少し前に、ダイワフィールドテスターであり、千葉・勝浦港の宏昌丸の現役船長である吉清良輔さんのオフショアヒラマサジギングの様子をお伝えしました。
前回は、性能と価格が超高バランスなスピニングリール「カルディアSW」の2023年追加機種のひとつ8000-Pについてご紹介。
そこでもお伝えした通り、夏という季節柄もあってバイト自体はヒラマサをキャッチしたワンチャンスのみ。それをしっかり捉えただけに、サイズ云々ではなく価値ある1匹。
ワンチャンスをモノにしたソルティガTGベイト
さて、その際に吉清さんが使用したジグはソルティガTGベイト。「もはや餌」のフレーズがすっかり板についたTGベイト。ジギンガーの皆さんの中にもピンチの時の〝お守り〟としてタックルボックスに忍ばせている方も多いのではないでしょうか?
ソルティガTGベイト
出典:ダイワ公式
ソルティガTGベイトは80g以上のウエイトで、元祖TGベイトは60g以下のラインナップ。オリジナルと比較し、ソルティガTGベイトはラインアイが、大きめのリング・スナップを使用した際の使い勝手を考慮した設計にされていたり、ボディのエッジなどに再度手が加えられている。ソルティガの名が付くように、特にオフショアでの使用をさらに突き詰めた設計となっています。
サイズ (mm) |
標準自重 (g) |
色数 | メーカー希望 本体価格(円) |
---|---|---|---|
80 | 80 | 24 | 2,800 (リアルイワシ、リアルアジ=2,900) |
87 | 100 | 24 | 3,050 (リアルイワシ、リアルアジ=3,150) |
92 | 120 | 24 | 3,450 (リアルイワシ、リアルアジ=3,550) |
99 | 150 | 24 | 4,200 (リアルイワシ、リアルアジ=4,300) |
105 | 180 | 24 | 5,000 (リアルイワシ、リアルアジ=5,100) |
食わせるTGベイト
実は、吉清さんが使用したのはこのソルティガTGベイト一択。ベイトサイズや、ターゲットが好むアクションに応じてジグセレクトをするのだが、この時の状況としては一番の狙いであるヒラマサは比較的小さなイワシに偏食気味な時期であったことから。
実際にタフな状況からワンバイトを確実に物にしヒラマサをキャッチしたわけですが、では小さければ他のTGジグでもよいのかというと、やっぱりそうではなく。
吉清さんが意識していたのは、バシバシ飛ばすようなアクションではなくて、幅は小さめ・スピードも速くない。スローとまではいかないけれど、ガンガンシャクって飛ばすようなアクションではなかったのです。
小さく遊泳力もそこまで強くないベイトを演出し、捕食しやすい餌を食べているようなその時のヒラマサの状況に合わせた。
そこにソルティガTGベイトがマッチ。ジャーク幅をある程度抑えることで、ジグが暴れ過ぎないようにスイスイと泳ぐようなスイミング。またソルティガTGジグはフォール時間をある程度稼ぎながら、スライド幅は少ない。要するに横の幅が、中心から大きく逸脱しない。
スイッチを入れてリアクションを誘うというより、「食べやすさ」を演出することで、ついついヒラマサも口を使ってしまった…というところでしょうか?
何はともあれ、バイトもない中でワンバイトを見事に捉えただけに、正直驚きました(笑)。もはや餌のフレーズ通り、やっぱり確かにソルティガTGベイトは餌だった、そう思わせてくれたのでした。
2023NEWカラー
さて、今回使用したソルティガTGベイトですが、2023年NEWカラーが5色追加されていることにも触れておきましょう。
追加されたカラーは…
・フラッシュリアルアカキンマイワシ
・フラッシュリアルグリーンゴールドマイワシ
・MGケイムラブルピン
・MGケイムラアカキン
・MGケイムラグリーンゴールド
大別すると、リアル魚系カラー2色とケイムラが3色追加されたことになる。これまで以上にカラーの選択でも多角的に攻められるようになるはず!
ぜひチェックしてみてください!
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