綾部 滝介(Ryusuke Ayabe ) プロフィール
こんにちは。 ジャクソンフィールドテスターの「べーやん」こと綾部滝介です!
1月に入って一段と寒さか厳しくなってきましたが、皆さんは釣りに行かれてますか?
寒くなると釣りに行くのも億劫(おっくう)になりがちでコタツから出たくない! って季節ですが、実は冬のアジングって大型アジを狙えるチャンスなんです!
そんな大型アジ狙いが手軽に楽しめるのが、今回、私がご紹介した『ジグ単タックルで楽しめる!?冬のボートアジング!!』です。
近年は全国的に季節を問わずボートアジングが盛り上がりを見せていますが、人気の理由はそのお手軽さ! タックルもショアタックルそのままで大型のアジを簡単に楽しめます!
今回は、そんなボートアジングを楽しむための基礎知識、ノウハウをを以下のような項目ごとに細かめにまとめてみたので、参考にしていただければウレシイです!
『ジグ単タックルで楽しめる!?冬のボートアジング!!』
①ボートアジングとは!?
そもそも『ボートアジング』ってどんな釣りなの? ってところから説明しますね!
ボートアジングは、ボートで様々なポイントを魚探を使用しながらアジを探しあて、ショアと同様にボート上からジグ単・プラグ・メタルジグをキャスティングで楽しむライトゲームです。
ボートからだと、ショアでは狙えないポイントや魚に対するプレッシャーがかかっていないポイントも狙えたり、また、海水温の安定している水深があるエリアなど、アジが回遊してくるポイントで数釣りや大型サイズが高確率で狙え、楽しめるのがボートアジングの魅力となっています。
②ボートアジングタックル
ロッドは5フィート後半から6フィート前半のライトゲームロッドが◎。
近距離を狙ったり、ロッドが短い分取り回しの良さやキャストがしやので、やや短めのロッドがオススメ。
※ショアで使用している5フィート後半から6フィート前半のライトゲームロッドでも大型アジのスリルあるファイトを楽しめます。海面も近いのでランディングの際は、ネットを使用することも多いのでショアタックルで十分楽しめます。
1000番台~2000番台のノーマルギア・パワーギア(PG表記)リールの使用がオススメ。
※大型アジのトルクを楽しみたいけど、掛けた後の回収を早くしたい。方には2000番のハイギアも◎。
ライトゲーム用の0.3号~0.4号(エステル)、もしくは0.2号~0.3号(PE)を使用します。
※ショアでエステル0.2号~0.25号使ってる方が多いかと思われます。
エステルの0.2号~0.25号でドラグを緩めて時間をかければ取れないことはありませんが、トルクのあるファイトを見せる30cm以上の大型アジが主体のポイントとなると初速で切れる場合があるため、0.3号(1.8LP)以上が無難です。
※PEラインついては、ジグ単・プラグ・メタルジグと言った何でもこなしたい方、大型アジを確実に釣りたい方にPEライン0.2号~0.3号がオススメとなります。
近年、沈むPEラインが販売されており、エステルラインの沈下速度と変わらない為、ボートアジングには非常にオススメとなります。
アジのサイズや障害物により、ショックリーダーの選択・号数は異なりますが、基準としては0.8号(4.6Lb)~1.2号(6.6Lb)のフロロラインを使用します。
※ボートアジングでのリーダーについて、0.8号~オススメとなりますが、魚の喰いが渋い、魚にプレッシャーが掛かっているといった状況で0.8号以下のリーダーを使用する場合もあります。
ボートアジングので使用ワームサイズですが、私は1.6インチ~2インチをメインに使用しています。
ただ大型アジを狙う場合は2.5インチ~3インチでも全然、サイズが大きいということはありません。
※35cm以上を狙う場合、3インチ~3.5インチのロングワームも有効となります。
なお季節や捕食ベイトによって、その日のワームサイズ・ワームのシルエットが異なります。
例えば、アミを捕食している場合はファットボディが特長の「ピピリング1.6inch」が◎。このワームはアジの捕食してるアミの集合体を模してることから、潮流に同調させながら漂わせるのが◎。
また水温低下で魚の活性が低い場合、軽量ジグヘッドでスローフォールさせ見せて食わせる釣り方もオススメとなります。
また、アジが高活性な場合、シラス(イカナゴ・ウナギ・カタクチイワシ・マイワシ・ウルメイワシ・アユ・ニシン)と言った小魚を捕食していることが多いので、そういった場合は多毛類や小型ベイトを模している「ピピロング2inch」のただ巻き・高速トゥイッチで攻めるのが有効となります。
ボートアジングで使用するジグヘッドですが、2g~3gを使用します。
エリアによって異なりますが、ショアから狙うアジングで使用するジグヘッドが0.2g~1.5gまで使用される方が多いかと思われますが、ボートアジングの場合、水深10m~25mを狙うため、普段、使用しているジグヘッドと比べると重量があります。また、水深あるエリアを素早く探る、潮流が速い場合に重量のあるジグヘッドがオススメとなります。
※状況、エリアによって異なりますが、通常使用している0.2g~1.5gと言った軽量ジグヘッドも潮流が弱い状況や、ベイトを追いかけて表層に浮いている状況などで有効になる場合もあります。
