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「テールマッカートニー」という新機軸ワームのこと

連載:加来 匠レオン「ライトゲームマニア」
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今回はプロダクトミーティングで一週間にわたる出張中なので、ちょっと簡単な原稿内容となりますが、現在進めている新製品について少し触れておきます。

レオン 加来 匠(Kaku Takumi) プロフィール

加来匠(かく たくみ) 中国&四国エリアをホームグラウンドとし、メバルやアジ、根魚全般の釣りを得意とする生粋のソルトライトリガー。レオンというのはネットでのハンドルネームとして使い始めたが、いつの間にか、ニックネームとして定着。ワインドダートやSWベイトフィネスなどを世に広めた張本人、新たなスタイルを常に模索中! 「大人の遊びを追求するフィッシングギアを提供する」ことを目的としたプライベートプロダクション「インクスレーベル」代表もつとめる。

インクス新機軸ワーム【テールマッカートニー】

こだわったのは「水押し」

このワームはいわゆる“グラブ”ですが、こだわったのはリトリーブ時やフォール時の「水押し」の強さです。

出先での粗雑なイラストで申し訳ないのですが、絵で示したようにスローリトリーブやフォール時のテールアクションが一般的なグラブテールとはかなり違ってきます。

図の上がテールマッカートニーで、下が通常のグラブとなります。絵はあくまで大まかなイメージとなりますが、まず通常のグラブはテールが伸びて動く時、シルエットが横から見ると菱形に見えるのですが、上のテールマッカートニーの場合は三角に近いシルエットに見えるようになっています。

これはテールの厚みや幅や角度とマテリアルの硬度で調整するわけですが、求めたのは巻き始めにしっかり水を押す事と、フォール時にも強いコーリングパワーを発生させることです。

今後の展開と好調だった実釣テスト

8月発売予定で進めており、サイズは「L/3.8インチ」と「S/2.8インチ」の二種。

そして、双方ともカラーは5色展開。カラーリングもこれまでのインクスワームにはなかった彩色も採用して新たな展開を求めるものとなります。

実釣テストも今回は僕では無く、インクスオフィシャルスタッフ「関門エリア堤防キジハタフゲームフリーク」である魚岡翼にLサイズを、そして「ミドルゲーム伝道師」である橋本佑介にエスサイズを担当してもらい、粛々と進めてきました。

そして製品版として完成した最終版は、狙い通り早い釣りにも遅い釣りにも高水準で対応するワームとなりました。

特に秀逸なのは、リフトからフォールに移った瞬間にバイトが多発するところです。これは特に、流れの中でマダイやキジハタを狙う瀬戸内ミドルゲームにおいて、ボトム付近で頻繁に行うリフト&フォールメソッドで顕著に見られる現象のようで、専任の橋本も満足げでしたし、何より「とても使いやすくてリグの存在感が得られやすいのでビギナーさんにも自信を持ってお勧めできる」と、珍しく熱く語ったのが印象的でした。

発売を是非お楽しみに(^^)

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