およそ1万円で実用性十分なオクマのスピニングリール「エピクサーXT plus」の特徴とITXとの比較
多くのリールを展開しているメーカー「okuma」の中でも、本体価格（税抜）11,500～13,500円というロープライスで実用性十分なスピニングリールがエピクサーXT plus。
およそ1万円でリーズナブルなエピクサー
出典：実勢価格ではアンダー1万円であることも多いリールだが、思った以上にしっかりしていて、これから釣りにハマりそう…なんて方にもピッタリな汎用性が魅力。
まずスペックを見ていくと以下の通り。
| 型番 | ギア比 | 最大ドラグカ (Kg) | 自重(g) | 糸巻量 ナイロン(号-m) | 糸巻量 PE(号-m) | 替えスプール糸巻量 PE(号-m) | 最大巻上長 (cm/ハンドル 1 回転) |
ベアリング数 BB/ローラー |
本体価格(円) (税抜) |
| EPXT-20PLUS | 5.0 | 5 | 208 | 1.5-130, 2-100, 2.5-80 |
0.6-260, 0.8-190, 1-160 |
0.6-150, 0.8-100, 1-85 |
61 | 7/1 | 11,500 |
| EPXT-30PLUS | 5.0 | 8 | 249 | 2-220, 2.5-180, 3-150 |
1-340, 1.5-230, 2-170 |
0.6-210, 0.8-150, 1-125 |
69 | 7/1 | 12,000 |
| EPXT-30H PLUS | 6.0 | 8 | 255 | 2-220, 2.5-180, 3-150 |
1-340, 1.5-230, 2-170 |
0.6-210, 0.8-150, 1-125 |
85 | 7/1 | 12,000 |
| EPXT-40PLUS | 5.0 | 10 | 304 | 2.5-240, 3-200, 4-150 |
1-470, 1.5-320, 2-235 |
1-170, 1.2-150, 1.5-120 |
76 | 7/1 | 13,000 |
| EPXT-40H PLUS | 6.0 | 10 | 310 | 2.5-240, 3-200, 4-150 |
1-470, 1.5-320, 2-235 |
1-170, 1.2-150, 1.5-120 |
94 | 7/1 | 13,000 |
| EPXT-55 PLUS | 5.0 | 12 | 316 | 4-250, 5-200, 6-160 |
4-165, 5-130, 6-100 |
2-210, 2.5-180, 3-150 |
87 | 7/1 | 13,500 |
20・30・40・55という番手で（Hはハイギアモデル）、イメージとしてはライトリグを扱うような機種からショアジギングなどで使用できるリールというところでしょうか？もちろん、フレッシュでもソルトでもOK。
オクマ公式エピクサーXT plus詳細ページはこちら
エピクサーの特徴
ボディには軽量で硬質なC-40Xカーボンファイバーを採用。そしてオクマらしいTCA（トージョン・コントロール・アーマー）構造が目を引く。
これはリールフット部分が独立するような仕組みで、ボディを両端から支持。一般的なスピニングリールでは、片面がリールフットにつながり、もう片方はカバーで固定することが多いのですが、両側支持で巻きブレが少ない仕様となっています。
また、ローターも大胆に肉抜きされた形状で「サイクロニックフローローター」と呼ばれるもの。回転させると渦のような風を生み出す仕組みで、リールを巻きながら同時に潮水などを風で飛ばす。要は水分の侵入を軽減させるのが目的。
PE対応スペアシャロースプール付き
そして、ナントいってもアルミ替えスプールが最初からセットになっていること。
PE対応の浅溝替えスプールで、汎用性の高さに広がりを見せる。
そのほかベアリングは7BB+1RBとなっていて、マシンカット真鍮製ピニオンギアを採用。巻き出しの軽さを前面に出すというより、巻き始めたら滑らかに回るような感触となっています。
このあたりは実釣インプレもどうぞ！
実売およそ1万円でアルミ替えシャロースプール付きというのはなかなかの破格！
ちなみに、近しい価格帯のオクマのスピニングリールにはITXがある。
△こちらはITX
ITXには替えスプールがないが、ハンドルがエピクサーXTが共締めなのに対し、ITXはねじ込み式。また採用されているメイン素材のC-40Xカーボンが、エピクサーXTがボディに採用されているのに対し、ITXではボディ・サイドプレート・ローターといった大型パーツ部分に採用されている点。
PE対応シャロースプール付きなエピクサーXT、替えスプールはないけれどパーツマテリアルをよりブラッシュアップさせたのがITXといえるかもしれませんね。このあたりは選択肢になってくるのではないかと。
ということでエピクサーXT Plusをご紹介しました。別格に尖っているとか軽いとかはないんだけれど、1万円ほどで十分に実用レベルなリールで汎用性も高いので、これから色々な釣りを始めてみたい方にもよいのではないでしょうか。
