物価高騰が叫ばれる昨今。その余波は釣り具にも影響を与え、ロッドからリール、ルアーやフック、ラインに至るまで徐々に値上がりせざる状況になりつつあります。
特にラインなどの定期的な交換が必要なアイテムの値上げはアングラーにとっても大きな痛手になることでしょう。
なんだか冒頭から暗い話題になってしまいましたが、今回はそんな今だからこそ注目したいライン、サンラインの「シューター・マシンガンキャスト」について紹介したいと思います。
「シューター・マシンガンキャスト」といえば、“世界のT.Namiki”こと並木敏成さんが監修を務めたナイロンライン。現在のモデルは三代目であり、初代から求めたコンセプト“フロロカーボン 並みの低伸度をナイロンで実現する”を継承したシリーズとなります。
あらゆる釣りに対応したバーサタイルライン
「シューター・マシンガンキャスト」を語るうえで欠かせないのが、汎用性の高さ。
というのも、ラインナップは一番細いもので4.5lbから最大で30lbと、ノーシンカーのワーミングなどのライトリグからビッグベイトまで幅広く対応できる展開となります。
先日、ロケで撮影した際もO.S.P.の高比重系ワームの「ピーナッツ」、クランクベイトの「ブリッツMR」、スピナーベイトの「ハイピッチャー」など様々なルアーでバスをヒット!
ロケのお題が、「シューター・マシンガンキャスト」縛りではありましたが、スピニングからベイトの両タックルであらゆるルアーを自在操作しており、10匹以上のバスを釣り上げていました。
まさに、“「シューター・マシンガンキャスト」だけでバスフィッシングが完成できる”、そのポテンシャルの高さを改めて実感した内容となりました。
ナイロンラインの弱点!耐久性を克服
そしても一つが、耐久性の向上。
ナイロンラインはその素材の特性上、水に馴染みやすい反面、水を吸ってしまうことで劣化が早い、耐久性が弱いといった点も指摘されます。
「シューター・マシンガンキャスト」では、そうしたナイロン素材特有の弱点を克服。三代目のモデルから採用された最新テクノロジー「P-Ion」加工により、糸質そのものを変えることで耐久性が大きく向上しています。
一般的なナイロンラインの場合、ラインの表面にコーティングを施すことで耐久性の向上を図ることが多くなります。それに対し、「P-Ion」加工はラインの表面に直接プラズマ処理をすることで、改質し強靱な表面を保つというモノ。
キャストを繰り替えすことで、ラインには相当な負荷がかかります。
実際、ラインがガイドを抜けていく時の最高時速は40km/hにも及ぶそうで、その負荷・ダメージはキャストを繰り返すことで蓄積され、コーティングが徐々に剥がれ落ちてしまいます。
上記の表からも分かる通り、200投を超えたあたりからは明らかな差が出るのだそう。ラインの滑らかな状態を長時間維持することで、スムーズなキャストを実現しトラブルも軽減してくれます。
また、撥水性を持続するため、ロッドやガイドへのベタ付き問題も解消してくれるとのこと。
ネームに“マシンガンキャスト”がつく通り、並木さんの超アグレッシブなスタイルにも耐えうる性能を実現しています。
ナイロンラインは初心者向けの考えはもう過去!今こそ使うべきライン
ナイロンラインは扱いやすく、それでいて手に取りやすい価格帯のため、ビギナーの方にもオススメのラインといわれています。
また、以前はバスフィッシングをはじめるときは、ナイロンラインからという風潮もあったりもしました。しかし、近年はフロロライン・PEラインといった他の種類のラインも普及したことで、最初からフロロなどを使用する方も多く、最近バスフィッシングを始めた方に至っては、ナイロンラインを使用したことがない…という多いと言われています。
しかし、今回紹介した「シューター・マシンガンキャスト」は、ナイロンラインのデメリットを解消し、さらに汎用性も高く、耐久性にも優れてた性能です。それでいて価格帯も100mでおおよそ1000円前後と手に取りやすいか価格帯をキープ。
ラインはバスと釣り人をつなぐ、生命線。だからこそ信頼をおけるラインをチョイスしたいものですよね。
コストパフォーマンスにも優れているので、物価が高騰している現代こそ、今一度ナイロンラインを見直してみるのもオススメです!ぜひの「シューター・マシンガンキャスト」チェックしてみてください。
規格 | LB | 4.5 | 6 | 8 | 10 | 12 | 14 | 16 | 18 | 20 |
165yds. (150m)単品 |
参考号柄 | 1.2 | 1.5 | 2 | 2.5 | 3 | 3.5 | 4 | 4.5 | 5 |
規格 | LB | 22 | 25 | 30 | – | – | – | – | – | – |
110yds. (100m)単品 |
参考号柄 | 5.5 | 6 | 7 | – | – | – | – | – | – |
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