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【タフったらコレ!】トモ清水的、冬に絶対欠かせないルアーとは!?

連載:トモ清水「ガッ釣りソルト」
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WEB連載「トモ清水のガッ釣りソルト」第180回
【タフったらコレ!】トモ清水的、冬に絶対欠かせないルアーとは!?

トモ清水(Shimizu Tomo) プロフィール

20年以上ロッド開発者として釣り具業界に携わるスーパーマルチアングラー。ロッド開発を手掛けたブランドは、国内、海外、自社、OEM問わず、20社にも及ぶ。現場主義、実績主義をモットーに全国各地、世界各地、釣りに飛び回るガッつり系。常に自然と魚をリスペクトし、次世代の楽しいものづくりに挑戦し続け、世界トップクラスのロッド開発者を目指す。1977年9月生まれ。本名は清水智一(しみず・ともかず)

こんにちは! トモ清水です。

海水温も18度を切るエリアが多くなってきた昨今。海中は気温より遅れて冬になっていくのですが、これから12月はさすがに海も冬になっていきます。

水温が18度を切ると、20度前後が好きなアジもエリアによっては食い渋り、逆に体力のある大型のアジが釣れるような時期です。また冬のメインターゲットであるメバルは、18度以下の水温を好むので、これからメバルの活性が上がる時期。

そして12月はカサゴの産卵時期でもあり、シャローにカサゴが多く入ってくるので、ボトムを狙うとカサゴが果敢にルアーを食ってきます。

そんな冬のルアーゲームですが、急激な水温低下にタフコンディションになることも多く、そんな状況でも打破出来るルアーが必要となってきます。

今回はそんな冬に絶対欠かせないルアーについて、トモ清水的に選んだアイテムを紹介したいと思います。

冬のルアーゲーム

ソルトにおいて、冬のルアーゲームは沢山あると思います。

東北より北では、アイナメやクロソイなどロックフィッシュの絶好シーズンを迎え、東京湾・大阪湾では、湾奥までタチウオが入ってきて、ショアからルアー・エサ問わず釣れ盛り上がります。また日本海のオフショアでは、脂の乗った寒ブリシーズン到来で、ジギンガーを熱くさせてくれます。

冬といっても各地で様々な魚種が狙え、旬な魚を楽しむことが出来ます。全国的には冬の定番と言えば、メバリングではないでしょうか。

トモ清水的にもメバルはソルトのルアーフィッシングの中でも、大好きなジャンル。夜な夜な静かな漁港で、ひっそりとメバルと戯れるのが大好きなので、最近はメバル釣行頻度がかなり上がっています。同時にアジ狙いもするので、何気にこのシーズン、ソルトのライトゲームが盛り上がり、数とサイズの両方狙える良い時期でもあったりもします。

ソルトライトゲーム遠征へ

先週また岩手県に行ってきました。10月末に行き、また1カ月もしないうちに東北遠征。全国47都道府県、岩手県だけ釣りをしたことがなかったので、ようやく念願の日本全国どの県でも釣りをしたことになりました。

岩手でのナイトゲームでは、定番のクロソイ、そして肝が美味しいドンコが釣れましたよ。

そして、ガルプ!の「ガルプ!ソルトウォーター ベビーサーディン2in」にアタるけど、乗らない…。そこで、コレはやつでは?とワームから2号のエギに変えると…。

ワームにアタっても乗らない犯人はイカ。これはスルメイカ。続いてヤリイカも少ないですが5杯ほど釣れました♪

サイズは小さいですが、繊細なゲームで、ベイトフィネススタイルで十分楽しめます! 何よりこのサイズの刺身は柔らかくて美味。

その後は、東北ならではの魚、リュウグウハゼとアサヒアナハゼが登場。こちらも釣ってみたい魚で、初めて見ることが出来ました。

この時期のライトソルトゲーム

関東に戻ってきてからは、三浦方面にメバル狙いへ。必然と足を運ぶ頻度があがるこの時期。狙いはなんといっても腹パンの良型メバル。

なんと1匹目が狙いの魚体! この時期は産卵を控えたナイスなプロポーションのメバルを釣りたくて通うのですが、狙いの場所で、狙いの魚がベイトフィネススタイルで釣れたことに痺れました。

もうこの1本で満足出来る、自分の中で非常に価値ある1尾です。お腹がパンパンで抱卵しているので、撮影後は速やかに優しくリリースします。

たくさん元気な子を産んでもらいたいですね! 重量感のある引きで、スローテーパーのロッドをバットから満月状に曲げてくれました。

絶対欠かせないルアーとは!?

