が反応がイイ場合の方が多いのです。
特に明るいアーバンフィシングの東京湾、愛知近郊、大阪湾、博多湾は本当に「Jr.」が強いですし、外房や茨城から福島にかけても実績はバツグン。東北でもナイトフィッシングで効果がカナリ出ます。そして大アジのイメージの強い四国の愛媛でも良く使いますし、他の徳島、香川、高知では「Jr.」しか使わないと言っても過言ではありません。広島の江田島、倉橋島や山口の周防大島、上関、下関周辺、北九州も熊本、大分、長崎、鹿児島など本当にほとんどの場所で実績は高く、弊社のインストラクター、フィールドスタッフ、モニターの方達も「Jr.」に助けられている人が沢山おられます。
このように本当に効果の高いワーム「Jr.」。その効果の程を実感して欲しいと思います。
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