多くのアングラーを魅了するキハダキャスティングゲーム。
大海原にキャストする爽快感、海面が割れんばかりの迫力あるバイト、手に汗握るスリリングなファイト、なによりキハダという魚が持つ魅力・ポテンシャル・スケールの大きさなど、その魅力は語り尽くせぬほど。
また近年は狙えるサイズも40~50kgクラスが多く、タックルもより強靭なものが求められます。
今回は、そんなキハダキャスティングゲームに対応したゼナックのロッドをピックアップ!
ゼナックといえば、日本国内の自社工場で生産し続けている老舗ロッドメーカー。その人気は日本国内にとどまらず、世界中のアングラーから支持されており、世界最高峰のキャスティングロッド「Tobizo(トビゾー)」など数多くの名作ロッドを輩出しています。
世界最高峰のキャスティングロッド「トビゾー」
まず最初にピックアップするのは、ゼナックが誇る世界最高峰のキャスティングロッド、「トビゾー」シリーズの「TC84-100G」と「Tobizo TC86-110G」。
「トビゾー」は、1997年に登場した初代キャスティングロッド以来の20年に及ぶノウハウを結集したゼナックの集大成とも呼べる最上位シリーズ。
「トビゾー」の代名詞でもある「超筋肉質のスーパーブランク」は、「高強度」≠「高弾性」という相反する問題を高い次元で克服。スーパーカーボン素材・東レTORAYCA® T1100Gとゼナックのブランク成型技術が融合することで、キャスティングゲームで最も重要とされる「圧倒的な飛距離」と「真のリフトパワー」を生み出します。
キハダキャスティングは、ナブラ撃ちやトップウォーターによる誘い出しが基本。そのため、より遠くへルアーが飛ばせるのは大きなアドバンテージとなります。
今まで届かなかった距離へのキャスティングができる、すなわちヒットゾーンを長くトレースし同船者よりも広範囲に探れるということ。具体的には、飛距離が10m長く飛ばせるという事は、100回のキャストで1000m(1km) もの距離の差がうまれます。そうした毎投のキャストでの差が釣果にもつながります。
そしてもう一つがアングラーへの負担の軽さ。投げ続けることが前提のキャスティングゲーム。長い時間水中にルアーを入れておくことも釣果を伸ばすためには重要なポイント。
「トビゾー」では80%の力で投げた場合でもよく飛ぶように設計されており、一日通して投げ続けても負担が少なく、キャストし続けることができるのだそう。
そしてもう一つが、魚を浮かすリフトパワー。大物との対峙では、ただ硬いだけのバットでは、ロッドはのされていなくとも人間がのされ、アングラーは確実に不利になってしまいます。
「トビゾー」では、アングラーがロッドに負荷を掛けやすく、掛けた負荷をロッドが確実に復元してくれるバットパワーを搭載。
ビッグワンと対峙した際も、リフトパワーを最大限に発揮できるためファイトを力強くサポートしてくれます。
ビッグゲームで欠かせないポイントの一つがグリップ設計。
「トビゾー」では、「握った時の指の形」に合わせ込んだ「変則六角形」のゼナックオリジナルグリップ「ヘキサゴングリップ」を搭載。
グリップが指や手に馴染む設計になっているため、今までにないファイト感とルアー操作性が体感できる設計となります。
キハダキャスティングにオススメの2機種
以上のように、「トビゾー」ではビッグワンとの対峙に特化した技術性能が凝縮されています。なかでも今回ピックアップした「TC84-100G」と「TC86-110G」はキハダキャスティングにも優れたモデルとなります。
1機種目は、キハダマグロはじめ、モンスター級のヒラマサなど15~60㎏クラスを対象にした「TC84-100G」。サブネームに“for Tuna Game”とあるように、マグロゲームにも対応。30~50kgサイズのマグロを想定したロッドパワーで、テスト釣行では 70kgオーバーのマグロも問題なく釣り上げたポテンシャルをもつとのこと。
以前公開されたゼナック公式YouTubeでは、木下 真さんによる50kgオーバーのキハダマグロをキャッチする様子も公開されています。
