それは記者が酔いどれ気分で歩いていた時、ふと目に入った自動販売機。ペットボトルの中に、ふと魚影が見えた気がしたのでした。
「なんか魚がいる」
いや、酔っているだけか。そう思いながら近づいてみると、やっぱりペットボトルの中には魚がいたのです…。しかし、生きてはいない。
自動販売機で販売されていたのは「だし道楽」
だし道楽。自動販売機にはそう書かれていました。通常の飲料が売っている自動販売機と、変わりのないシルエットで、ひっそりと「だし道楽」はあったのです。
500mlのペットボトルの中には、しっかりと存在感をだしている魚の姿。上段には焼あご(トビウオですね)、下段には宗田節の商品ラインナップ。ダシです。ダシのペットボトルだったのです。
これまでにも結構メディアで取り上げられているそうで、ご存知の人も多いかもしれません。ワタクシは恥ずかしながら知りませんでした。
後日、酔いを覚ましてから色々調べてみました。「だし道楽」は二反田醤油(広島県江田島市)がリリースしている商品でした。だし道楽のwebサイトによると…
出典:だし道楽
だし道楽とは、広島県江田島にある二反田醤油が製造する、焼きあご入りの万能調味料です。
醤油・酒・みりんを合わせることなく、だし道楽だけで簡単、便利に本格的なお出汁を作ることができます。ペットボトルの中に昆布や焼きあごの素材をそのまま入れることで、素材そのものの旨みをしっかりと味わっていただける美味しい調味料となっております。
出典:だし道楽
という、こだわりのあるダシだということが分かりました。
出典:だし道楽
お店前の自動販売機からスタートした
「だし道楽」を広く知ってもらいたいという思いで、その出汁を使った直営店となるうどん屋さん「うどんや だし道楽」を始めたのが2006年。すると、これが当たりで「だし道楽」の評判はバッチリ。
出典:だし道楽
出典:だし道楽
ここで自動販売機が出てきます。営業時間外でも「だし道楽」を購入してもらえる方法を考えた結果、自動販売機!
というわけで、最初は店舗前に自動販売機を設置し、ペットボトルで販売。これもナイスな反響で、自動販売機での販売が広っていったそうです。
現在全国に計50台が設置されているそうで、二反田醤油のホームページには設置箇所も示されています。
どちらも購入してみようということで1本700円×2種類の計1400円を支払って購入。「ガチャコン」と出てきたペットボトルを手にすると…冷たい。実は夏場とか大丈夫なのかな?なんて思っていたのですが、しっかりと温度調節がされているようです。
さてさて、何に使ってみましょうか? 近日、実食編!……もあるかもしれません。