こんにちは。エバーグリーンフィールドスタッフの黒田直希です。
暑さも徐々に落ち着き、秋めいてきた現在。秋は巻きモノが効くと言われていますが、実は「バスエネミー」がカナリ効果的なんです。
という訳で今回は、秋のシーズンに霞ヶ浦(茨城県)で有効な「バスエネミー(2.9in)」を使用した釣り方をご紹介致します。
秋の霞ヶ浦攻略のキーはベイトフィッシュ
夏の高水温から徐々に水温が下がり始めると共に、バスのメインベイトはエビから小魚に変わっていくのが秋の霞ヶ浦です。なかでもメインになるのがイナッコ。
そんなイナッコを捕食しているバスに有効な釣り方が、「バスエネミー(2.9in)」のダウンショットリグになります。
製品名 | サイズ | 入数 | 税別価格 |
バスエネミー | 2.9in | 8 | 800円 |
3.5in | 7 | ||
4.5in | 6 |
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2.9inと絶妙なサイズ感が、霞ヶ浦のイナッコの大きさにマッチしており、バスエネミーの最大の特長でもある「極薄テールが引き起こす微波動アクション」が、ベイトフィッシュを捕食するバスにとても効果的です。
写真は先日「バスエネミー(2.9in)」のヘビダンで釣った霞ヶ浦バス。
狙ったのは、イナッコが接岸している護岸。キャスト後ボトムを取り、ゆっくりズル引いてくると、ひったくられるようなバイト。イナッコ食いのコンディションの良いバスが釣れました。
「バスエネミー(2.9in)」のヘビダンは、冷え込みがきつくなるにつれて、より効果を発揮するようになるので、これからの季節オススメです。
狙うポイント
ポイントはイナッコが多い護岸や水門、石積み、消波ブロックなどをメインに狙います。霞ヶ浦のように濁ったフィールドでも、ベイトフィッシュが群れで泳いでいる時は水面に波紋が立つことが多いので、水面を良く観察することが大切です。
イナッコが多いポイントの中でも、何かが複合するところが特に狙い目。
例えば護岸に絡むアシ、石積みに沿って立っている杭、水門に絡む巾着(フィルターユニット)など、こういった複合ポイントにバスが付いてベイトを待ち伏せしています。なので、面積の広い護岸や石積みでも、複合するポイントだけに絞って狙うのも良いと思います。
アクション方法
アクションは基本ズル引き。「バスエネミー」は極薄テールが搭載されており、ロッドワークでデッドスローにズル引いてもテールがアクションするので、しっかりとバスにアピールすることができます。
霞ヶ浦はボトムを引くと良く沈み物などに、ルアーがスタックしますがこの時がバイトチャンス!
沈み物にスタックして外れた瞬間にバイトすることが多いので、根掛かりを恐れずチャンスだと思うことが釣果に繋がります。ただし、強く外してルアーが沈み物から離れすぎてしまうと釣れにくくなってしまうので、できるだけルアーの移動距離を抑えるように優しく外すことが大切です。
ダウンショットリーダーの長さは15cm~20cm。ボトムから少し浮いて泳いでいるベイトフィッシュをイメージして、この長さにセットしています。
使用するシンカー
シンカーの重さは3.5gと5gを使用します。基本的な使い分けとして、水深1.5m未満を狙う時は3.5gを使用し、水深1.5m以上のポイントでは5gを使用します。
また、消波ブロックのような入り組んだカバーを狙う時も5g。カバー内に潜むバスの目の前にしっかりとルアーを送り込むために、重めのシンカーを使用しています。
シンカーの形状ですが、浅くてボトムに沈み物が多い霞ヶ浦では、ラウンドタイプだとスタック感が強すぎることが多いので、スタック感の弱いスティックタイプを使用しています。
霞ヶ浦で実績の高いカラー4選
霞ヶ浦で実績の高い、バスエネミー2.9インチのオススメなカラーは4色。
個人的には「#11 スカッパノン」の使用頻度が最も高く、信頼しているカラーの1つで、これをベースにしています。
天候が晴れて、水が澄んでいる状況下では「#73 ヌマエビ」。天候が晴れて、水色も通常の濁りの状況下では「# 33グリーンパンプキンBL」 。
そして、天候が曇りor雨のローライトコンディションでは「#58ソリッドブラック」。霞ヶ浦のローライト時に最も実績が高いのが、ソリッドブラックです。最もシルエットがハッキリ出るカラーなので、急な濁りの状況下にもオススメです。
使用タックル
ロッド: フェイズ プロト66L+ベイトフィネス【エバーグリーン】
ライン:バスザイルマジックハードR (10Lb)【エバーグリーン】
ルアー:バスエネミー(2.9in)【エバーグリーン】
シンカー:3.5g、5g
リグ:ダウンショットリグ
この釣りに適したロッドは、6ft6inから7ftとやや長めで、L〜MLパワーのチューブラーロッドです。
やや長めのものを使う理由は、ロッドワークでルアーをズル引きした時にティップの打点が高くなり、必要以上にルアーがスタックするのを防げて根掛かりが大幅に減らせるからです。
さらに、チューブラーロッドということが非常に重要でもあります。基本的にソリッドティップと比べてチューブラーの方が、ルアーがスタックしにくく、感度も良いので、ボトムの変化を効率よく狙えると考えています。
来年発売予定の「フェイズ・フィールディンスター ベイトフィネス」は、6ft6in、L+パワー、チューブラーティップとこの釣りにピッタリです。
昨年からプロトを使用していますが、ファストテーパー、ショートグリップ採用で、ルアーの細かな操作もしやすくなっています。この釣りはもちろん、霞ヶ浦でのベイトフィネスのためにつくったロッドなので楽しみにしていてください。
ラインは、今までいろいろなラインを試しに使ってきましたが、信頼できて以前より愛用している、フロロカーボンの「バスザイルマジックハードR」。
このラインの最大の特長は、伸びを抑えて高感度でありながら、負荷が掛かると適度に伸びることです。
ルアーをロッドワークでアクションさせる時にかかる小さい負荷では伸びずに、超高感度のラインとして使用できます。しかし、フッキングからのバスの急激な突っ込みにかかる負荷では伸びてくれるので、クッション性を発揮してラインブレイクを防ぐことができます。
今回紹介した釣り方は、水温が下がるこれからの時期に有効なので、ぜひ試してみてください。