今度はもっと大きな魚を釣ってみたい、釣り人なら誰しもが思うはず。近海の大型魚を狙う上で、やっぱりそれなりに耐久性のあるタックルを準備したいところですよね。
今回はリーズナブルながら耐久性においてはかなり高いオクマのスピニングリール「アゾレス」をご紹介。
アゾレス
まずは簡単にスペックからご紹介。8000P・10000p・16000Pの3機種で価格は20,500~22,000円。ラインキャパ的にはヒラマサやキハダキャスティングなどでも対応できる範囲といえるでしょう。
型番 | ギア比 | 最大ドラグカ (Kg) | 自重(g) | 糸巻量 ナイロン(号-m) | 糸巻量 PE(号-m) | 最大巻上長 (cm/ハンドル 1 回転) |
ベアリング数 BB/ローラー |
本体価格(円) (税抜) |
AZORES-8000P | 4.8 | 13 | 524 | 4-335, 5-270, 6-220 |
3-380, 4-300, 5-240 |
89 | 8/1 | 20,500 |
AZORES-10000P | 5.4 | 20 | 746 | 8-310, 10-240, 12-200 |
4-480, 5-400, 6-320 |
120 | 8/1 | 21,500 |
AZORES-16000P | 5.4 | 20 | 750 | 8-350, 10-280, 12-270 |
5-470, 6-370, 8-310 |
120 | 8/1 | 22,000 |
リーズナブルながら耐久性に極振り
大型スピニングリールとしては、かなりリーズナブルで手に取りやすい価格帯だと思うのですが、そのリーズナブルさが「ちょっと不安…」と思ってしまうのも偽らざるホンネ!?
ただ、このアゾレスはリールの耐久性にかなり手厚く性能を振っていて、十分に大型魚と対峙できるポテンシャルを持ちます。
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上記はゼニス公式Instagramより拝借! こちらはキハダキャスティングでキャッチした1本で、ゼニスのロッドDisparo(ディスパーロ)の74/10とアゾレスの組み合わせ。
主役はディスパーロに奪われている感のあるショートムービーですが(笑)、キッチリとアゾレスも仕事をしています。
強さの秘密
その高い剛性の理由はいくつかありますのでご紹介。
アゾレスはアルミライト構造が採用され、要はアルミを溶かして鋳造するダイカストで、ボディ・サイドプレート・ローターに採用。リーズナブルながらアルミボディで高剛性。
また、内部ではメインシャフトも従来比3倍という強靭な設計となっています。
また、パっと見では分からない部分としては、MSS(メカニカルスタビライズシステム)という構造が採用されています。これは内部にカーボンプレートを配置し、パーツ間のズレや巻きブレを抑制する効果があるそうです。
ドラグはDFD(デュアルフォースドラグシステム)。
ごく簡単にいうと、フロントの6層に加えて、後ろ側にもカーボンワッシャーを配置し、両側、デュアルからドラグの安定性をもたらす仕組みになっているそうです。
ハンドルはマシンカットのアルミハンドルで、ノブは誰が持っても握りやすい形状に設計。ボールベアリングも6BB+1RBと価格帯からすると十分すぎるスペックで、魚とのファイトでもグリグリいけるトルクを発揮してくれます。
大型スピニングリールのエントリー機にも最適
というわけで今回はアゾレスをご紹介しました。オクマの大型スピニングリールにはさらに上位グレードとなるテソロもあります。
テソロはもちろん、やっぱりさらに洗練された巻き感などが魅力とはなってきますが、このアゾレスも価格と性能のバランスに優れたスピニングリール。
大型スピニングのエントリーやサブ機としての役割も十二分に果たしてくれるのではないでしょうか?
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