タックルも狙う魚種もライト。
疲れにくい、そして手軽で簡単。
遂にシーズンイン「SLJ(スーパーライトジギング)」。ボチボチ楽しまれている頃ではないでしょうか? 比較的手の出しやすいジャンルでもあるので、普段他の釣りを楽しまれている方が始めてみたり、お子様や女性の方からも広く支持されていますよね。さて! 手軽で簡単な釣りですが、“不意の大物や状況変化に対応する為に”、大事ですよね…、タックルセッティング。皆さんは万全な装備で楽しまれていますか?
【ジャッカル】杉山代悟のSLJタックル装備を紹介!
先日、WEB連載ジャッカルソルトでもお馴染み、“杉山代悟”さんとSLJロケに行ってきました。その際に使用しているタックル一式を色々教えていただきましたので、今回はこの場で装備一式を紹介! ぜひ普段の釣行に役立ててみてくださいね。
杉山代悟 Sugiyama Daigo プロフィール
ロッド:バンブルズ エクストロ SLJ
まず、使用ロッドはジャッカルのSLJ専用ロッド「バンブルズ エクストロ SLJ」。
全国各地の近海エリアを中心に様々なターゲットを視野に入れて開発されたモデル、ブリやハマチなどの青物をはじめ、イサキ、マダイ、アジやサバ、さらにキジハタやカサゴなどのロックフィッシュといった幅広い魚種にシッカリ対応する作りに。
Name | Length(ft/m) | 継数 | Weight | Lure(g) | Line | Price |
---|---|---|---|---|---|---|
【2022年NEW】BBXS-S66-SLJ+PS | 6’6″/1.98m | 1 | 156g | MAX 100g | PE ~ #1.5 | ¥37,400 |
BBXS-S66-SLJ | 6’6″/1.98m | 1 | 157g | MAX 60g | PE ~ #1.2 | ¥35,200 |
BBXS-C64-SLJ | 6’4″/1.93m | 1 | 147g | MAX 80g | PE ~ #1.5 | ¥35,200 |
ジャッカル公式「バンブルズ エクストロ SLJ」詳細ページはこちら
「バンブルズ エクストロ SLJ」の最大の特長はSLJ専用ロッドに求められる繊細さを備えつつ、粘り強いブランクが採用されていて不意の大物とのやり取りを安心して行えるトコロ。主軸となるカーボンソリッド素材を強化するため、必要な部分にカーボンを巻いて補強を施したジャッカルの独自製法“EXTRO-S製法”の採用により、強靭なパワーを秘めた作りに。ベリーやバット部など、必要なポイントごとに補強が入っていることで、従来より調子に変化を出すことが可能。ソリッド特有の繊細さでしなやかさを活かしつつ、剛性感にも優れているという相反する要素を両立しています。
また、想定外の大物とのファイトに備える為、強度と品質を重視した、富士工業ステンレスフレームSic-Sガイドが採用されています。さらにダブルラッピングでブランクへのダメージも軽減。
使用機種は“BBXS-S66-SLJ”と“BBXS-C64-SLJ”
さて! 今回のロケで“杉山代悟”さんが現場に持ち込んだのはスピニングモデルの“BBXS-S66-SLJ”と“BBXS-S66-SLJ+PS”の2機種。前者はスピニングの釣りで軸になる汎用性に優れたモデル。使用頻度の多い60gまでのジグを快適に扱える機種になります。一方後者は、80gクラスの少し重めのジグで深場を攻める釣りに重宝。大型のターゲットが狙える海域では、こちらのモデルが軸になることもしばしば。PS(パワースペック)が物語る強靭なブランクパワーは、大型の青物やサワラなどの強烈な引きに対して、余裕をもってファイトできるポテンシャルを秘め、不意の緩みを防ぐダブルロックシステムや、深場でのジグコントロール性など全てがPS(パワースペック)。
では、“杉山代悟”さんなりの2機種の使い分けについてこれから解説していきます。
30m前後の比較的シャローエリアで活躍したのが“BBXS-S66-SLJ”。
ベリーからティップが柔らかいことによって、30~60gくらいまでのジグやスピンテールジグなどの操作を快適に行うことができます。ロケ当日はこちらの機種がほとんどメインとなりアカハタやソウダガツオなど、底物と回遊魚を見事攻略することに成功! SLJロッドを入手したいけどどれにしようか迷っているというような方にも汎用性に優れたこちらの機種がオススメです。
それから60gを越すジグを扱う時に活躍したのが“BBXS-S66-SLJ+PS”。
“BBXS-S66-SLJ”よりも全体的に張りがあり、80g~100gくらいまでのメタルジグを使用する際に重宝する機種。SLJ釣行でも場合によっては水深80mを越すような深い水深で行ったり、大型が良く出るポイントで釣りをするような時も、こちらの1本があるとカナリ重宝します。ロケでも数釣りを堪能した後に、最後大物狙いで深場へエントリー。そこで何と!80cmクラスの青物を捕獲。長めのファイト時間ではありましたが、無理のない程度にスリリングなやり取りを満喫していた“杉山代悟”さん。正に“BBXS-S66-SLJ+PS”を持ち込んでいたからこそ獲れた1本と言えますね。
リール:スピニングリール4000番
使用リールは両ロッド共にスピニングリール4000番を使用。
ただ、それぞれギヤ比が異なり“BBXS-S66-SLJ”に装着しているタイプはジグをゆったりシャクったりスピンテールジグをスローに引いてこれるようにローギアを使用。一方“BBXS-S66-SLJ+PS”には、深場で大型魚種とのやり取りを想定し、巻き上げ時に少しでも負担を軽減するという意味で、“BBXS-S66-SLJ”よりギア比の高いリールを使用。使う用途に応じてロッドと同様リールも使い分けたいトコロ。
メインライン:PEライン1号
メインラインは両モデル共通してPEライン1号を使用。
軽くキャストしたり早潮時にも1号くらいだと過度に流されることもなく、強度も80cmクラスの青物が獲れるくらいなので充分ではないでしょうか?
リーダーはフロロカーボンラインを使用。
ただ、タックルごとに異なり、“BBXS-S66-SLJ”には5号を使用。そして“BBXS-S66-SLJ+PS”には深場で使用して、大型が掛かることも想定し、6号を使用。リーダーの長さに関しては軽くキャストをすることもあるので、ガイド絡みが無いように1ヒロでセッティング。
SLJ(スーパーライトジギング)でもエリアによっては10m未満の浅場を攻めたり、100m近い深場を狙ったり。それから20cmほどのサイズから大物だと90cmクラスのブリサイズが掛かること。“どこで何が掛かるか分からない”という点も魅力の1つ。ぜひそういった“変化”を楽しむためにもタックルセッティングを大切に、今シーズンも思いっきり楽しんでみてくださいね!