ルアーフィッシングのトピックをこまめにお届けする釣りの総合ニュースサイト

LureNews.TV YouTube Channel

話題を呼んだ新製品!ダイワの「23 AIRITY(エアリティ)」徹底解説!

  • X
  • Facebook
  • Line
  • はてなブックマーク

2023年の新製品のなかで特に話題を呼んだダイワのスピニングリール、「23 AIRITY(エアリティ)」。

前モデルの「21 ルビアスエアリティ」よりもさらに進化を遂げ、軽さと強さの両立を果たした注目の超軽量スピニングリールです。

番手も2000~5000と幅広く、バスフィッシングはじめソルトのアジング・メバリングといったライトゲーム、ライトショアジギング・サーフなど様々な釣りに活躍するラインナップとなります。

23 AIRITY(エアリティ)

2023年2月登場
(PC LT3000、PC LT3000-XH、LT4000-XH、LT5000D-CXHは2023年3月発売)

製品名 巻き取り長さ
(cm/ハンドル1回転)
ギア比 自重(g) 最大ドラグ力(kg) ナイロン糸巻量(Lb-m) PEライン糸巻量(号-m) ハンドル長(mm) ベアリング / ボールローラー 価格
LT2000S-P 64 4.9 145 5 3-150 0.4-200 40 11 / 1 63,500円
LT2000S-H 76 5.8 145 5 3-150 0.4-200 45 11 / 1 63,500円
LT2500S 72 5.1 150 5 4-150 0.6-200 50 11 / 1 64,000円
LT2500S-XH 87 5.2 150 5 4-150 0.6-200 90 11 / 1 64,000円
LT2500S-DH 72 5.1 165 5 4-150 0.6-200 50 11 / 1 66,000円
PC LT2500 73 5.2 165 10 6-150 0.8-200 55 11 / 1 64,500円
PC LT2500-H 80 5.7 165 10 6-150 0.8-200 55 11 / 1 64,500円
LT3000-H 85 5.7 175 10 8-150 1-200 60 11 / 1 65,000円
PC LT3000 77 5.2 185 10 8-150 1-200 60 11 / 1 65,500円
PC LT3000-XH 93 5.2 185 10 8-150 1-200 60 11 / 1 65,500円
LT4000-XH 99 5.2 200 10 12-150 1.5-200 60 11 / 1 66,000円
LT5000D-CXH 105 5.2 205 10 25-150 2.5-300 60 11 / 1 68,000円

ダイワ公式「23エアリティ」詳細ページはコチラ

アングラーのワガママを叶えた「23エアリティ」

「23エアリティ」は、軽さと強さ、アングラーが求めるであろう二つの要素を両立した超軽量スピニングリール。

ネームのエアリティも、「AIR=軽さ」と「REALITY=真実・実用性」が由来し、それらが融合した高度な実釣性能を備えているのだそう。

軽さと強さの両立を基幹する「エアドライブデザイン」

本来であれば、軽さと強さは相反するところではありますが、そのカギとなるのが、「エアドライブデザイン」。

「エアドライブデザイン」とは、ダイワ独自の“釣り人が求める、意のままにルアーを操作することを追求した次世代スピニングリールの設計思想” で、「エアドライブベール」「エアドライブスプール」「エアドライブローター」「エアドライブシャフト」の4つのテクノロジーによって構成されています。

「23エアリティ」はフロントユニットに「エアドライブデザイン」を搭載。

フロントユニットの軽量化により、自重の軽さのほか、巻き出しの軽さと、重量バランスの改善により、持ち重りが軽減する効果もプラスされているとのこと。

ダイワ公式「エアドライブデザイン」詳細ページはコチラ

エアドライブデザイン

ピタッと止められる低慣性ローター「エアドライブローター」

すでに釣りフェスティバルやフィッシングショーなどで、実際に触って巻き出しの軽さに驚いた方もいるでしょう。

軽い力で滑らかに回り出し、止めたいところでピタッと止められる。つまり、ルアーをより正確に操作することできます。

このカギとなるのが、「エアドライブローター」。

ローターを回転させるときに働く慣性力は、ローターの自重が軽量であるほど小さく、それによるメリットは多々あるのだそう。

ローターが軽くなることで、回し続けたときの疲労感も軽く、さらに加えて感度も増します。これは、より軽量なプラグやリグ、繊細性が増す釣りにおいても大きなアドバンテージとなります。

軽量=弱い・脆いイメージを持つ方もいるでしょう。しかし、エアリティが目指したのは、軽くても強いリール。

エアドライブローターの独自理論、回転体として理想的な球体形状を導き出し、さらに高精度の剛性解析により、従来と同等の剛性を維持しつつ、大幅な軽量化、低慣性化を実現したのだそう。

実際、「21ルビアスエアリティ」と今作の「23エアリティ」の2500番サイズで比較すると、ローターユニットで約16%の軽量化に成功しているとのこと。

また、強度趣味レーションで比較した際も、負荷が集中するところは補強する一方、負荷の少ないところは肉抜きをすることで最適化を実現。これにより、従来のローターと同等の剛性を維持しながら、軽量化に成功しているのだそう。

