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“釣れる”には訳がある。開発者に訊いたGalápagos「Grace240F」というルアーのこと

寄稿:鹿内 慧斗
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みなさんこんにちは、Galápagosの鹿内です。

「Grace240F」が昨年11月に発売されて以来、手にされている方や釣果報告も増えてきた今。改めてこのルアーのことを知って欲しいという思いから、より深堀りした記事を発信していきたいと思います。

Galápagos公式「Grace240F」詳細ページはこちら

Grace240Fというルアー

まずはGrace240Fというルアーについて。サイズはテール含めて240mmでウエイトは2.7ozもあります。見ての通りボディ自体は165mmとそこまで大きくないのですが、その割にちょっと重い設定に。その理由はボディに“厚みと体高”を十分確保したかったから。そして結果的にこのウエイトになりました。

キーワードは水押し

魚を呼ぶ上で特に大切な「水押し」という要素にフォーカスしたこのボディ。

ジャイアントベイトやアラバマリグでは、ピックアップ後しばらくしてバスがトレースした軌道をなぞるようにこちらに向かってくることが多くあり、その経験から“視覚だけではなく側線に訴えるアプローチ”を強く意識するように。そして、釣れる魚が大きいルアーの共通点を探し出し、それをGrace240Fに盛り込みました。

巻いてみるとビックリすると思いますが、S字を描くのにずっしりと重い引き心地。これがボディに平らな面を作ることでしっかりと水を押す構造であることの証拠です。

なぜ3連結なのか?

3連結だからこそのメリットがある。…そう考えて3連結にしました。

例えばビッグベイトを投げていると体験する急にバスのスイッチが入るあの瞬間。せっかくチェイスがあってもあと一歩の所で食わない…距離が詰まり過ぎてしまっているあの場面。また、1キャストの中でトレースコースごとにアクションを変えたい状況…。

それらに高次元で対応するための3連設計となっています。

3連結にはこんなメリットも!

3連結によるメリットはそれ以外にもあります。

デッドスローから超高速巻きまで破綻することなく対応できることや、デッドスティッキング時には少しの湖流や風でも極めてナチュラルにうねるのも特長です。ちなみにこのデッドスティッキングは、開発段階でもたくさんのバスを引き連れた必殺メソッドです。

困難を極めた各所の調整

連結箇所を増やせば増やすほどナチュラルに動きます。ただし、それと同時にS字が小さくなるのも事実。

どこかを伸ばせばどこかが劣る。

そのデメリットを打ち消すため、体高や構造自体を調整し、さらにはテールのバリエーションによりワイドなS字によるアピール力と3連ボディを生かしたナチュラルさを両立することに成功しました。

魚を呼ぶ力を確信したテスト釣行

テスト大詰めの真夏の琵琶湖南湖。38℃を超える気温の中、毎投のようにデカバスが群れで湧いてくるシーンを見て、魚を呼ぶ力を確信。

そして月日は去って真冬になりビッグベイトシーズン。 この時期はハードテール装着のうえスローシンキングに調整し、ゆーっくりS字を描くように巻くのがおすすめのアプローチです。

次回はテールの使い分けについて紹介したいと思います!

関連動画もぜひ参考に

出典:YouTubeチャンネル「Galápagos BASS – ガラパゴス バス」

出典:YouTubeチャンネル「Galápagos BASS – ガラパゴス バス」

出典:YouTubeチャンネル「Galápagos BASS – ガラパゴス バス」

出典:YouTubeチャンネル「BABABABA 爆釣 Fishing!」

Galápagos(ガラパゴス)

バスフィッシング・ソルトルアーフィッシング、それぞれ異なるジャンルのエキスパート達が集まり2021年に設立。 代表作「Grace240F」を始め、現場で徹底的に研鑽を積んだ逸品が光る。
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