2023年にフルリニューアルが発表され、話題を呼んだオリムピックのチニング専用ロッド「シルベラード」。

その一部機種が早くもが出荷開始されました！

今回は改めて「23シルベラード」について紹介していきます。また、他の機種も順次出荷予定とのこと。

23シルベラード【オリムピック】

前作の「17シルベラード」から約6年ぶりのフルリニューアルとなります。

ラインナップはスピニングモデルが3機種、ベイトモデルが2機種の全部で5機種の展開。

前作の人気機種を踏襲しつつ、ブランクスを一新。

トレンドのボトムゲームにフォーカスし、操作性や感度を高め、より深いレベルでチニングが楽しめるモデルへ進化しています！

オリムピック公式「23シルベラード」詳細ページはコチラ

ブランクス設計を一新

フルリニューアルにあたり、一番の注目がブランクス設計！

アクション・テーパーを一から見直すことで、現在のチニングシーンに合わせ進化を果たしたのだそう。

その新たな進化ポイントとして、ブランクス素材に高強度炭素繊維「トレカ®T1100G」を採用。これまでの「クワトログラファイトクロスXX」と「G-MAPS製法（PAT.）」に組み合わせることで軽量でありながら強い、より攻めたチニングロッドとして生まれ変わりました！

前作と比較しても、操作性と復元力がさらに向上し、感度と抜け感もさらに進化した仕上がりになっているとのこと。

メイン素材には最新のカーボンプリプレグ「トレカT1100G」が搭載。「トレカT1100G」といえば、言わずもがなの高強度と高弾性率化の両立を実現した、東レ（株）炭素繊維。

そこへさらに革新的微細構造制御技術「ナノアロイ®テクノロジー」を組み合わせることで、靱性を維持しながら弾性率が向上。

ちなみに「ナノアロイ®テクノロジー」とは、靱性を維持しながら弾性率を向上させるという、相反しする特性を両立させる東レ（株）の革新的技術。

つまり、簡単に言うとロッドの強度（硬さ）もあげつつ、弾性率（しなやかさ）も強化されているというもの。その効果は下記のグラフでも一目瞭然です！

「23シルベラード」では、「トレカT1100G」と「ナノアロイ®テクノロジー」を組み合わせることで、曲げ強度が13％もプラス、曲げ弾性率は9％プラスのデータも記録されているとのこと。

そのほかバッドセクションは、オリムピック独自の素材「クワトログラファイトクロスXX」が採用。

「クワトログラファイトクロスXX」とは、45゜方向に交差させ配列したカーボン繊維を織り込むことにより、曲げ、捻れ、圧縮への強さに対しても優れた特性を持ったカーボンシート。

これによりブランクスのしなり戻り（形状復元力）が速くなるため、エネルギーロスを最小限になるのだそう。

特に大型のチヌとのやり取りや、牡蠣瀬などストラクチャーが多いエリアでも主導権を与えることなく、スムーズに手元へターゲットを引き寄せてくることができます。

そして、ネジレ剛性の高いオリムピック独自の手法「G-MAPS」製法によって仕上げられているため、軽量かつ高強度、ブレの無いアクションを実現！　よって、チヌの強烈な引きにもシッカリ耐え、自然にランディングへと導いてくれます。

ジョイント部には全機種、高精度なスピゴットフェルール（印籠継）を使用。

ファイトやキャスト時にはスムースなベンディングカーブを演出します。

リールシート＆グリップ

リールシートはベイトモデルがECSリールシートを採用。

リールのホールド力に優れ、高感度で繊細な操作が可能です。

対してスピニングモデルには、VSSリールシートを採用。

軽量かつ細身の設計でライトリグなど繊細な釣りにマッチしているとのこと。ダウンロック方式で採用されています。

グリップはどちらも、高強度・耐食性に優れるEVAのセパレートグリップを採用。

ブランクタッチしやすいフロントグリップレス仕様となります。

ガイド＆ティップ設計

ガイドにはスピニング・ベイトともに軽量な「チタンフレーム・トルザイトリングガイド」を採用されています。

トップガイドのみチタンフレームSiCリングガイドが搭載されているとのことで、ロッドの持ち重り感の軽減のほか、感度も向上しています。

ティップセクションのブレなども軽減し、キャストフィールを向上させる効果も！

感度が求められるボトム攻略には欠かせないガイド設計になっているとのこと。

各機種の特長

「23GSILC-762ML」は、ベイトチニングのスタンダードモデル。

ピーキーさを排除した快適なキャストフィーリングを求めつつも、メリハリの効いたアクションに設定されているとのこと。

高い操作性、スタック回避性能を備えたティップと、離れた場所でもフッキングできるベリーを搭載しており、フィールドエリアを田和ずし活躍するモデルとなります。

前作の「20GSILPC-762ML-HS」のアクションをベースに、より攻撃的にリメイクしたのが「23GSILC-792M-HS」。

適度な張りのソリッドと硬いチューブラー部の組み合わせで繊細かつ攻撃的な釣りを得意としたエキスパートアングラーへ送る1本。

ハードソリッドティップ搭載で、超先調子のパリッと感でバイトを拾うセンサーソリッドとも言えるモデルに仕上がっているとのこと。

「23GSILS-742LML-HS」は、よりライトなパターンや底のズル引きなど乗せを意識した状況に対応したモデル。

搭載しているハードソリッドティップは、スタックを回避しつつ魚のバイトも逃さない絶妙な硬さに設計。繊細なアプローチが必要なシュチエーションにもオススメな1本。

「23GSILS-762ML」は、スタンダードに扱えるスピニングモデル。

前モデルの「GSIC-762ML」より、さらにアクションのメリハリをつけたことで、操作性と復元力が向上しているとのこと。

ボトム系のリグからプラグ全般を使いこなす汎用性の高さを持つ1本になっているそう。

「23GSILS-792M」は、ブランクの反発力と、着水点でのバイトでもしっかりとフッキングできる瞬発力をベリーに持たせたハイレスポンスパワースピン。

より遠くへ、より重いリグを送り込むことができ、さらにアタリを捉え、掛けることができる一本になっているとのこと。

以上、「23シルベラード」の紹介でした！

初夏からハイシーズンを迎えるチニングですが、春はクロダイの産卵期でもあり、大型の個体が狙いやすい時期。

特に水温がまだ低い状況ではフリーリグやジカリグなど、ボトム攻略が釣果のカギを握ると言われています！

間もなく店頭に並ぶ「23シルベラード」、ぜひチェックしてみてください！