昨年と異なり、今年は「らしい」秋模様を朝晩に感じられるようになってきました。
春とともに、秋は新製品が多く登場する季節でもあります。
さて、今回はテイルウォークの新製品の中から「ロッド」をピックアップ。追加機種や気になる新作を駆け足でご紹介。
ハイタイドSSD 追加機種「110H HIRA」
シーバスロッド「ハイタイドSSD」に110H HIRAが追加。
HIRAが示す通り、ヒラスズキ専用モデルとなる。シリーズ最長となる11フィートのレングスと、シリーズ唯一となるHパワーで、荒磯に潜むヒラスズキを引っ張り出すパワー。そして抜群の遠投性能を誇る機種となるという。
モデル | 全長(ft.in) | 継数 | 仕舞寸法(cm) | ロッド自重(g) | ルアーウエイト(g) | 適合ライン(PE) | L1(mm) | L2(mm) | 税別価格(円) |
110H HIRA | 11.0 | 2 | 173 | 263 | 18-60 | 1.0-3.0 | 550 | 400 | 28,000 |
適合ラインはPE1~3号と太めのラインも視野に入れ、それに対応する比較的大口径のガイドを採用。糸抜けのやさで、飛距離にアドバンテージを与えてくれる。
また、ベリーからバットにパワーを持たせながら、しなやかな曲がりは大型ルアーをしっかりフルスイングでき、バラシも少なくするという。ヒラスズキはもちろん、青物まで対応するそうで、総合力の高いロッドとなる。
■2022年10月登場予定
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サクラマス-JIG TZ
完全新作となるのは、サクラマス-JIG TZ。トルザイトリングガイドを搭載する、テイルウォークのTZシリーズに、サクラマスジギング用ロッドが登場となるわけだ。
宮城、岩手、青森、そして北海道などで行われるサクラマスジギングは、船からサクラマスを狙うもの。近年その勢いが加速、ますます楽しむ人が増えている印象。
サクラマス-JIG TZの特徴はフルソリッドブランクスであること。
これは、ジグを飛ばしすぎない“繊細な誘い”を安定して繰り出すためがひとつ。バイト後に体を回転させたり、瞬間的なダッシュといった独特な引きによるバラシを防止するためがひとつだそう。
そして超軽量かつ耐摩耗性に優れたトルザイトリングガイドを、スパイラル仕様とし、ティップ付近のい糸絡みなどのトラブルを解消。またティップの戻りがバランスよく、操作感も高いという。
ベイトロッド3機種が展開される。
“0”クラスでより曲がるブランクスは、80g前後の軽めのジグで狙う釣りはもちろんのこと、重めのジグを敢えて飛ばさずにネチネチと動かし誘いたい時にも重宝する。追従性の高いフルソリッドブランクスと軽やかなTORZITEリングガイドの組み合わせは、絶妙なティップの戻りとジグの高い操作感を得られ、繊細にジグを操りながらサクラマスにアプローチすることが可能に。その他、しなやかな曲がりでサクラマス独特のファイトも容易にいなしバラシも低減。
出典:テイルウォーク
サクラマスジギングに必要な性能を更にブラッシュアップさせた同シリーズの中で、もっともバーサタイルに使える“1”クラス。全国的に使用頻度の高い100g前後のジグを使用する際に、もっとも使いやすいパワー感のブランクスを採用。繊細に優しく誘うジャーク&ロングフォール、やや強めのジャーク&短めのフォール、細かい連続ジャーク、といった様々なジグアクションを快適にこなせる。また、フレキシブルに追従するベンドカーブは大型のサクラマスの引きもしっかりと受け止め、じわじわと巻き上げることを可能に。
出典:テイルウォーク公式
やや強めのバットパワーと戻りの速いティップを有する“2”クラスは、ディープエリア攻略や潮が速い時など、通常よりもワンランク重いジグを投入する際に活躍。MAX 150gまでのジグの出番が想定される時には、間違いなくメインとなり得るモデル。パワーのあるロッドではあるものの、チューブラーブランクスのようなフィーリングではなく、入力に応じてしなやかに追従するフルソリッドブランクスのため、ひとたびサクラマスを掛ければ、強い引きに対しても無段階に曲がり込んでいき、バラシを回避できる。
出典:テイルウォーク公式
モデル | 全長(ft.in) | 継数 | 仕舞寸法(cm) | ロッド自重(g) | ルアーウエイト(g) | 適合ライン(PE) | L1(mm) | L2(mm) | 税別価格(円) |
C650 | 6.5 | 2(B) | 149 | 136 | max100 | max1.5 | 540 | 410 | 45,000 |
C651 | 6.5 | 2(B) | 149 | 139 | max120 | max1.5 | 540 | 410 | 46,000 |
C652 | 6.5 | 2(B) | 149 | 143 | max150 | max1.5 | 540 | 410 | 47,000 |
■2022年11月登場予定
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ボートゲーマーSSD 追加機種「S610M+」&「S72MH」
オフショアのシーバスを中心に、文字通りボートゲームを楽しめる「ボートゲーマーSSD」に追加されるのは、特にサワラを意識した2機種。
昨今のボートサワラゲームの盛り上がりにウレしい追加となる。
モデル | 全長(ft.in) | 継数 | 仕舞寸法(cm) | ロッド自重(g) | ルアーウエイト(g) | 適合ライン(PE) | L1 (mm) | L2 (mm) | 税別価格(円) |
S610M+ | 6.10 | 2 | 108 | 112 | max 40 | max 2.0 | 430 | 290 | 25,000 |
先にサワラを特に意識した…と述べたが追加機種のひとつS610M+は、サワラを中心にシーバスや青物全般、シイラにフラットフィッシュなどで使用しても違和感のないバーサタイルな性能となるようだ。
レギュラーテーパーでブレードジグ、ミノー、メタルバイブなど、さまざまなルアーを扱いやすいレングス設計。ミヨシでフルキャストできる投げやすさはもちろん、乗合船の胴の間などでのアンダーハンドでもコンパクトにキャスト可能。
とはいえ、リアグリップ長が若干長く取られていて、これは例えばサワラのブレードジグの超速巻き時に脇挟みして安定するなど、随所にやはりサワラを意識した仕上がりに。
とりあえずコノ1本、的な非常に便利な相棒になりそう!
