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【潮の状況が悪いときこそ活躍するジグ】シックスサイド=6面フラットサイドボディ「オシア シックスサイド」/青物・根魚・タチウオ・サクラマス

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ここにきて“あえて”の逆張りか。

状況が悪いときこそスロー…ではなく、リアクションで口を使わせるという発想。6:4重心のリアバランス設計バーサタイルジグ「オシア シックスサイド」登場。

オシア シックスサイド

シマノ公式「オシア シックスサイド」詳細ページはこちら

潮の状況が悪い時にこそ活躍するジグ

その名の通り、6面フラットサイドボディによる強烈なアピール。これももちろんリアクションで口を使わせるには重要なポイントですが、最大の特長は「リアバランス&コンパクトシルエット」であることで、特にリアクションバイトを誘発することが主の目的。

ジャークでクイックに横方向にショートスライドし、ジャーク後はボディ後方が上がる尻上がりの状態となり、直後に水平姿勢のまま一瞬のフリーズでバイトチャンスを演出。フリーズ後はバタツキや横移動を抑えて速やかにフォールに移行し、視界から逃げるように素早く沈む…これがリアクションバイトを誘うアクション。

レンジを細かく刻んで攻略するタチウオやサクラマスに絶大な効果を発揮し、フリーフォール時は大きくスライドせずに素直な沈下軌道を描くため、混雑した乗合船でもトラブルなく使いやすいのも特長のひとつとのこと。

近海の様々なターゲットに対応

また、山本 啓人さんによれば、タチウオやサクラマスをはじめ、青物や根魚、また横方向に飛びすぎないので、遊泳力の乏しいマダイなどにも効果的という。

その使い方を含む、詳細なインプレッションがこちら。

横方向への移動距離が少ないので、どちらかと言えば真鯛やタチウオといった遊泳力に乏しい魚、ターンして捕食することを苦手とする魚に向く傾向があります。フォールは凄く速いので二枚潮のような複雑な潮の状況のときに使うと効果的。ジグがうまくフォールしなくなる状況、ラインが引っ張られてジグがフォールアクションを出せない状況でも、リアバランス設計なのでしっかりフォールして動きを出してくれます。ターゲットの目の前からパッと姿を消すようなフォールの動きも演出可能で、フォールでリアクションバイトを誘う使い方もできます。

名前の由来にもなっていますが、ボディが幅の異なる面で構成される六面体であることも大きな特長です。どの角度から見ても幅広の面と細い面の2つの異なる面によるフラッシングを発します。視覚で捉える傾向が強い魚にもしっかりアピール可能で、ターゲットはオールマイティ。捕食しやすいジグなので、青物から根魚、タチウオ、サクラマス、なんでもいけると思います

使い方はワンピッチジャークがベースになります。そのなかでジャークの幅を変えていく演出法が基本になるかと思います。あえてなんですが、ある程度の引き重りを感じるように設計されています。潮、水にジグをぶつけ、失速させてリアを跳ね上げて動かすような使い方をするためです。そのため最初は引いていて少し重く感じるときがあると思います。その場合はロッドをひと番手上げて強くする、もしくはリールの巻き上げスピードをあげるのがおすすめ。そうすると基本にしているタックルよりもしっかり動かすことが出来ます。ジグの特徴に慣れてうまくロッド操作ができるようになったら、いつものタックルセットに戻してもいいでしょう。タックルを使い分けることでアクションの幅を拡げることができると思います。

フォールでもイレギュラーアクションを出し、アピールすることができます。この動きをコントロールすることで、さまざまな攻略が可能になってきます。ロングフォールも面白く、多くの性能を隠し持っているジグですね。意外に大型魚が反応してくるのがショートピッチ。硬めのロッドを使い、あまりロッドを振らず、ロッドの反発力だけを使ってピョコピョコ動かして小さく寝かせる演出法です。この動きは底に張り付いている魚や上下のレンジ移動を嫌う魚にも効果的です。

出典:シマノ公式HP

スペック&カラーラインナップ

スペック

スペックは近海で扱いやすい100g~200gがラインナップ。

品番 カラー 全長(mm) 重量(g) 本体価格(円)
JV-X10W ラメブルピン 118 100 1,130円
JV-X13W ラメブルピン 128 130 1,260円
JV-X15W ラメブルピン 135 150 1,360円
JV-X18W ラメブルピン 143 180 1,580円
JV-X20W ラメブルピン 148 200 1,690円
カラーラインナップ

カラー各ウエイト共通で全8色展開。タチウオやサクラマスを意識したカラーが印象的ですが、ブルピン系やピンク系、アカキン、ミドキンなど定番系も充実しており、全魚種対応できるラインナップも嬉しいポイント。また、ベースにはスケールブーストが多様されており(※001、004、006を除く)魚のみならず、釣り人のモチベーションもアップ。

押してダメなら引いてみろ…ではないですが、スローで食わない時のスピーディなリアクション狙い。試してみる価値はあるんじゃないでしょうか。

関連動画

出典:YouTube「SHIMANO TV公式チャンネル」

出典:YouTube「SHIMANO TV公式チャンネル」

シマノ(Shimano)

1921年創業。1970年に「レジャーを通して人々の健康に寄与する 」という企業哲学のもと、釣具事業部が発足。リール、ロッド、ルアー、用品などクオリティの高いアイテムの開発、製造、販売までを行い、釣具の総合ブランドとして、国内外問わず多くのファンを抱えている。独自の技術も数多く、世界に誇るジャパンクオリティを提供し続けている。

 

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