伝説のバスロッドと呼ばれた名竿「ENDSVILLE（エンズヴィル）」。

その時代、一世を風靡していたロッドメーカー“ダイコー(DAIKO)”が揃えるバスロッドの旗艦店。古くからバスフィッシングをされている方なら、懐かく感じることでしょう。釣り事業から撤退し、10年近く経過した今でも愛用者が多く、その熱狂的なファンの1人が“ENDSVILLE（エンズヴィル）”という名竿を、“もっと使い続けたい、もう先は無いのか？”という思いに駆られ、自ら復刻に向けて行動。“自分にやらせて欲しい”と電話で依頼し復刻実現の条件が整うまでの期間は、約6年”、“どうしても復刻させたい”という想いと努力が実を結び、商標を得て開発の許可を取得。当時携わっていたブランク設計士と連携を取ることもでき、大分県の工場からメイドインジャパンクオリティーで再び…。“ENDSVILLE（エンズヴィル）”は名竿の名称でありブランド名として、世に姿を現すことに。

エンズヴィル

ダイコー(DAIKO) の名作ロッドを復刻させるため設立。 兵庫県西宮市に拠点を置き、株式会社iEAのフィッシング事業としてロッド開発＆製作を実施。ハイエンドバスロッドシリーズとして、琵琶湖や池原ダムに代表されるビッグバスフィールドでの使用を想定し、”硬さ”と粘り強さ”の最良のバランスを追求した、やり込む人のための正統派スタンダードバスロッド「エンズヴィル」のラインナップを現在拡大中。ロクマルフィールドで求められる、バスに主導権を与えない粘りと強靭さ、素材や製法などにも拘り、軋むほどロッドを締め込むターゲットとのやり取りも安心して行うことができ、使い手のわがままに対する自由度の高さ、使うほど手になじむＤブランクはエンズヴィルの真髄。これからも多くの名作ロッドを続々と復刻予定。

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ENDSVILLE（エンズヴィル）

やり込む人のための正統派スタンダード。

半世紀に渡りブランク製作を続けてきた経験から生み出される熟練の枠、当時のブランクを再現し、「投げる、掛ける、寄せる、浮かせる」というバスフィッシングの基本を追徹底求、「ENDSVILLE（エンズヴィル）」が再び世に降臨。

エンズヴィル公式「ENDSVILLE（エンズヴィル）」詳細ページはこちら

“色のない”ことをコンセプトに、誰かの色に染まることもなければ、誰かへの信仰に支えられるものでもなく、“流行や信仰に捉われず最良を目指し”マイスタイルを追求。デザインもシンプル、長期間愛用し続けても飽きのこない色合いに。2021年8月に復刻を実現してから、EC71M、EC69M、EC71ML、EC71MHの4機種が展開されてきました。

2023年は待望のスピニングモデルが2機種登場！

名竿「ENDSVILLE（エンズヴィル）」の復刻…、これから数々の名作番手がよみがえっていく訳ですが、2023年7月末～8月末以降にかけて、早速新機種が登場。フィネス攻めに特化した待望のスピニングモデル“ES66L”と“ES66ML”の2機種が追加に。

今回の記事では前者を、次回は後者を紹介する形で、2回にかけて新機種紹介とさせていただきます。では早速ES66Lの紹介に移ります。

ES66L（ライトリグスペシャル）

汎用性の高い「ENDSVILLE（エンズヴィル）」のラインナップの中でも、こちらの“ES66L”はその名の通りライトリグの食わせに特化した専用モデル。ティップセクションに独特なテーパーを持ち、手元のアクションでティップだけを揺らす繊細な動作で、場所を変えずルアーだけにアクションを加えるという究極な技が可能。

エンズヴィル公式「ES66L（ライトリグスペシャル）」詳細ページはこちら

 