モデル | 全長(ft.in) | 継数 | 仕舞寸法(cm) | ロッド自重(g) | ルアーウエイト(g) | 適合ライン(PE) | L1 (mm) | L2 (mm) | 税別価格(円) |
S72MH | 7.2 | 2 | 114 | 126 | max 60 | max 3.0 | 475 | 335 | 26,000 |
レングスとパワーランクなどを見ても、これはサワラにピッタリっぽい!と思わせるS72MH。
こちらもヘビーシンキングミノーやブレードジグの速巻き時に脇挟みがしやすい長めのリアグリップに。
MAX 60gまでのルアーであれば、ジャンルを問わず扱える懐の広さをもつ仕上がりだそうで、サワラはもちろん近海のオフショアキャスティングゲーム全般に対応するマルチパーパスモデルともいえる。
サワラに抜群の相性ながら、幅広い対応範囲ということで、テーパーデザインもスムーズに曲がるレギュラーテーパーを採用。
■2022年9月発売予定
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スプリントスティックSSD 追加機種「70L」
出典:テイルウォーク公式スプリントスティックSSD詳細ページ
スプリントスティックSSD…といえば、写真のような豪快なファイトがイメージできますが、この秋に追加されるのは「L」。70Lなんです。
モデル | 全長(ft.in) | 継数 | 仕舞寸法(cm) | ロッド自重(g) | ルアーウエイト(g) | DRAG (kg) | L1 (mm) | L2 (mm) | 税別価格(円) |
70L | 7.0 | 2(B) | 153 | 191 | max 50 | max 4.5 | 670 | 390 | 22,000 |
ちょっと新鮮! ブレード付きのタングステンジグを高速巻きしてバイトを誘うサワラゲームや、小さめのプラグをテクニカルに操り仕掛けていくシイラ・中~小型青物のキャスティングゲームに最適なライトクラスとなっているそうだ。
ブレードジグの高速巻きでもブレることないティップながら、不意のビッグフィッシュが掛かってものされることのないバットパワーを持つというだけに、興味深い。
適度な張りを持たせるために、ブランクスはカーボンマテリアル。飛距離も抜群のモデルとなっているそう!
■2022年10月登場予定
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ジグフォースSSD 追加機種「S633 SETOUCHI EDITION」
瀬戸内エリアでは、タチウオパターンというのが存在し、青物たちがタチウオを捕食するというもの。
ロングジグを使ったり、シルバー系カラーを用いたり。ジグをタチウオに似せ、アプローチも「そんなにジグを飛ばさない」というのがセオリー。
そうした瀬戸内のタチパターンモデルとして登場予定となっているのがジグフォースSSDのS633 SETOUCHI EDITION(瀬戸内エディション)。
モデル | 全長(ft.in) | 継数 | 仕舞寸法(cm) | ロッド自重(g) | ルアーウエイト(g) | DRAG (kg) | L1 (mm) | L2 (mm) | 税別価格(円) |
S633 SETOUCHI EDITION |
6.3 | 2(B) | 133 | 167 | max 240 | max 5 | 620 | 400 | 24,000 |
200g前後のロングジグを、優しく飛ばせるスピニングモデルでロングストローク後のフォールを捉えられる、ややファスト寄りなテーパーとなっている。
また、スピニンロッドだけにキャストで広範囲を探りながら中層を引いて青物やサワラを拾っていくような釣りにも最適だとか。
■2022年10月登場予定
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ということでテイルウォーク2022年秋発売予定のロッドをまとめてご紹介しました。また近日潜入取材でもしてきましょう…と勝手に予定を立てる。