もはや高比重ノーシンカーいらず!デンプシージャックの裏技的使い方紹介
こんにちは! 水野浩聡です。
夏ももう終盤…。
とは言うものの、日中は暑いは暑い。しかし、先日関西エリアを直撃した台風以降、水中のバスの様子が少し変わっていてもおかしくない。真夏のピークを完全に過ぎたイメージを僕自身はしています。
毎年、お盆のタイミングを境に、しかも強烈なゲリラ豪雨や台風で水の入れ替わりがあると、それを境にバスのモードに変化が見られることが多く、より回遊傾向が高くなったりするなど、バスも季節の進行を感じて少しずつ秋へと進んでいきます。
水の入れ替わり直後…ということを差し引いても、やはりいち早く秋の訪れを感じているバスはいると思って、普段この時期に釣りをするようにしています。
さて、そんな台風が過ぎ去った後のタイミングで、奈良県の室生ダムにお邪魔してきました。
水が入れ替わったタイミングの室生ダム釣行
台風による影響が少し残っていて、湖岸道路が一部通行止めがあったりするなど、釣りができるエリアが限られていたこともあり、ここは安全第一で無理せず、やれる範囲内だけの釣りとなりました。
濁り&増水、そして上流から流れてきたウッドチップなどが水面を覆っていましたが、その中でもやはり流れが少しでも当たるストレッチにベイトの反応が目で見られるくらいあって、バス自体は目視はできませんでしたが、そういった場所で時間を使って釣りをすることに。
ここで投入したのが、最近僕の中でコンフィデンスを感じている釣りで、どこに行っても反応を得られている「デンプシージャック(50)」を使用した釣り。
Name | Length | Weight | Type | Quantity | Price(税込) |
---|---|---|---|---|---|
デンプシージャック42 | 42mm(ボディ) | 約4.5g | Slow Sinking | 2 | ¥1,320 |
デンプシージャック50 | 50mm(ボディ) | 約7.5g | Slow Sinking | 2 | ¥1,375 |
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デンプシージャックの裏技的使い方
「デンプシージャック」って本来はPEラインをセットしたタックルで、水面下を連続ドッグウォークアクションでバイトに持ち込むことがコンセプトのエラストマー製のルアーですが、ボディー内部は中空になっているので、水が内部に侵入すると結構フォールスピードが出てボトムでも使いやすくなるんです。しかも、使用ラインはフロロカーボン16Lb!
水が入ることで、MHタックルの16Lbでも、飛距離は超ぶっ飛び。バイブレーション並みに飛んでいきますからね。
ボトムに落ちたら、あとは高比重系ノーシンカーワームでのボトムジャークと同じ要領で、ジャーク&ステイの繰り返し。
水深が浅い場所で、しっかりとフロロラインがボトムに沈んでいれば、ステイを入れずに連続ジャークでも、ルアー自体がボトムから離れにくく誘えます。
もはや高比重ノーシンカーいらず
軽さ、柔らかさを持ったエラストマー素材。さらにテールには細めのラバースカート。
内臓ウェイトはあるものの、内部に入った水でウェイトを稼いでいるので、シンカーに制御されにくい比較的ナチュラルなアクションが出せる。
そして、遠投した先でもフッキングが抜群に決まりやすい!というメリットがあり、正直僕の中では、これまでやってた高比重ワームのノーシンカーの釣りの出番が減ってしまうのでは?と思うくらい、その釣りでやってたことの全ての要素を盛り込みながらも、エラストマー素材のメリットも追加で含まれていて、ハイプレッシャーフィールドはもちろん、偏食タイプのバスにも連日口を使わせることができていて、かなり自信を持って投入しています。
とまあ、話しは長くなりましたが、この「デンプシージャック(50)」のボトムジャークを、流れの当たるスポットをランガンして投入していくと、グッドサイズが続々とバイト。
水が変わったタイミングでは場所選びが重要
話を最初に戻すと、水の入れ替わりがあった後ということで、特にこのタイミングでは回遊しているような動くバスが多く、限られたエリアの中でそういったバスが一時的にコンタクトするスポットを見つけるのは簡単ではなかったんですが、条件をしっかり満たした場所で時間をかけながら粘り強くやっているとバイトが突然出る!といった具合。
もの凄い量のバスが差しまくるようなA級スポットでは今回は釣りができなかったので、B級スポットメインの展開ではあったものの、その中でも良い釣りができたと思います。
まだまだ暑い日々は続きますが、季節が進めば進むほど、スポットに依存するというよりかは、スポットに一時的に立ち寄る といったバスの動きが見られるようになり、条件が整ったスポットでも、常にはバスはいない…ということも起こりうると思うので、今回のように似たようなスポットをランガンしたり入り直したり、また使用するルアーに関しても、カバーをねちっこく攻めることができながらも、横方向にも誘っていけるような「デンプシージャック」のようなルアーが、アングラー側にとっても便利になりますので、この手のタイプのルアーはあるとホントに重宝します。
また、このボトムジャークの釣りでは「デンプシージャック」の50ミリサイズをメインで使用。
小さい42ミリではなく、この50ミリサイズの方が、太いフロロラインを使えてラインの比重を最大限使ったボトム攻めができるし、先にも話した通り、圧倒的に飛距離も出せるので、50ミリを使うことがほとんどです。
タックルデータ
・ロッド:ポイズンアドレナ1610MH-2【ジャッカル×シマノ】
・リール:メタニウムHG【シマノ】
・ライン:レッドスプール(16Lb)【ジャッカル】
ぜひ、試してみてください! 凄い勢いでバイトしてきますから!
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