【ロープロ版ソルティガIC】「電子ドラグサウンド」を手巻きICリールに初搭載！圧倒的なドラグ性能と巻き上げ力「ティエラ LJ IC」

2023年07月01日

スローピッチジャークを軸に青物や根魚を狙うスロージギング。

フォールを中心にターゲットを狙い、アクションもそれほど激しくなく、はじめてみた！はじめてみたい！というアングラーも多いはず。

ということで、今回紹介するのは「ロープロ版ソルティガIC」といわれるダイワの新作リール！

ティエラ LJ IC【ダイワ】

発売中

「ティエラ LJ IC」が目指したのは、圧倒的なドラグ性能と巻上性能を備えるジギングリール。

強力なドラグと、確かな巻き上げ性能を有することで、300gのジグを使用した際も不安を感じず、大型青物とのファイトも可能なリールに仕上がっています。

ロープロ版ソルティガIC

ATD搭載、最大ドラグ力は10kg。

これはソルティガIC300と並ぶドラグ力で、クラス最高峰といっても過言ではないかと。基本性能は、ソルティガIC300を踏襲した「HYPERDRIVE DESIGN」で磨き上げられ、まさに「ロープロ版ソルティガ」といえるリールになっているんじゃないでしょうか？

HYPERDRIVE DESIGNとは

「HYPERDRIVE DESIGN」とは、高い初期回転性能が長く続くことを目指し、全ての基本性能の水準を大幅に高めたベイト（両軸）リールにおける次世代の設計思想。

「ティエラ LJ IC」には、駆動系には「ハイパードライブデジギア」と「ハイパーダブルサポート」。耐久系には「ハイパーアームハウジング」と「ハイパータフクラッチ」が採用されています。

パーミングしやすいロープロボディ

ソルティガICと比較して約1cmほどロープロ化。手が小さいアングラーでもジグをしゃくる際やファイト時にしっかりと握りこむことができるようになっています。

冬場も冷たくならないのも丸型リールにはない魅力かと（笑）。

強靭タフなアルミ製ハンドルアーム

ワンピッチジャークでの青物など、様々なジギングシーンで使いやすいハンドルアーム長設定の75-85mmAL製クランクハンドルを搭載。

テクニカルな操作性とダイナミックな巻き上げをサポートしてくれます。

「電子ドラグサウンド」搭載で、強さだけじゃなく滑らかさも追及

最大ドラグ力は10kg。というのは前述した通り。さらに「ティエラ LJ IC」は、滑らかさも追及。

これを実現したのは、ATDとシンクロレベルワインド、そして手巻きICリール初搭載となる「電子ドラグサウンド」。

従来のドラグ機構は、音を鳴らすためのドライブギア内側のラチェット構造や音出しピン構造には、引き出し時に物理的抵抗が発生していたんだそう。この機構を取り除き、電子ドラグサウンドを搭載することで滑らかなドラグ性能と聞こえやすいドラグサウンドの両立を実現したんだとか。

ドラグ引き出し時の抵抗比較

ドラグ性能は、3種類から選択することができ、より聞こえやすいドラグ音に設定することが可能。もちろんOFFに設定することもできます。

シンクロレベルワインド

シンクロレベルワインドもドラグ性能の飛躍に大きく貢献。

レベルワインドがライン位置とシンクロして左右に追従することで、ターゲットの不意の突っ込みでラインが引き出される瞬間にムーズなドラグ作動をサポートしてくれます。

さらに、スプールとレベルワインドとのライン放出角が小さくなり摩擦抵抗が軽減されること。細糸PEでもラインブレイクを気にせず、安心してファイトに集中できます。

水中を把握しやすさICカウンター

アングラーが見ることができない水中を精度高く把握できるICカウンターを搭載。できることは以下。

・10cm単位水深カウンター

・デプス（深度）アラーム（1回/3回/5回/OFFの選択方式）※出荷時はフォール5回、アップ1回設定

・巻上げ速度表示

・落下速度表示

・LEDバックライト（5秒点灯/常時点灯/OFF）※出荷時は「5秒点灯」設定

・船べりアラーム

・糸切れ一発補正

・糸長入力（0.4号以上より入力可）

・P3引き出し入力30-60m仕様

・タイマー表示（仕掛けの投入時間を表示）

電池交換即対応

ICリールにありがちな不意の電池切れにも即対応。専用工具は不要で、コインさえあれば瞬時に閉・開封できる、キズに強く防水仕様の電池蓋を搭載。

小中孝浩氏 × ティエラ LJ IC

丸型リールでしか出来なかった釣りが可能に。
フィールドテストでプロトタイプを渡されたのが初めての出会いでした。
「SALTIGA ICと同じギア」「フレームにはALを使用」、「ドラグ性能はSALTIGA IC以上」…と色々な説明を受けましたが、正直期待はしていませんでした。なぜなら従来のロープロリールではボディが撓むし、耐久性も良いとは言い難い。常に過酷な環境に晒されるオフショアジギングにはいくら中身が変わったとて限界があると思っていたからです。
しかし、いざ使って魚を掛けてみると、ヒラマサやブリが滑らかな巻き心地と共にグイグイ寄るし、ドラグを少し抜いてやると電子音が鳴りながら、手元や竿先が全くブレることなくラインが綺麗に放出される。テスト終盤には大型のマハタでさえも底で止め切る強いドラグ力。コンパクトなリールもここまで進化したかと常識を覆されました。そして、1日中釣り続けたのに、コンパクトボディのお陰で指先や手首の疲労度が激減していました。まさに今、近海で必要とされている全部入りのリールですね。

出典：ダイワ公式

ラインナップ

ラインナップとしては、ギア比6.3、7.3の2種類。

品名	巻取り長さ（cm/ ハンドル1回転）	ギア比	自重（g）	最大ドラグ力（kg）	標準巻糸量 PE （号-m）	スプール径（mm）	ハンドル長さ（mm）	ベアリング（ボール/ ローラー）	税別価格
200	78	6.3	370	10.0	2-300 3-200	Φ40	75-85	7/1	54,500
200L	78	6.3	370	10.0	2-300 3-200	Φ40	75-85	7/1	54,500
200H	91	7.3	370	10.0	2-300 3-200	Φ40	75-85	7/1	54,500
200HL	91	7.3	370	10.0	2-300 3-200	Φ40	75-85	7/1	54,500