キープキャスト直前にダイワから衝撃の新製品発表がありました!
そのアイテムこそ、「EXIST SF(スーパーフィネス)」。
昨年にリニューアルされ話題を呼んだ「22EXIST」でしたが、今回新たに追加されるモデルは、SF(スーパーフィネス)!
SF(スーパーフィネス)とは、これまでのフィネスをはるかに超えた領域で、ミリ単位の精緻なコントロールを可能にするスピニングリールの設計思想。
「22EXIST」にはフィネスカスタムがなかっただけに、その登場を心待ちにしていた方も多いのではないでしょうか?
今回はそんな超気になる「EXIST SF(スーパーフィネス)」の詳細を解説していきます!
EXIST SF(スーパーフィネス)【ダイワ】
品番 | 巻取り長さ (cm/ハンドル1回転) |
ギア比 | 自重 (g) |
最大ドラグ力(kg) | 標準巻糸量 | スプール径 (mm) |
ハンドル長さ (mm) |
ハンドルノブ仕様 | ベアリング (ボール/ローラー) |
価格(¥) | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ナイロン(lb-m) | PE(号-m) | ||||||||||
SF1000S-P | 57 | 4.6 | 135 | 3.0 | 2.5-100 | 0.3-200 | 40 | 35 | HG-Iライト | 11/1 | 102,000 |
SF2000SS-P | 60 | 4.6 | 135 | 3.0 | 2.5-100 | 0.3-200 | 42 | 40 | HG-Iライト | 11/1 | 102,000 |
SF2000SS-H | 74 | 5.7 | 135 | 3.0 | 2.5-100 | 0.3-200 | 42 | 45 | HG-Iライト | 11/1 | 102,000 |
SF2500SS | 70 | 5.0 | 140 | 3.0 | 3-150 | 0.4-200 | 45 | 45 | HG-Iライト | 11/1 | 103,000 |
SF2500SS-H | 80 | 5.7 | 140 | 3.0 | 3-150 | 0.4-200 | 45 | 45 | HG-Iライト | 11/1 | 103,000 |
ダイワ公式「EXIST SF(スーパーフィネス)」詳細ページはコチラ
フィネスの限界を超えたスーパーフィネス
「EXIST SF(スーパーフィネス)」はその名の通り、フィネスを超越するスーパーフィネスの釣りを実現するため設計されたレーシングスペック。
その性能は、1gに満たないルアーでも高精度にキャストが決まり、ちょっとした水流の変化や、ボトムをタッチする感覚が手に取るようにわかる。ルアーがイメージどおりの軌道を描き、ターゲットの口に吸い込まれる。タックルとアングラーが一体となる瞬間。それも、水深十mを超えるディープゾーンで―。
といったように、これまでのイグジストでは得られなかった領域を体感できるようになったのだそう。
フィネスの限界を超えるために、「EXIST SF(スーパーフィネス)」では5つの再設計ポイントを設定。
各パーツにギリギリまで追い込んだセッティングを施し、限界まで軽量化。振り切って生まれたスプールのショート化。あえて防水性・耐久性の一部は犠牲にし、ターゲットを絞り込み、使用できるラインクラスに制限をかけるなどピーキーな仕様に磨きをかけたのだそう。
「EXIST SF(スーパーフィネス)」では、フィネスフィッシングに特化した性能を極限まで高めるために、ターゲットゾーンを明確に設定。
ラインクラスで言えば、フロロ・ナイロンなら4lb以下、PEなら0.6号以下。
例を挙げれば軽量なリグを用いたバスフィッシングや、マイクロスプーンなどを使うエリアトラウト、渓流のネイティブトラウト、そしてライトソルトが対象となります。
軽量化・コンパクト化を主軸とした5つの再設計
前述したとおり、「EXIST SF(スーパーフィネス)」では軽量化・コンパクト化を主軸とした5つの再設計が行われています。
ここからはその一つ一つを解説していきます!
