日本のトップトーナメントシリーズ「2018年JBトップ50」。その第3戦七色ダム(奈良県)の結果については速報でお伝えした通り。
その配信記事はこちら
https://www.lurenewsr.com/26843/
今回はさらに詳しい内容を!というわけで現場で取材を担当したルアニューOB柳生豊志の詳細レポートをお届けします!
2018年JBトップ50シリーズ第3戦東レ・ソラロームカップが、7月6ー8日に奈良県七色ダムにて開催された。西日本各地に大災害をもたらした豪雨期間の真っ最中だったため、公式プラ時から連日豪雨が続いた。
しかし最終日のみ晴天無風という、これまでにはあまりなかったコンディション。濁りとクリアアップが目まぐるしく展開する難しい状況の中、ルーキー藤田京弥が独自のトゥイッチ・サイトフィッシングで、並みいる強豪を完璧に抑えて初優勝を飾った。その藤田が大会で見せた独自のサイトの釣りを紹介したい。
出典&アイキャッチ出典:JB/NBCニュース
優勝した藤田京弥プロフィール
藤田京弥(ふじた・きょうや)…1996年生まれの22歳。埼玉県出身、山梨県在住。6歳から釣りをはじめ、18歳でヒューマンフィッシングカレッジに入学。卒業と同時にJBマスターズ・シリーズにエントリーし、初年度年間20位。JB河口湖Aとダブルで昇格資格を得てTOP50へ参戦。得意技は河口湖仕込みのサイトフィッシング。管理釣り場とスーパーマーケットでバイトしながら参戦費用を捻出している。トップ50参戦2年目の藤田夏輝は実の兄だ(初の兄弟TOP50プロ)
難攻不落の七色ダムの人気・支流「西ノ川」を攻略した藤田京弥が優勝
七色ダムといえば、ロクマルの聖地、そしてハイシーズン中は数釣り場としても有名な超人気フィールド。
その七色ダムの支流の1つとして知られる西ノ川(にしのかわ)といえば、難攻不落の関西最難関フィールドとして名高い。
西ノ川は流域は短いが見えバスは多い。ロクマルもゴロゴロ。だが超難しい。超超ムズい。どれもがルアーやアングラーの攻め手を知り尽くした超天才級バスばかりで、トップ50の中のさらにトップクラスのサイトフィッシングの達人をしても、満足に攻めきれる者はいない。
ゆえに七色ダム戦の場合は「西ノ川を制する者が試合を制する」ともいわれているほど。ちなみに昨年は青木大介選手が西ノ川を制し、準優勝している。
で、今年の西ノ川の覇者は、藤田京弥選手だった。弱冠22歳、今年初参戦のルーキーでありながら、誰もがあきらめてでていった西ノ川を中心にサイトで狩り、3日間安定したスコアを持ち帰り続けたのだ。ではその手法を具体的に見てみよう。
JBトップ50 2018 第3戦in七色ダム 総合成績上位5傑
順 | ゼッケン | 氏名 | 重計 | Day1重 | Day2重 | Day3重 | 獲得p |
1 | T5032 | フジタキョウヤ藤田京弥 | 15,215g | 4,640g | 6,265g | 4,310g | 50p |
2 | T5021 | オオツカシゲル大塚茂 | 14,485g | 4,425g | 4,800g | 5,260g | 49p |
3 | T5028 | ハヤノタケシ早野剛史 | 14,468g | 2,938g | 5,510g | 6,020g | 48p |
4 | T505 | コバヤシアキヒト小林明人 | 12,269g | 4,108g | 4,945g | 3,216g | 47p |
5 | T5035 | アリサトタク有里拓 | 12,175g | 7,725g | 3,358g | 1,092g | 46p |