(1)アスリート55LLメバルチューン【ジャクソン】
ルアーの形はシンキングペンシルと同じですが、表層をゆっくり引くためにウエイト・プラグ内部の中空部分をチューニングしており、リトリーブすると表層直下を引けるプラグとなります。
アスリート55LLメバルチューンをプロデュースしたJacksonプロスタッフキムソウ氏によると「ベイトフィッシュは水面直下を群れで泳ぐ特性がある」とのことから表層系のプラグが有効と考えられます。
※ルアーネームからメバルプラグとイメージされる方も多いかと思われますが、常夜灯でベイト浮いてくると表層で活性が上がるため、アスリート55llメバルチューンが有効なパターンもあります。
(2)アスリート+ 45 SVG ライトゲーム【ジャクソン】
45mmの小型ボディに遠投支援構造『ボルテックスジェネレーター』を採用しており、細身の小型ミノーながら安定した飛距離を獲得できます。
また、フラッドサイドデザインによってのメリハリの効いたフラッシングに加えて、スローリトリーブで発生する“微波動〟アクションにアジ・メバルのみならず幅広いターゲット対応し、ライトゲームをカバーするアイテムとなります。
※表層での反応が薄くなってきた時に表層より中層レンジをサーチするプラグとしてオススメアイテムとなります。
(3)ミジンコ【ジャクソン】
22mmの超小型プラグ。〝プランクトン〟をイメージして作られたルアーとなっており、ジグヘッド感覚で使用出来るプラグとなっています。
特長としては、アクション後のフォールで喰わせると言ったアジングで欠かせないフォールアクション!!フォール以外にも潮流が効いてレンジにドリフトアクションなども有効となります。
※ジグヘッド感覚で使用出来るプラグとなっているので、一度使うと病みつきになります!
(1)ギャロップベイビー【ジャクソン】
ショアジギングの定番メタルジグ『ギャロップアシストフォールエディション』をダウンサイジング。シーンによってサイズ、グラム数での使い分けを行うことでメタルジグのアジングが楽しめます。
ボートアジングでは潮流の変化で3g・5gをメインに使用します。
※ヒラヒラとしたフォールアクションで小さなボディでありながら大きなアピール力となっています。
(2)鉄PANバイブ【ジャクソン】
遠投性、レスポンス、強波動など、メタルバイブに求められる要素。ライトゲーム用にダウンサイズされた〝鉄PANバイブ〟本来、シーバス、青物での使用イメージがありますが、ボートアジングでの大活躍アイテムとなります。
※フォール後からの巻き始めの立ち上がりで発生する〝強波動〟にリアクションで捕食する大型アジにも有効となります。
③ボートアジングのポイント
ボートアジングでのメインとなるポイントが常夜灯周りとなります。
大型の停泊船や港湾施設の常夜灯の明かりが効いているエリアにプランクやベイトが集まり大型アジが捕食のため、接岸してきます。
ボートアジングのメインポイントとなるのが常夜灯周りとなりますが、潮通しの良いエリアであれば常夜灯が関係なくアジがコンスタントに釣れます。また潮通しの良い防波堤の際、テトラの際をアジが回遊ルートなっていることが多い為、狙い目となります。
④ボートアジングでの釣法(釣り方)
ボートアジングでは、船長が魚探で①水深・②ノット数(潮流情報)・③魚影の確認を行ってくれます。そのため)船長から「現在、水深が○○で魚が中層○○付近で魚探が反応してるのでそのレンジを探ってください。」と指示があるので、ジグヘッドのグラム数、ノット数(潮流)を確認しながらアジのいるレンジを探していきます。
釣法はショアで行っていることと何ら変わりませんが、魚探を見ながらアジを狙うので、アジが居てるレンジへのジグヘッドの送り込みや流し方、また、レンジコントロールのイメージがしやすいかもしれません。
※但し、魚が魚探に映っていてもレンジに入っていない、捕食しているプランクトン・ベイトの動き(誘い方)が違うと言ったことから反応しない場合もあるので、ジグヘッドのグラム数、ワームサイズ、ワームのシルエットが重要な鍵となります。
ボートアジングでのプラグ(ペンシル・ミノータイプ)を使用した釣法(釣り方)の場合、アジが表層・中層付近でベイトパターンの時に使用するとジグ単と違ったアジングが楽しめます。
プラグで表層を狙う際、ベイド追いかけ捕食していることが多く、表層をリトリーブやトゥイッチアクション・高速リトリーブなども有効となります。
※ミジンコを使用の場合、リトリーブも有効となりますが、ジグ単での釣法(リフト&フォールやドリフト)でジグ単感覚で楽しめるプラグとなっています。
ボートアジングでのメタルジグを使用した釣法(釣り方)の場合、魚探でボトム付近に魚の群れが確認出来るが、潮流が早すぎると言った状況下で5g、7gのメタルジグが有効な場合があります。
また、アジが高活性時にリフト&フォールアクションに反応しますので、数釣りで楽しめるのもメタルジグの魅力となっています。
※メタルジグの使用方法もジグ単と同じくリフト&フォール、流れが早い潮流エリアをドリフトで使用することも可能となります。
最後に、現在私がボートアジングで愛用しているロッドをご紹介させていただきます.