もうお気づきかと思いますが、この時期の私が欠かせないアイテムとして使っているルアーとは、「ガルプ!ソルトウォーター ベビーサーディン 1.5in /2in

どの写真見ても、ほとんどこのワームで釣っていますね(笑)。

ガルプ!ソルトウォーター ベビーサーディン1.5in / 2in【バークレイ】

製品 サイズ カラー 入数 税別価格
ガルプ!ソルトウォーター ベビーサーディン 1.5in 1.5in 15 18 ¥720
ガルプ!ソルトウォーター ベビーサーディン 2in 2in 16 18 ¥800

バークレイ公式「ガルプ!ソルトウォーター ベビーサーディン1.5in /2in」の詳細ページ

それほど20年近く信頼して長く定番として使っているワーム。そしてこのワームで釣れなかったら魚は居ないと判断出来るくらい、ランガンスタイルを主軸にしている自分にとって欠かせないワーム。

急激な水温低下によるスーパータフコンディションでも、ガルプ!だと何とか打破出来る、という自分の中で最強のワームですよね。やはりガルプ!が持つ味と匂いは、海の中では既にエサと化し、集魚力も抜群です。

もちろん良型メバルもガルプ大好き。大型狙いにも欠かせないワームです。

ガルプ!もう1つの最強ワーム

ガルプ!でもド定番の「ガルプ!ソルトウォーター ベビーサーディン1.5in /2in」ですが、今年ニューフェイスとして現れたのが、同じくガルプ素材の「ガルプ!ソルトウォーター サンドサーディーン 1.8in」。

ガルプ!ソルトウォーター サンドサーディーン 1.8in【バークレイ】

製品名 カラーバリエーション 入数 税別価格
ガルプ!ソルトウォーター サンドサーディーン 1.8in 10 16 ¥800

バークレイ公式「ガルプ!ソルトウォーター サンドサーディーン 1.8in」の詳細ページはコチラ

「ガルプ!ソルトウォーター ベビーサーディン」と「ガルプ!ソルトウォーター サンドワーム」が合体して作られたNEWワームですが、果たして「ガルプ!ソルトウォーター ベビーサーディン」の座を取ることが出来るのか。

「ガルプ!ソルトウォーター ベビーサーディン」は、フグやベラなどにシッポの部分だけかじられる経験は、「ガルプ!ソルトウォーター ベビーサーディン」を使う以上、避けられない現象。

そこでそのシッポを取られても、なおアピール力が落ちないように考えられたのが「ガルプ!ソルトウォーター サンドサーディーン 1.8in」。トモ清水考案なのですが、シッポを取られた後でも、ボディーのヒダヒダでアピール出来るので、いちいちワームを付け替えなくても良いメリットがあります。

最近は、ベビーサーディンとこのサンドサーディンのローテーションが最強。釣るという目的であれば、間違いないルアーになります。

ガルプ!のデメリット

よく釣れるガルプ!ですが、そんなガルプ!にもデメリットがあります。水分ベースのマテリアルのため、放置すると乾燥して硬くなります。逆にいうと生分解ワームなので環境に優しい素材です。

アングラーに取っては乾燥に気をつけなくてはいけませんので、乾燥を防ぐ明邦さんのケースなどがおすすめです。

またガルプ!は液の中に保存している、いわゆる汁物なので、専用ケースがあると液漏れを防いでくれます。

ただでさえニオイが最強のガルプ!、液漏れした時は大変なことになるので注意しましょう(笑)。

冬はやはりメバリングがおすすめ! この時期ボトムを攻めるとカサゴがメイン。メバルを狙うのであれば、表層か中層が良いことが多いです。

やはりメバルの綺麗で大きな目玉には癒されますね。小さくとも小気味良いアタリと引きでアングラーを楽しませてくれます。

メバリングは、キャストしてただ巻くだけなので簡単なのも魅力の1つだと思います。メバルを気軽に釣りたい方は、是非1.5g前後のジグヘッドにガルプ!をつけてチャレンジしてみましょう!

狙いは静かな漁港内や堤防、消波ブロックまわりです。これからの時期、防寒対策をしっかりして、アツいルアーゲームに出かけましょう!

トモ清水でした!

See you next time!

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