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正直、クセのある設計です。

キャスト時や取り込みの際に少しコツや慣れが求められますが、それを習熟し扱えるようになれば普段の繊細なルアーアクション、キャストを1ランク上げることが可能なモデル。「ENDSVILLE（エンズヴィル）」ならではのブランクの強さ、究極の柔軟性を共存させた逸品をぜひ体感してみては如何でしょうか？

対ビッグバス、強くて粘るブランク周り

シリーズ共通した特長からまずお話させていただくと、琵琶湖や池原ダムといったビッグバスフィールドの使用が想定されているロッドシリーズ、ブランク周辺は硬さと粘り強さを最良のバランスでセッティングされています。クセの強いアクションと強度の両立を図りながら軽量化も実現している仕様。独自のダイコーブランクを継承した“D-BLANK”はリフティングパワーに優れ、ビッグバスを効率良く獲れるハイパワーの証。

コンセプトに基づく実釣テスト、多岐にわたる品質テスト。

これらの条件をクリアしないと世に送り出せない、逆を言えばクリアしたモノは正式に製品化。当たり前のことが当たり前にされていたことが長年支持されてきた理由。当時から受け継がれてきたロッドの在り方である、“魚とのやり取りで強く良く曲がる”ことを一切ブレさせず追求、芯に力のある粘り強さと剛性感を纏った“D-BLANK”。半世紀余の経験や知識を秘めたブランク設計技術が継承され、国内最高峰のグラファイト/グラスファイバーマテリアルを採用。絶妙な剛性と弾性のバランスを実現し、入念に下処理が施されたブラックカラーに仕上げられ、低弾性～超高弾性まで、幅広い弾性率の素材を、各モデルの用途やコンセプトに応じてセッティング。「ENDSVILLE（エンズヴィル）」の真髄と言える、トータルバランスに優れる高強度で軽量なブランク。

シッカリ食い込ませることができるティップセクション

ロッドの振り幅とラインスラックを上手く利用してルアーをコントロール、それから魚にリグをシッカリと咥えこませることのできる高い追従性を備えたティップセクションも大きな魅力。

究極の弾性差を活かした異弾性コンポジットの極み。

チューブラーブランクながらソリッドティップを超えるようなティップセクションの追従性を追求、シェイキング時の過度な胴ブレを徹底排除しライトリグを繊細に操ることを可能にします。

ショートストロークでフッキングを決める為の、急激に立ち上がるベリー～バットセクションが特長の“ES66L”。超マニュアルとも呼べる仕様でカナリの上級者向け、競技志向なエキスパートモデルであるためキャスト＆ファイトはカナリの習熟が必要。それだけの特殊な作りでフィネス攻めを追求したバランスに仕上げられています。普段のフィネス攻めを1ランク上げたい方はぜひこの究極のセッティングをお試しアレ。

ディテールについて

まだまだ多くのコダワリを秘めた「ENDSVILLE（エンズヴィル）」の新機種、“ES66L（ライトリグスペシャル）”。引き続き他の魅力を紹介していきます。

FUJI製 VSS16を使用。ノンスリップラバー加工により、フィット感を向上。僅かなバイトも逃すことなくとらえることができます。

AAAクラスの高硬度コルク、ハイカコルクを使用し、オリジナルデザインを踏襲したセパレートグリップ。軽量化とリール装着時の絶妙なバランスを実現。

FUJI製ハイテンシルチタンフレーム＋Sicガイドをセット。計算されたラインマネジメントにより、D-BLANKの持つポテンシャルを最大限に発揮。

自分色にこだわり続けるバサーの右腕になるラインナップを今後も続々と復刻予定。国内生産の高品質さ、数々の伝説を組み上げてきたブランク設計士の粋をぜひご体感アレ。それから今後の記事では、新機種の紹介以外にも、“D-BLANK”を深掘りする内容から「ENDSVILLE（エンズヴィル）」の全ラインナップ紹介、実釣レポートといった実践的な内容などなど…。旬の情報を続々とお届け予定。今後の関連情報にもぜひ注目していただきたいトコロです。