水面直下20cmを攻略。
細身シルエットが微弱なロールアクションとナチュラル波動を生む。
メバルプラッギングを長年されている方なら、1度はお世話になったことがあるハズ。使ったことが無くても名前だけはご存知なのではないでしょうか? “Shallow Magic(シャローマジック)”。スローリトリーブでは前途したアクションを発生、リトリーブスピードを上げればロールに、ややウォブリングの加わったアクションへ。そしてドリフトもやりやすいという、アングラーの思い描くアクションを実行してくれる優等生。
現在は45mmボディのオリジナルモデルに加えて、サイズアップモデルの“Shallow Magic(シャローマジック)50”と“Shallow Magic(シャローマジック)60”の計3サイズがラインナップ。そんな中、2023年は後者にNEWカラーが2色登場。春メバル、梅雨メバルに間に合いそうな2023年3月上旬リリース予定。
Shallow Magic(シャローマジック)60
新色「半生シラス」&「C.マットピンクO.B」
系統の異なる2色のNEWカラーを実際に拝見。
全21色という豊富なカラーラインナップですが、似た系統のカラーが含まれていない。どちらもこれまでにはない超コダワリ種。開発スタッフにお話を伺うと…。
アクアウェーブ公式「Shallow Magic(シャローマジック)60」詳細ページはこちら
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背中側半分がカーボン模様の白濁色、それより下はクリア。
メバルは基本的にプラグを下から見上げることが大半。ということが考えられ、下から見上げた時の光の透過と屈折で、メバルからボヤけて見えると共にカーボン模様をアミやプランクトンの集合体に見せるという狙いのカラー。
リトリーブでは小魚にも見せることができ、フォールやステイ、ドリフトなどではプランクトンの集合体を再現。新発想なクリアカラーに仕上がっています。ですので、使いドコロとしては、アミパターンやプランクトンパターン、もしくはクリアカラーを使っていて反応が薄くなった時のフォローとして活躍。
開発秘話
「半生シラス」を作ることになったキッカケがなるほどって思いました。
そもそもルアーを試作する時、まず初めに長方形型のABS素材を機械に通して思い描く形状にしていきます。その時に出来上がると以下画像のような色合いに。
画像では少し伝わりにくいですが、ABS素材を削っているため、ボディ表面に細かい凹凸ができます。その凹凸とボディの白濁色が水中で独特な光の透過や屈折を放つのか? メバルを試しで狙った結果爆釣。“このカラーを再現したい”という想いをキッカケに「半生シラス」の製作をスタート、ボディー下側をクリアに、上側をABS素材を削った時の色味に近い白濁色を採用し、ボディ表面の凹凸をカーボン模様にすることで、同じような集魚効果とバイト率を実現。
続いて「C.マットピンクO.B」。
O.Bとはオレンジベリーの略で、ソリッドカラーよりは弱いけどナチュラル系カラーよりは強いという、使用するシーンはカナリ絞られるカラーですが、ハマった時の爆発力は尋常ではないそう。ナチュラル系を使っていて、もう少しアピールさせたい時や、ソリッド系で釣れていたけど食わなくなったというシチュエーションで出番。簡単に言えば“反応しなくなった”時のカラーローテに組み込めるカラー。
もう1つ、面白い使い方が。
地域によりますが、くるくるバチが生息しているエリアではハンパないと開発スタッフがおっしゃられていて、確かに色味がくるくるバチに似ているかも…。次回紹介しますが、「エスマジック」からも同色が登場、そちらはS字アクションで動きもくるくるバチそのものだという。ただ、こちらもシャローレンジをジックリ引くことができるので、くるくるバチ攻略はモチロン、普通のバチパターンにも使えそうな。
シャローマジックシリーズ紹介記事はこちら
【水面直下20cmを攻略】細身シルエットと微弱なロールアクションでスレたメバルを魅了!アクアウェーブ「シャローマジック」シリーズ全紹介
アクアウェーブの王道メバルプラグの最大サイズ「Shallow Magic(シャローマジック)60」。早くコレで尺メバル…、釣りたいなぁ。