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今江克隆のルアーニュースクラブR「真夏こそ水面系!猛暑最強トップウォータープラグを紹介」の巻 第1112回

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
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今週は、再び霞ケ浦に長期滞在中。

TOP50の霞ケ浦2連戦、そして第3戦のリベンジともあってリアルタイムなネタが紹介できないのがツラいところ……。

しかしながら、やはり真夏に狙ってデカいのを釣ろうと思うならば、やはり水面系は強い。

今週は猛暑の真夏にこそ効くトップウォータープラグの小ネタを紹介しよう。

猛暑最強トップウォータープラグは?

まず、ぶっちゃけ、うだるような猛暑ピーカン時にメーカー問わず最強無双トップウォータープラグは何?と聞かれれば、今江的には即答で「アベンタ(クローラー)RS」と迷わず答える。

それほどリリース6年目に入るが「アベンタRS」の圧倒的な水面最強の地位は揺らいでいない。

発売5シーズン目を迎えるが、未だにその威力に衰えを見せない「アベンタRS」。つい最近も堤プロが池原ダムで65㎝を仕留めている

その最大の理由は、やはり天然桐ウッド製のボディ素材にしかだせないと言い切れる「驚異的なデッドスローレスポンス」と「金属サウンド」、そして「天然の着水音」だと考えている。

もはや真夏の最強無双トッププラグといっても過言ではない「アベンタRS」。その秘密は「着水音」にもある

桐ウッド特有の着水音と、硬質で空気をはらんだボディで共鳴される金属サウンドは「アベンタRS」にしかないない、まさに唯一無二と断言できる釣れる秘密、スレない秘密だからだと思う。

同時に桐ウッドの「ポテンッ!」とした甘く生き物っぽい着水音がかなり効いている印象がある。

天然ウッドゆえの個体差による羽根の微調整等、面倒な部分もあるが、それを補ってあまりある威力を秘めるのが「桐ウッド」の最高の魅力なのである。

最強水面系の双璧

そして「アベンタRS」同様に真夏に最強と言われてきた双璧の水面系こそが「ビッグバド」だろう。

かつて改造大ブームが起きたが、近年クローラーベイトの台頭で使う人が激減したため、逆に威力が戻りつつあるのではないか……と感じている。

「アベンタRS」同様にスローでの水押し性能、独特の金属サウンドという点で類似しているが、近年のテストでは以前のようにただゆっくり水面を巻いているだけでは、なかなか騙し切れないのが現状だ。

例えば水面直下をもターゲットに入れるなどの、もう一歩踏み込んだ能力が鍵だと感じている。

クローラーベイトに並ぶ、真夏最強トップウォーターといえばバド系。近年威力が落ちたといわれるが、そこに次なる開発のヒントがある

19年ほど前、「フィジェット」という天然ウッド「アユーズ」を採用したジョイントのバド系ルアーを開発したが、その後の検証でジョイント部分のヒートンを締め、ボディをロックさせて使った方が音質も釣果もあがるという皮肉な現象を実感することになる。

また「アユーズ」は、浮力はバルサ並みだがとても柔らかい木だったため、金属パーツの反響が物足りない印象があった。

そこで2022年、現在シングルボディに改造し、素材を「アベンタRS」の桐ウッドに変えた「カスタネットブレードフィジェット」をテストしている。

こちらは「アベンタRS」に並ぶ最強水面系誕生の予感をさせる仕上がりに近づいており、来年が楽しみになっている。

「ワドルバギー」の「カスタネットブレード(意匠登録済)」は、ケタ違いの涼しげな金属サンドを発生する。このブレードは今後もいろいろなルアーに活かしていく予定だ

今江的には「バルサ」でもなく、「アユーズ」でもなく、シャトーブリアンのように厳選された「桐ウッド」の和ダンスに使われる硬度と、相反する圧倒的浮力こそが、水面系最強ウッドだと確信している。

ジョイントボディの「フィジェット」のジョイント螺子を締めてボディをロックさせると、音も波動も強烈になる。知る人ぞ知るシークレットチューン(本末転倒だが……)

サイズを問わず、とにかく釣れる水面系&最注目の表層系を紹介!

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