また、キャスティングゲームにおいて 40g程度のルアーでも充分な飛距離と誘い出すルアーアクションを演出可能なロッドテーパーに設計されており、 マグロ特有の長時間ファイトも想定したブランク設計になっているのもポイント。釣り人の負担を最小限に抑えながら、大型マグロをじっくり浮かせるロッドパワーも備えキハダキャスティングの決定版ともいえるロッドです。
Model | Length | Lure | PE Line | 推奨リールサイズ | Price |
TC84-100G | 8’4″ft | 60-150g | MAX 8 | SW8000~18000 | ¥102,300( 税込) |
ゼナック公式「Tobizo TC84-100G」オンラインショップページはこちら
『The Way – Fishing style of ZENAQ 木下 真 × キハダマグロ × 遠州灘 (English subtitles)』
そしてもう一機種が、「TC86-110G」。こちらは圧倒的遠投性を有した、まさに“飛びのトビゾー”の名を体現したモデル。
キャスティング時のルアーウエイトをロッドが最適なキャストパワーとして蓄積し、そのパワーを一気に放出させることでその驚異的な飛距離を実現。
ルアーに関しては、70~160gに対応し、110gがベストマッチするとのこと。クロマグロをメインターゲットに設計されており、その並外れた飛距離だけでなくロッド全体でビッグワンの引きを吸収して耐え、その復元力を活かしてリフトさせることができるのだそう。
「曲がりをリフトパワーに変換」するゼナックのブランク成型技術と東レのスーパーカーボンTORAYCA® T1100Gが融合した傑作モデルです。
Model | Length | Lure | PE Line | 推奨リールサイズ | Price |
TC86-110G | 8’6″ft | 70-160g | MAX 8 | SW8000~18000 | ¥102,300( 税込) |
ゼナック公式「TC86-110G」オンラインショップページはこちら
50kgオーバーのキハダにも対応した 「SINPAA」
そしてもう一機種、キハダキャスティングにオススメしたいロッドが、「SINPAA(シンパ)」。
「シンパ」はヒラマサキャスティング用に設計されたロッドで、細部にまでこだわり抜いた特化仕様のモデルです。
「トビゾー」と同様にグリップにはヘキサゴングリップを搭載されており、ブランクもビッグワンのダッシュをスムーズに受け止め、可変するトルクフルなベリーとバットが採用されています。さらにダイビングペンシルなども操作しやすいティップセクション、ブランクテーパーと復元力など、キハダキャスティングにも対応した要素が多数搭載しています。
そのほかにも、トラブルレス・パワーファイトにも対応したこだわりのガイドが搭載。
ティップ付近のガイドに関しては、軽さを重視し、より操作性に優れたシングルラッピングを採用。それでいてトップガイドとその下のガイドはゼナックオリジナルの「アシストガイド」が搭載されています。
バット付近のガイドはファイト中の強力な引きも受け止められるよう、ダブルラッピングのパワーセッティングなど、ビッグワンとのファイトも想定した仕様に。ヒラマサはもちろんキハダキャスティングでも快適にキャストできる工夫が盛り込まれています。
以上のように「シンパ」もマグロキャスティグにもオススメ。特に、キャスティングゲームで多用されるダイビングペンシルやポッパーなどのルアーの操作性にも長け、遠投しやすく扱いやすいレングスなど、随所にこだわりや工夫が盛り込まれています。それでいてビッグワンにも対応できるので、安心して使用することができます。
SINPAA 83Hiramasa【ゼナック】
Length | Lure | PE Line | 推奨リールサイズ | 対象魚 | 通常価格 |
8′ 3″ | 65~130g | 5~8 | SW10000~14000HG | ヒラマサ 10~20kg overを対象 | ¥68,200 税込 |
ゼナック公式「SINPAA 83Hiramasa」ストア詳細ページはコチラ