少し前に、ゼニスのロッド「ZEROSHIKIリベレーター」についてご紹介した。
1機種ずつ、非常に汎用性の高くそのラインナップも豊富。そしてその際にタチウオジギングに絡めて適合する機種なんかもチラリとお伝えした次第。
「タチウオ」ジギングも快適。でも…同じロッドで色々なジギングもやりたい!そんな気持ちに応えてくれそうなロッドがゼニスから近日登場予定
まだまだあるタチウオジギングを楽しめるゼニスロッド
タチウオジギングに目を向けると、実はもうひとつ面白いロッドシリーズがゼニスにはあり、それが「ZEROSHIKI KINKAIライトスペック」。
出典:ゼニス
KINKAI=近海、ということで近海ジギングを網羅するラインナップが揃うが、そのKINKAIライトスペックで東京湾タチウオジギングの様子をピックアップした動画がこちら。
東京湾タチウオジギング
出典:YouTube「ZENITH・Okuma Fishing Japan」
西日本と比較すると、まだ安定感には欠けるというか、それなりにアングラーの引き出しで差が出る感のある現在の東京湾ではありますが、今後に期待したいところ。
タフな時にも頼りになるオールラウンドモデル
攻撃的にも、ナチュラルにも。繊細さを併せ持つオールラウンドモデルのB64L。これが動画内で山本貴正さんが使用している機種。
KINKAIライトスペックを大きく2つに分けると、24tカーボンをメイン素材としているオールラウンドモデルと、40tカーボンをメインマテリアルに据えたテクニカルジャークモデルの2つに分かれる。
カーボン素材のトン数もあり、オールラウンドモデルはジグを動かすこともできれば移動距離を制御した食わせ要素の高いアクションも得意なモデル。
テクニカルジャークモデルは、どちらかといえばしっかりとアングラー側の入力にレスポンスよくジグを操れるシャープな操作感が魅力のモデルとなります。
全機種のスペックや特徴などは以下の記事も参考に!
ジグの跳ねを抑えたアクションで
さて、オールラウンドモデルのB64L。64にはMとLがありますが、このLがかなり器用でタチウオジギングにも好適。決してタチウオジギング専用ロッドというわけではないのだけれど、特にベリーからティップにかけての絶妙なしなやかさがテクニカルな状況にも対応してくれる。
型番 | 全長(m) | 継数(本) | 仕舞寸法(cm) | 自重(g) | 先径/元径(mm) | 適合ルアーウエイト(g) | 適合ラインPE(号) | カーボン含有率(%) | 本体価格(税別) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ZKLA-B64L | 1.93 | 1 | 193 | 159 | 1.8/10.9 | 150g | Max 1.5 | 85% | 30,300円 |
△コルクグリップの独特な感度も快適だと話す山本さん
実釣時はなかなかにタフな状況であったそうだが、ジグのアクションで横幅を多く取らないというか、飛ばし過ぎずに誘ってタチウオからのバイトを呼ぶ。
その際に、柔軟なティップが作用しナチュラルなスイミング系のアクションとなることでキャッチに至った。
スピードの強弱はあれど。ジグを横方向に飛ばし過ぎないアクションは非常に効果的で、ラインブレイクの抑制にもつながります。
これがパリッとしたロッドでやれ…と言われてできないこともないのですが、硬い竿ではジャークのリズムが合い難くなかなかにやりにくい。キュンキュンッと飛ばすのではなく、スイスイッと連続したジャークアクションで誘う時、B64Lの柔軟なティップがかなり刺さる!
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適合ルアーウエイトとしては80~150g前後が好適で、そのようなアクションゆえにタイジギングや根魚ジギングにも向くという。
そして、しなやかティップとは裏腹にバットは強靭。ライトでテクニカルに食わせて掛かれば安心、それがKINKAIライトスペック全体に共通するコンセプトでもあります。
上記の通り、タチウオジギング専用ロッドではないけれど、言い換えればタチウオジギングにも、その他のマダイ、根魚、青物といったターゲットにも活躍するマルチな性能は、1本あって損はなし。
そんな仕上がりとなっていますので、ぜひチェックしてみてください。
出典:YouTubeチャンネル「ZENITH・Okuma Fishing Japan」
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