『オーシャンゲート・アジ
JOG-55UL-K ST AJ』
ジグ単でオススメなのは、入門ロッドとして人気のオーシャンゲートアジシリーズの中で一番ショートレングスな『オーシャンゲート・アジJOG-55UL-K ST AJ』です。
MODEL NO. | Length (cm / ft) | Power | Lure weight | Line | Action | Self weight | 価格(税込) |
JOG-55UL-K ST AJ | 166cm / 5ft5in | Ultra Light | 0.2-5g | 2.5lb | Extra Fast | – | ¥17,600 |
このロッドは「ジグヘッド単体の釣りをより明確に鮮明に」をコンセプトに開発されたショートレングス、ショートソリッドモデルのロッド。
アジングにおいて必要とされるバイトを感じてから掛けるまでの瞬発力はシリーズ随一。“掛ける”という動作にこだわった近距離戦のスペシャリスト。
ショアでの近距離戦でもオススメのロッドとなるのですが、『ボートアジング』での操作性、取りまわし、水深10m付近でのアジ特有の〝モゾ〟っとしたあたりも感知出来るロッドになっています。
低価格なエントリーロッドとは思えない仕上がりになっていますので、是非!一度、店頭にて触っていただければと思います。
(ジグ単タックル)
ロッド:JOG-55UL-K ST AJ(Jackson)
リール:22ステラ1000SSPG (SHIMANO)
ライン:アンバーコード0.3号(Xbraid)
リーダー:アブソーバーウルトラロングFCリーダー1号(5.6lb)~1.2号(6.6LB)フロロライン (Xbraid)
ルアー:ピピロング・ピピリング(Jackson)
ジグヘッド:ジャコヘッドTG1.5g~3g(ジャングルジム)
『オーシャンゲートアジ
『JOG-610L-K ST AJ』
プラグやメタルジグロッドとしてオススメなのがオーシャンゲートアジモデルの中で一番ロングレングスロッド『オーシャンゲート・アジJOG-610L-K ST AJ』。
ジグヘッド単体からキャロ、プラグ、マイクロジグまで対応するオールラウンドモデルのロッドとなっています。
MODEL NO. | Length (cm / ft) | Power | Lure weight | Line | Action | Self weight | 価格(税込) |
JOG-610L-K ST AJ | 208cm / 6ft10in | Light | 0.4-10g | 3lb | Extra Fast | 77g | ¥18,700 |
そんなボートでのマルチロッドで大活躍の『JOG-610L-K ST AJ』ですが、実はサーフでのメバルプラッキングにもオススメです!
(プラグ・メタルジグタックル)
タックルデータ ロッド:JOG-610L-K ST AJ(Jackson)
リール:19ヴァンキッシュ1000SSSPG (SHIMANO)
ライン:リアルデシテックス0.4号(Xbraid)
リーダー:アブソーバーウルトラロングFCリーダー1.2号(6.6lb)~1.5号(7.8LB)フロロライン (Xbraid)
ルアー(プラグ)
①アスリート55LLメバルチューン
②アスリート+ 45 SVG ライトゲーム
③ミジンコ(Jackson)
ルアー(メタルジグ)
①ギャロップベイビー
②鉄PANバイブ
以上、今回は、【ジグ単タックルで楽しめる!?冬のボートアジング】をご紹介させていただきました。
ボート上で釣りをされる際、必ずライフジャケットの着用も忘れずにお願いします。
また、ボートでのナイトゲームが初めて行う方は、11月~4月初旬までは思っている以上に船上が冷えるので暖かくして楽しんでいただければと思います。
なお、今回、記事で掲載している釣果写真は、和歌山県中紀エリア・紀北エリアにて鯛ラバ便やアジング便で大活躍中の遊漁船フィッシングボート「Air」さんでお世話になった時のもの。
気さくな船長で初めての方にもアドバイス、レクチャーを行っていただけるので、是非ご利用してみてください!
また、 YouTubeチャンネル「釣りジャック」にてボートアジングの釣行模様もUPされているので、そちらも是非、ご覧ください。