赤くなるほど負荷が集中していることを示す

軽量かつ曲げやねじれに強い「エアドライブベール」

そしてもう一つが、「エアドライブベール」。

ダイワでは、軽量かつ曲げやねじれに対して強い設計の中空パイプ構造のベールを採用してきましたが、「エアドライブベール」はそれをさらに進化させたもの。

必要強度を維持しながらも小径化かつ新構造化で、ベール単体で約33%の軽量化を達成。ラインがラインローラーへと、よりスムーズに移行できるよう、ベールの角度に傾斜セッティングを施すことで、ライントラブルのさらなる低頻度化も実現しているのだそう。

ムダを徹底的にそぎ落としたエアドライブスプール

そのスピニングリールの顔ともいえるスプール。

「エアドライブスプール」は、綿密な強度設計のもと、ムダを徹底的にそぎ落とし軽量化に成功。

スプールの軽量化はリールの自重そのものと同時に、フロントユニットの軽量化にもつながり、持ち重りも軽減される重要なパーツです。

また、ハンドル回転に連動して上下ストロークする際に、スプールの自重が軽ければ、動き出しも軽くなり、巻き始めの軽快さやレスポンスの向上にもつながるとのこと。

さらにラインとスプールエッジの摩擦を徹底的に軽減する「Long Cast-ABS」も搭載。

「Long Cast-ABS」は、ラインがスプールエッジと接触することで起こる摩擦を徹底的に軽減。スムーズなライン放出を工学的に突き詰めた2段形状のスプールエッジに設計されています。

さらに新開発のドラグ発音機構を搭載し、ドラグの動作を妨げにくく、摩擦抵抗の少ない構造に変更されています。

次世代の回転フィール「エアドライブシャフト」

ダイワスピニングリールには、リニアシャフトというテクノロジーが搭載されています。従来はメインシャフトをピニオンの内径で直接支持する構造でしたが、このリニアシャフトは、メインシャフトをカラーで支持し、ピニオンと非接触にすることで摩擦抵抗を軽減。高負荷時でもパワフルな巻き上げを実現しているのだそう。

「エアドライブシャフト」は、その構造をさらに進化させたもの。

エアドライブシャフトでは、同じくメインシャフトとピニオンは非接触ですが、メインシャフトを支持するカラーをより高精度化することで、従来以上に回転ノイズが排除され、滑らかで静粛な巻き心地を実現するとのこと。

これに加えてピニオンの両端をボールベアリングで支持することで、ハンドルから入力されたパワーをより効率的に、ローターの回転力へと繋げ、力強い巻き上げを可能にしたのだそう。

巻き心地は静粛で上質、なのにパワフルに仕上げられています。

そのほかフロントユニットの詳細についてはコチラ

強さを支える一体成型構造の「モノコックボディ」

続いては、強度・耐久性について。

そのカギとなるのが、一体成型構造の「モノコックボディ」。

モノコックボディは、内包するギアをがっしりと支え、たわみにくく、安定した回転を生み出す構造。

それ自体が巨大なビスの役目も担うエンジンプレートでカバーをされており、大きな負荷を受けてもズレにくく、たわみにくい構造になっています。また、ビス穴を必要としない分、従来構造よりもボディ内部のスペースが飛躍的に広くなり、より強力な、大径サイズのドライブギアが搭載できるのもポイント。

フルメタルボディ

ボディにはマグネシウム(Mg)、エンジンプレートにはアルミ(Al)を採用。

フルメタルボディによりたわみを抑え、力強い巻き上げが可能になっているのだそう。

防水・防塵に優れたマグシールド

防水・防塵も万全を期し、ダイワ独自の防水・耐久テクノロジーであるマグシールドを、ピニオン部とラインローラー部に搭載。

海水や砂の侵入を防ぎ、より釣りに集中できる設計となります。

超々ジュラルミン製MC(マシンカット)タフデジギア

「23エアリティ」に搭載されるのは、超々ジュラルミン製MC(マシンカット)タフデジギア。

冷間鍛造で高強度に仕上げた素材に、さらにデジタル解析によって導き出された理想的な歯面に仕上げるために高精度なマシンカットを施しているとのこと。

また、ドライブギアに特殊表面処理を行うことで、高負荷が掛かることによって引き起こされるギアへのダメージを低減。さらに大型サイズのPC LT3000、LT4000、LT5000D-CのXHギアモデルには、ソルティガ等で実績のある高強度ピニオンを新たに採用し、万全を期した設計になっているのだそう。

ボディユニットの詳細はコチラ

以上、「23エアリティ」の紹介でした!

バスフィッシングからトラウト、ソルトのライトゲーム、シーバス、サーフなど様々な釣りに活躍する性能です。ぜひ一度その軽さ・強さを体感してみてはいかがでしょうか?

【ダイワ2023年新製品】ダイワリール史上最軽量クラス!「23 AIRITY(エアリティ)」

出典:YouTubeチャンネル「LureNews.TV」詳細ページ

【AIRITY】BASS この軽さ、革新的。この強さ、確信的。

出典:YouTubeチャンネル「DAIWA BASS【Ultimate BASS】」

ダイワ(DAIWA)

1958年の創業、リール、ロッド、ルアー、用品などあらゆる釣り物のフィッシングタックルを扱う総合ブランドとして、国内、海外に多くのファンを抱えている。ジャパンクオリティの品質の高いアイテムを日々開発、その過程で、世界初となるテクノロジーも数多く輩出している!
釣りの総合ニュースサイト「LureNewsR(ルアーニュース アール)」