オリムピックのロッドで「UX」が付くもの、それは〝コスパがいいロッド〟を探している時に、必ずや選択肢のひとつとなるのではないでしょうか？

アジングロッド「コルトUX」やメバリングロッド「フィネッツァUX」は、〝1万円台でコレいいの？〟と衝撃を受けましたし、今回ご紹介するエギングロッド「カラマレッティーUX」もしかり。

出典：オリムピック公式「21カラマレッティー」詳細ページ

コスパがイイというのは、性能が伴ってこその言葉でありますが、それが伴い過ぎている。

オリムピックの「UX」は、特にその釣りジャンルにエントリーしようという場合、「絶対買い」です。

さて、今回紹介するのは「21カラマレッティーUX」の最新追加機種である7102M。

21カラマレッティーUX
22GCALUS-7102M

2022年追加機種の22GCALUS-7102Mは、モンスタークラスのアオリイカを手中にできるMランク。そしてエギングロッドとしては短めの、7フィート台というショートレングスとなっているのが特徴。

Lenght (m)	Power	Action	Weight (g)	Close (cm)	Top Dia (mm)	Section (pcs.)	Egi (号)	Line PE(号)	税込価格
2.4	M	Regular-Fast	100	123	2.2	2	2.5-4.5	0.6-1.0	19,800円

実は、上位機種にあたる「20カラマレッティ」でも710Mはあり、コアなファンの多い隠れた人気機種だったりします。それがUXにも！

ショートレングスとなることで、取り回しはもちろんのこと、テクニカルにメリハリをつけた誘いでアオリイカのスイッチを入れることも可能。

パワフルロッドという面を持ちながら、実は〝テクいロッド〟という面もあり、それが人気の秘密。

また、オカッパリエギングのみならずボートエギングにも非常に投げやすいレングスで、Mパワーということでディープなどにも対応する守備範囲の広さが魅力。

既存機種と合わせて、持っておくと何かと重宝する機種となるのでは？

ここまでやっていいの？な優れたパーツマテリアル

カラマレッティーUXは、その充実したパーツマテリアルが人気の秘密。

これまでもご紹介してはいますが、改めてそのあたりをご紹介。

今回ご紹介した22GCALUS-7102Mはもちろん、全モデル共通してガイドはステンレスフレーム・SIC-Sリングガイド。KRコンセプトも採用されるガイド設計は、正直この価格帯では……驚愕！

バットセクションには「グラファイトクロスLV」を採用。

すご～く大雑把にいうとグラファイトクロスLVとは、グラファイトクロスと重量、成型厚み、タテ・ヨコの繊維構成比をそのままに、約10％の軽量化を実現した薄い織物。

要するにグラファイトクロスの性能そのままに、軽い。

軽いんだけれど、美しいベンディングカーブで非常によく粘り、大型アオリイカも問題なし。加えて、バイトを弾かないしなやかさも併せ持つ。

リールシートはVSS、グリップはEVAを採用したセパレートグリップ。

ちなみにダウンロック式で、好みはあるとは思いますが、キュ～ッと竿を立てながら聞いてくるような場合にも好適。パワーランクからしても、エギングだけじゃなくちょっとしたロックフィッシュなんかにも汎用性が高いのでは。

7102の数字が示すのは、7’10″の2ピースですよ…ということなのですが、ジョイント部はフェルール（逆並継）。先に述べたグラファイトクロスLVの恩恵と合わせ、美しいワンピースロッド並みのベントカーブが、大型アオリイカでも確実に寄せてこられるブランクス性能をアシストします。

強さはもちろん、テクニカルに遊べる22GCALUS-7102M。これまでのカラマレッティーUXに、また違った味付けをもたらす機種、チェックしてみては？