深い水深から魚などを釣り上げると、浮き袋が膨らんでしまいリリースしても生存率が…という状況になることがある。
そんな時は、溜まった空気を抜く「エア抜き」をすることで、魚が泳げる状態に戻すことができる。
レオンこと加来匠氏が紹介する方法は、ルミカの「神経絞めset SHORT」&「神経絞め LONG」を使用したエア抜きの方法だ。
まず、口から飛び出した胃袋などを、神経絞めset SHORTのニードルを使ってプシュっとエア抜き。
同様に、肛門部分からニードルを刺し込むことで、無駄な空気を外にだすことができる。リリースサイズであれば、これで生存率を高めたリリースが可能になる。
次に、キャッチした魚を美味しく持ち帰る方法としてご紹介するのが、血抜きと神経締めの方法。
まずは、魚のエラからナイフを入れて魚の延髄を切る。ここで重要なのが魚が生きていれば延髄のみを切り、死んでいれば延髄と尾の付け根の両方を切ること。この方がより血が抜けやすいのだ。このまま潮水に入れて30分から1時間程度、血を抜く。
血抜きをしたあとは神経締めを行う。まずは、目と目の間を目安にニードルを突き刺し、ワイヤーを通すための入口を確保する。その際、ニードルであらかじめ神経の場所を探しておくとよい(魚が痙攣する場所が◎)。
神経の位置が特定できれば、あとはワイヤーをニードルに沿わせて挿入するだけ。ウマくいけば魚が痙攣して体色に変化が現れるはず。これで神経締めは完了。
これで、釣った魚を最高の状態で美味しくいただくことができる。持ち帰りには、インクスレーベルから発売中の「食魚保存用 ロー引き紙袋」が便利そう♪
同じ魚でも締め方や持ち帰り方で味が変わる! ぜひそれを実感してみてください♪