一般的なPEラインの比重は約0.97とされています。では何に対しての0.97なのかといえば、水の1に対して。ご存じの方も多いとは思いますが念のため(笑)。そんなわけで、PEラインは水に浮く。
けれど、近年は高い比重のPEラインの活躍の場も増えてきています。言い換えると、PEラインの感度を活かしながらも水に沈む(馴染む)と、よりメリットを感じる状況があるということ。
沈む&馴染みがよい!PEワイルドジャークエギ
今回ご紹介したいのは、ゴーセンのPEワイルドジャークエギ。重見典宏さんが開発に携わったラインとしてご存じの方も多いかもしれませんね。
エギングにはPEラインが不可欠といえます。しかしながら風が吹くと若干使いづらくなり、水にも浮くPEラインは、状況によってはせっかくのPEラインのメリットをスポイルされてしまうことも。
そのためにW‐Core製法と呼ばれる「高比重繊維」と「PE芯」を採用し、強度や感度を落とすことなく高比重化したのがPEワイルドジャークエギです。
そのあたりについては以下の記事もどうぞ!
渓流ルアーフィッシングにも
さてさて、そんなPEワイルドジャークエギは、もちろんエギング用に開発されたライン。しかしながら、その強度や感度を落とさずに高比重である点から、ネイティブトラウトで使用する時もあるというのがGOSENフィールドスタッフの小林祐二さん。
出典:ゴーセン公式
小林 祐二(Yuji Kobayashi) プロフィール
近年の渓流ルアーではPEラインを使用する方も多くなりました。そんなネイティブトラウトにおいて、やはり馴染みのよいPEラインは非常に効果的だそう。
当然、膨らんで水中に入らないというか、ルアーとより直進的になるために操作感がダイレクトになる点。また、高比重なので一般的なPEラインと比較すると風にも強くなり、ここ一番の精度を求めたいキャストにも重宝する点。さらに水中で流れの影響を少なくすることで、ルアーの細かなアクションをより繊細に付けられるなどのメリットがあるそうです。
特に増水している時には、そのアドバンテージを感じることが多いそう。
PEのメリットを損なわずに沈ませたい場面…意外とありますよね。エギング用ラインではあるけれど、ほかにも活躍の場がありそうなPEワイルドジャークエギ、ぜひチェックしてみてください。
号数(Lb) | 参考直強力(MAX:kg) | 比重 | 150m巻き | 210m巻き |
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0.5(9lb) | 4.1 | 1.24 | 〇 | 〇 |
0.6(11lb) | 5.0 | 1.19 | 〇 | 〇 |
0.8(13lb) | 6.0 | 1.14 | 〇 | – |
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