【タイラバゲームに切っても切れないマイクロベイト】田中亜衣による「マイクロベイトパターン」How-to
皆さん、こんにちは。田中亜衣です。
暑い日が続いておりますが、真夏のタイラバゲームを楽しんでいますか? 私のホームでは、連日タイラバフリーク達が暑さに負けず巻き巻きしておりますよぉ〜。
ただね、今年はイワシが少なくて例年のような「イワシパターン」にハマるタイミングが少なく、夏のタイラバゲームぽくはないですね。
メインベイトもエリアによって違い、砂底のシャローはゴカイ類、反転流が起こるエリアではカニやエどの幼生といったマイクロベイト…といった感じになっております。そんなわけで今回は、マイクロベイトパターンについて解説していきます。
田中 亜衣(Ai Tanaka) プロフィール
マイクロベイトパターンとは
エビやカニの幼生、稚タコ、シラスなど…マダイのメインベイトが1cmにも満たないベイトを捕食しているパターンが「マイクロベイトパターン」です。
タイラバゲームにおいて小さなベイトを捕食しているマダイを釣るのは困難だということは皆さんご承知ですよね。
それにはさまざまな理由があるのですが、やはりエサとタイラバのシルエットの差が大きいところが1番だと思います。
マッチザベイト?
マッチザベイトとは対象魚の捕食しているベイトにルアーのシルエットや波動を合わせるというルアーフィッシングの基本です。
「イワシがベイトの時はミノーやメタルジグ」なんていうのを聞いたことがあるでしょ? その方が対象魚からルアーを見たときに違和感が少なく、なんの疑いもなくルアーを襲ってるのかも知れませんね。
マイクロベイト捕食下ではマッチザベイトではなくリアクションバイト
では、大きさ1cmにも満たないマイクロベイトを補助しているマダイがルアーにバイトするにはどうしたらいいか? ルアーフィッシングにおいて「マッチザベイト」と並んで代表的な戦術に「リアクションバイト」という考え方があります。
先にリアクションバイトの意味を知らない方のために…。リアクションバイトとは捕食行動とは別に口を使ってルアーにアタックすることで、ルアーに対して威嚇やイレギュラーな動きに対して口を使うバイトのことです。
もっと簡単に言うと、イライラさせてルアーを攻撃させるという釣り方です。
まずはレンジ
マイクロベイトパターン下では、エサを捕食するためにマダイは中層にいることが多いです。
それは、多くのマイクロベイトと呼ばれる生物は潮に流され、泳ぐというより流されるといった感じで海中を漂っています。普段はボトム付近を回遊していることが多いマダイもこのようなエサを好むようになると、自ずと中層に群れを成すことが多いです。
そんなシチュエーションでは、そのレンジを把握することが最も大切になります。
魚探で確かめたりすることができますし、普段から何ターンに1度は中層まで巻いてアタックしてくるか確かめるクセをつけてると良いかもですね。
ルアーの波動と動きがキモ
リアクションバイトを誘発する動きを想像してみてください。普段のタイラバゲームと同様に誘ってもなかなかバイトがないですよね。
バスフィッシングやジギングなど、他の対象魚ならストップ&ゴーやトゥイッチなどでバイトを誘発します。当然、マダイもそれらの動きでバイトすることはありますが、タイラバの形状上これらの動きはあまり得意じゃありません。どうしてもネクタイが上手く動いてくれる確率が低いですもんね。
それにマダイは波動のちょっとした違いを敏感に感じるのか、ネクタイの素材や形状が少し違っただけでバイトの強さが変わり、釣果にも影響しますよね。
多分、他の対象魚より好奇心を持ちながら警戒心が強いせいだと思います。
なので、出来るだけ「落として巻く」という動作の中でリアクションバイトを誘発するようにヘッドやネクタイやそれらのカラーを工夫することが大切だと思います。
ネクタイは強波動がキー
ネクタイは、波動の強いタイプが良いときが多いですね。「バタバタ」とした動きで思わず口を使わせたみたいな感じ。弱々しい波動のエサを捕食しているので波動の弱いネクタイが良さそうと思いがちですが、最初に書いた通りベイトの波動に近づけてもシルエットの大きさが全然違うので、それではなかなかバイトしてくれません。
ヘッド選択のこだわり
次にヘッドなのですが、これも動きにこだわり「 TGビンビン玉スライド雷流ヘッド NEO」を使っています。
Name | Weight | Price(税込) |
---|---|---|
TGビンビン玉スライド雷流ヘッド NEO 30g | 30g | ¥1,078 |
TGビンビン玉スライド雷流ヘッド NEO 30g(プレーン無塗装)※2022年9月発売予定 | 30g | ¥968 |
TGビンビン玉スライド雷流ヘッド NEO 45g | 45g | ¥1,298 |
TGビンビン玉スライド雷流ヘッド NEO 45g(プレーン無塗装)※2022年9月発売予定 | 45g | ¥1,188 |
TGビンビン玉スライド雷流ヘッド NEO 60g | 60g | ¥1,628 |
TGビンビン玉スライド雷流ヘッド NEO 60g(プレーン無塗装)※2022年9月発売予定 | 60g | ¥1,518 |
TGビンビン玉スライド雷流ヘッド NEO 80g | 80g | ¥2,068 |
TGビンビン玉スライド雷流ヘッド NEO 80g(プレーン無塗装)※2022年9月発売予定 | 80g | ¥1,958 |
TGビンビン玉スライド雷流ヘッド NEO 100g | 100g | ¥2,508 |
TGビンビン玉スライド雷流ヘッド NEO 100g(プレーン無塗装)※2022年9月発売予定 | 100g | ¥2,398 |
TGビンビン玉スライド雷流ヘッド NEO 120g | 120g | ¥2,948 |
TGビンビン玉スライド雷流ヘッド NEO 120g(プレーン無塗装)※2022年9月発売予定 | 120g | ¥2,838 |
TGビンビン玉スライド雷流ヘッド NEO 156g | 156g | ¥3,883 |
TGビンビン玉スライド雷流ヘッド NEO 156g(プレーン無塗装)※2022年9月発売予定 | 156g | ¥3,773 |
ジャッカル公式「TGビンビン玉スライド雷流ヘッド NEO」の詳細ページはコチラ
このヘッドは「 TGビンビン玉スライドヘッド NEO」と比べると、ただ巻き時に僅かに揺らぎ、微細な波動をヘッドから出します。この揺らぎがマダイにスイッチを入れることが多く、このようなシチュエーションでは他のヘッドよりアドバンテージを感じます。
「ヘッドの形状で釣果が変わる?」と思われがちですが、毎日海に出て見ていると顕著にわかることがあります。わかりやすく言えば、ヘッドの違いでアタリの数やバイトの強さが変わるので皆さんも試してみてください。
今回は、マイクロベイトパターンについて解説してみましたがいかがでした?
これから秋になると稚タコや白グチなどの稚魚、シラス。冬になるとミミイカやオキアミと、マイクロベイトパターンはタイラバゲームと切っても切れないパターンなので、これらのことを頭の片隅に置きながら、ちょっぴり難しくって釣果に差の出る「マイクロベイトパターン」を楽しんでみてはいかがですか。
それでは皆さま、良い釣りを♪
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