「EXIST SF(スーパーフィネス)」ではこれまでのモデルと比較し、ボディサイズを大幅にダウン。
これにより、大幅なコンパクト化と軽量化を達成。スーパーフィネスの開発においてはモノコックボディのもつ強さの特性を、すべてコンパクト化に振り切ることで実現したのだそう。
手のひらに収まるようなボディは、同時にフェザリング性能も向上させているとのこと。
そして最も目を引いたであろう、スプールのショート化。
想定したラインクラスで必要な巻糸量のみを確保し、あえてスプール幅を大胆にショート化しています。
これにより、軽量化・コンパクト化を実現するとともに、ドラグの放出性能もアップ。ライン放出角が小さくなったことで、ラインがラインローラーを通過する際の抵抗が減り、ライトラインに特化したATD TYPE-Lの滑り出しが、より滑らかになっているとのこと。
メインシャフトを小径化。また、エアドライブシャフトで採用されている、ピニオン後端のボールベアリングを省略しています。
これにより軽量化に貢献。一方、メインシャフトを支えるカラーは、エアドライブシャフトと同等の高精度カラーを配置し、滑らかで静粛な巻き心地を実現しているのだそう。
今作ではあえてマグシールドを削減。
マグシールドをピニオン部のみに配置することで、想定釣種に対する防水・防塵性を確保し、軽量化を追求しています。
フィネスフィッシングで多用するドラグ域内での微調整を可能にするために最大ドラグ力を3kgに設定しています。
ボディユニットの詳細は公式HPにて確認することができます!
ダイワ公式「EXIST SFのボディユニット」詳細ページはコチラ
SF(スーパーフィネス)とLT(汎用性)の比較
そして一番気になるであろう、汎用型LTシリーズとの比較。
以下では、SF(スーパーフィネス)とLT(汎用性の比較)の性能の違いについて紹介していきます!
スプールのショート化による安定したドラグ性能が20%UP
一つ目が、ドラグ性能!結論から言うと、SFが約20%UPしているのだそう。
ここに影響してくるのがスプール幅。
ドラグ作動時、スプールから滑り出たラインは、ラインローラーを介して角度を変え、元ガイドへと送り出されます。
この際、放出されるラインにかかる抵抗は、ラインローラーにできるライン角度に応じて変化します。
ショートスプールのSFは、スプールからラインローラーに向かう際のライン角度の変化幅が少なく、ライン放出時にかかる抵抗のバラツキを抑制されています。
そのため、一定の速さでドラグが引き出された時に出るロッドティップの振れ幅が小さくなるのだそう。SFはLTに比べ、ロッドティップの振れ幅が約20%抑えられており、その分だけスムーズなドラグ性能を発揮しているのだそう。
飛距離約7%・スイングスピード約12%UP
そしてもう一つが、飛距離とそれに伴うスイングスピードの向上!
EXIST SFでは大幅な軽量化により、軽量ロッドと合わせた際の取り回し性能が向上。
2500番で比較してもEXIST SFでは、ウエイトが140gに対し、EXIST LTは160g。もちろんEXIST LTの160gでも十分すぎるほど軽量ですが、さらに突き詰めたのがEXIST SF!
スイングスピードはEXIST LTに比べて、約12%アップ(※)し、これにより軽量ルアーの飛距離も約7%アップ(※)。同じ距離へのキャストでは、より力を抜いて投げられるため、キャスト精度の向上するのだそう。(※グローブライド社比較テストによる)
ボディサイズが約20%コンパクト化
EXIST SFではフィネスに振り切った設計で、ボディも超コンパクトに仕上げられています。
同じ2500番でボディ体積を比較すると、EXIST SFはEXIST LTに比べ、約20%(※)のコンパクト化。(※グローブライド社比較テストによる)
これに合わせてボディ内に収まるメインギアとメインシャフトも小型化。必要十分な強度を保ちつつ、極限のコンパクト化を追求することで、軽量化に大きく貢献しているのだそう。
感度も約16%UP
そして感度も大きく向上しています!
その感覚は、水中のすべてが手の内にあるような高感度になっているのだそう。
感度とは、ハンドル駆動の有無を問わない、ラインからハンドルノブに伝わる振動伝達性能のこと。EXIST SFはEXIST LTに比べ、メインシャフトを小径化するなど、より繊細なパーツで構成することにより、約16%(※)の感度アップを果たしているとのこと。(※グローブライド社比較テストによる)
この数値は、リーリング時はもちろんのこと、リーリングを止めた状態の感度も向上を表しています。
そのほかにも「EXIST SF」の搭載しているテクノロジー、「AIRDRIVE DESIGN」については公式HPでも公開されています。ぜひあわせてチェックしてみてください!
ダイワ公式「EXIST SF フロントユニットテクノロジー」詳細ページはコチラ
出典:YouTubeチャンネル「DAIWA BASS【Ultimate BASS】」詳細ページ
出典:YouTubeチャンネル「DAIWA Salt Water Fishing」詳細ページ
以上、新たに発表された「EXIST SF」の紹介でした。
最高性能と称されたEXISTが、よりレーシングモデルに進化し、これまでにない感度と操作性を実現。フィネスを超越するスーパーフィネスの釣りが体感できるようになりました。
“汎用性を捨て去ってでも、その一点に磨きをかける”ダイワの覚悟が感じられるリールに仕上げられています。