みなさん初めまして、エバーグリーンフィールドスタッフの青 亮彦(あお あきひこ)と申します。大西健太プロのYouTubeチャンネル「大西健太のOKチャンネル」にも出演させていただいている、通称アッキーです。よろしくお願いいたします。
青 亮彦(AO AKIHIKO) プロフィール
今回は、僕が日頃からメインフィールドとしてオカッパリで釣行している奈良県・高山ダムの旬な情報をご紹介させていただきたいと思います。
高山ダムは今こんな状況
今年は空梅雨で、異例の速さで6月中旬には梅雨明けとなりました。その後、雨予報だとしても、なかなかまとまった雨が降らず、晴天の時は気温が35℃付近と異例の暑さが続きました。
高山ダムも日に日に水温が上昇し、水質が悪化。雨が降らない影響で流入量も非常に少なく、全域の流れは皆無。ベイトは優雅に沖に浮いていて、バスからの警戒心は感じられません。ボイルも一切なく、バスはアグレッシブルに捕食行動をしていない状況です。
その状況下で色々と思考錯誤しながら現在まで1つのパターンとなっているルアーがあります。それが、ジャークベイトの「フェイス」です。
製品名 | 全長 | 自重 | タイプ | 潜行レンジ | リング(スナップ)サイズ | フックサイズ | 税別価格 |
フェイス | 11.5cm | 18.6g | スローフローティング | 1.0~2.0m | 【ラインアイ】 #3,【フックアイ】 フロント:#3・センター:#3・リア:#3 | フロント:#5・センター:#5・リア:#5 | 1,750円 |
エバーグリーン公式「フェイス」の詳細ページはコチラ
タフな状況でも結果を出す「フェイス」
高山ダムのオカッパリで私が狙うポイントは、水深2.5~3メートルで、大きさが2mもあるような巨大な岩が沈んでいるような場所。そんな中でも、密集した岩より、点在した岩を狙います。
「フェイス」のアプローチで重要なことは、ジャークしながらルアーを岩の陰に入れて、岩陰でしっかりステイさせること。バスの活性が低い状況では、バスから来てもらうのではなく、こちらから行ってあげる。つまり、バスがいる場所にルアーを入れて、バイトチャンスを作る必要があり、この方法が効きます。
基本動作は、まずキャストしてリーリングし、「フェイス」を岩の近くに持っていきます。そこから2ジャークして5秒ステイ。岩の陰でアピールして食わせの間を入れます。そこで食わなければ、次の岩までリトリーブして、2ジャークから5秒ステイ。基本、この繰り返しです。
ただし、岩陰は時間によっても、太陽の光量によっても、大きさや形が変わっていきますので、それに応じて、リトリーブコースやジャーク回数、ステイ時間を変えています。バイトの90%以上がステイ中なので、その日にバイトが出たステイ時間を覚えておくと、連発のチャンスです!
カラーローテをすることで釣果UP
また、天候によってカラーローテーションをするとさらに良いです!
さらに、水質も考慮してカラーローテーションすると、さらに釣果UPに繋がります!
僕自身、カラーローテーションで釣果に差が出た経験が多くありますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
おすすめロッド
使用しているロッドは、「フェイズ ・PCSC-72H ディッガー」です。
製品名 | 全長 | 継数 | 標準自重 | パワー | ルアー範囲 | ライン範囲 | 税別価格 |
フェイズ ・PCSC-72H ディッガー | 2.18m | 2 (※グリップ着脱式) | 165g | ヘビー | 10.5~84g(3/8~3oz) | 12~25lb | 49,000円 |
エバーグリーン公式「フェイズ ・PCSC-72H ディッガー」の詳細ページはコチラ
「ジャークベイトにヘビータックルを使うの?」と驚かれた方もいると思いますが、「フェイズ ・PCSC-72H ディッガー」はジグやワームだけでなく、ビッグベイトや巻き物にまで幅広く扱える、非常に使用頻度が高い1本で、特に今回のような「フェイス」の釣りに最高のロッドだと思います。
高山ダムのような岩が多いフィールドの場合、柔らかいロッドでジャークベイトを使うと、ジャークしてルアーが岩に当たった時にティップが入ってしまい、ルアーが跳ねずにそのまま進んで来るので、岩の隙間等に刺さってしまい根掛かり…なんてことに。
そんな時でも、Hパワーの「フェイズ ・PCSC-72H ディッガー」であれば、ジャークしてルアーが岩に当たった時にティップが入らず、ルアーが岩に当たって跳ねるので、根掛かりを回避してくれます。ボート釣りの方であれば回収に行けますが、オカッパリからのアプローチで根掛かりは避けたいですよね。
また、普段の高山ダムでは、流れの中をフルキャストで釣ることもあるので、そんな時にロッドが柔らかいと、流れでロッドが曲がってしまい、ジャークしても力が伝わらずルアーが動きません。
「フェイズ ・PCSC-72H ディッガー」は絶妙なティップの硬さで、根掛かりを回避してくれ、かつ遠距離や流れがあってもルアーをしっかり動かすことができるため、自信を持っておすすめできます!
ラインも太めがおすすめ
ラインは、「バスザイル・マジックハードR」の20Lbを使用しています。
エバーグリーン公式「バスザイル・マジックハードR」の詳細ページはコチラ
これまた「ジャークベイトで20Lb?」と思われる方もいるかと思いますが、高山ダムは岩が多いフィールドです。そのため、バスとのファイト中に擦られてラインブレイク…という最悪な結果にならないよう、20Lbを使用しています。
また、ラインは細いほど伸びる傾向があるので、遠距離や流れの中でしっかりルアーを動かそうと思ったら、太いラインの方が向いているとも言えます。日々の釣行結果から、この太さが原因でバイト数が減ることはゼロに等しいと思っています!
以上、奈良県・高山ダム攻略の釣り方についてご紹介させていただきました。ジャークベイト・フェイス、これからも出番はますます増えてくるはずなので、釣行の際はお忘れなく! みなさんもフェイスで高山モンスターをキャッチしてくださいね!
最後に、高山ダムで釣りをする際は遊漁券が必要になります。このような素晴らしいフィールドを維持していくためにも、必ず遊漁券の購入をお願いいたします。