ゼナックが贈るロックショア・ショアジギングのHow To動画シリーズ、「ロックショア極意」。
現在12回まで公開されている中から、第5回の「ペンデュラムキャストの優位性と練習法」をピックアップしてご紹介!
今回も、ロックショアのパイオニア、本林将彦さんがより分かりやすくキャストの方法を解説されています。
飛距離が出しやすく、ショアジギングでは多くのアングラーが多用しているペンデュラムキャスト。
しかし、「上手く飛距離が出せない」・「自分の顔の横や頭ギリギリをルアーが通ってしまう…」など、ペンデュラムキャストで悩むアングラーの声も多く、本林さんも正しいフォームでキャストできていない方を目にすることが多いそうです。
今回はそんなペンデュラムキャストでお悩みの方、必見! この動画を見れば、正しいフォームで、より飛距離が出せるようになること間違いなしの内容になります!
ペンデュラムキャストとは?
ショアからのキャスティングでは、“ルアーの飛距離がそのままバイトチャンスになる”と言われるほど重要。ペンデュラムキャストは、数あるキャスト方法の中でも、より飛距離が出しやすい投げ方です。
ちなみに、ペンデュラムの意味は振り子を指し、ルアーを振り子のように前後させ、その遠心力を活かして飛距離を出すキャストテクニックになります。
特に、磯場などリーダーを長く取りたいときと相性が良く、垂らしも長いので、ガイドとのライントラブルも回避することができます。また、前述したように振り子の原理で飛ばすので、重いルアーも比較的負担が少ない状態でキャストできるのも大きな特徴です。
本林さん曰く、飛距離が伸びない・釣り人の頭付近にルアーが通る投げ方をしている人のほとんどが、ターンオーバーを意識できていないそうです。
よく動画などで、ペンデュラムキャストは振り子で一番ロッドに負荷がかかった状態で投げるといったことが紹介されています。その際、下記の画像のように、負荷がかかった状態で直線的に飛ばそうとしてしまいます。
しかし、実際はロッドに負荷がかかることで、ブランクがしなり、その間にルアーの位置はターンオーバーしてしまいます。
特にペンデュラムキャストの場合は垂らしが長いため、ラインのたるみも発生しやすく、よりトラブルが起きやすくなってしまうそうです。たるみが発生することで、ルアーが正しくアングラーの頭上を通らず、力が伝わらない状態で飛んでいくことになります。
正しいペンデュラムキャストをするための練習方法
ペンデュラムキャストを正しく行うには練習が一番。ターンオーバーなど基本を理解することで、安全かつより飛距離が出せるキャストができるようになります。動画では本林さんによる練習方法も紹介されています。
練習には180gなどの重めのルアーと、しなりにくい硬めのロッドを使用するのが良いとのこと。
キャストでの身体の使い方を覚える
まずは、リールのベールを返さず、垂らしをリールと同じ高さにセットします。
そして、そのままロッドを振り抜き、ルアーを水面に叩きつけます。これを繰り返し、キャスト時の身体の使い方を覚えるようにしましょ。
最初は叩きつけることに怖さがあるかもしれませんが、繰り返すことで振り抜く動作、ルアーの位置などを身体で慣らす、覚えることができるようになります。
徐々に距離を伸ばしてルアーを叩きつける
次は、先ほどの練習①よりも垂らしを短くし、ルアーの後端部分がスプールに届く位置に調整します。
今度はベールを返し、指をかけて、練習①よりも少し先の水面を叩くことを意識して、振り抜きます。
ターンオーバーを身体で覚える
今度は、先ほどよりもさらに先の水面にルアーを叩きつけることを意識しましょう。
このとき重要なのは、ルアーのお尻部分から水面に着水させること。
叩きつけた時にお尻から着水ができる=ターンオーバーができているのだそうです。
この動きができるようになれば、あとは指にかけたラインを離すタイミングを調整するだけで、正しいペンデュラムキャストが完成します。
ルアーをしっかり叩きつけられる筋肉の動きや、身体の動作は上記の練習でマスターできているので、あとはキャストのイメージをしっかり持つことが重要となります。
このキャストフォームができれば、身体の負担も少なく、なおかつトラブルも少なく投げられるので、釣りに集中できることでしょう。
詳しい練習方法や、キャストのイメージなどは動画を見ることで、よりイメージが掴みやすいかと思います。ぜひチェックしてみてください。