天龍の「パワーマスター」がいよいよ登場となる。
パワーマスターにはこれまで「ライトコア」や「プラッギング」、「ヘビーコア」など、使用リグやフィールド条件にマッチしたカテゴリーがあったのですが、ショアゲームの総合ロッドとして「パワーマスター」に統一されます。
パワーマスター
9フィート台のライトなショアゲームから、超大遠投を狙いたい時に重宝するロングレングスまで、ショアゲームを網羅するシリーズとして新生パワーマスターとなります。
ブランクスにはC・N・T(カーボンナノチューブ)を配合し、軽さはもちろん、ファイト時の安心感もあり、何よりキャストフィールが向上している。
投げた際のブレのなさで、狙ったところに撃ち込めるキャスタビリティは、リアグリップ長やモーメントなどを機種ごとに細かく調整。
このあたりはリールシートをすべてダウンロック式にして、確実にあってほしい場所にリールをしっかり固定するから、その重心の安定感をより増しています。
ガイドは糸抜けのよさとキャスト時の素早いティップの収束を意識し、バットガイドにはスーパーオーシャンガイド(SiC)、トップガイドにはステンレスフレーム・SiCリングのKガイドを配置。
また、リールシート部分やジョイント部などに天龍らしさを表す、西陣織仕様のカーボンシートが用いられている。
すべてのショアゲームのスタンダードロッドとなるパワーマスター。それもただのスタンダードではなく、限りなくハイスタンダードなシリーズとなる。
また、機種によりグリップエンドにソフトギンバルキャップ・BRCが装着されている。
ビッグファイトが想定される時にも手助けになるだろう。
全7機種
機種展開は全7機種で、前述の通りライトショアジギングやプラッギングから、ロックショアでの大遠投モデルまでそろい、遠征にも超マッチする3ピースモデル、PM1263S-MHなど、隙のない陣容。
モデル | タイプ | レングス(m[ft]) | 継数 | アクション | 仕舞寸法(cm) | ルアーウエイト(g) | ベスト(g) | ライン(PE/号) | ドラグMAX(kg) | リアグリップ長(mm) | 先径(mm) | ロッド自重(g) | カーボン/グラス(%) | 本体価格(税別) |
PM972S-M | スピニング | 2.92[9’7″] | 2 | RF | 150 | MAX60 | Plug 30 , JIG 40 | MAX 3 | 4 | 410 | 2.1 | 204 | 99/1 | ¥43,000 |
PM972S-MH | スピニング | 2.92[9’7″] | 2 | RF | 150 | MAX80 | Plug 50 , JIG 60 | MAX 3 | 4.5 | 410 | 2.3 | 215 | 99/1 | ¥44,500 |
PM1022S-M | スピニング | 3.10[10’2″] | 2 | RF | 159 | MAX60 | Plug 30 , JIG 40 | MAX 3 | 4 | 455 | 2.0 | 214 | 99/1 | ¥45,000 |
PM1022S-MH | スピニング | 3.10[10’2″] | 2 | RF | 159 | MAX80 | Plug 50 , JIG 60 | MAX 3 | 4.5 | 455 | 2.3 | 233 | 99/1 | ¥46,500 |
PM1102S-MH | スピニング | 3.35[11’0″] | 2 | RF | 171 | MAX80 | Plug 50 , JIG 60 | MAX 3 | 4.5 | 465 | 2.4 | 298 | 99/1 | ¥52,500 |
PM1072S-MH | スピニング | 3.23[10’7″] | 2 | RF | 166 | MAX100 | Plug 50 , JIG 80 | MAX 3 | 4.5 | 425 | 2.5 | 271 | 99/1 | ¥50,000 |
PM1263S-MH | スピニング | 3.81[12’6″] | 3 | RF | 133 | MAX100 | Plug 50 , JIG 80 , FloatRig 60 | MAX 3 | 4.5 | 510 | 2.6 | 345 | 97/3 | ¥57,500 |
20~30gのプラグやメタルジグ40gに適するのは「PM972S-M」や「PM1022S-M」。いずれも推奨タックルはPE3号以内、リーダー12号以内、ドラグ値4kg以内となっていて、あとはレングスによって選べるMパワー。
ショアゲームを楽しむ上で、リアルなところ最も多くの人がフィールドを選ばずに使えるところではないでしょうか。
PM972S-MH上記の「M」とレングスは同様ながら、もうワンランク重いルアーを使いたいなら「PM972S-MH」・「PM1022S-MH」の2つのMH。
30~50gのプラグと60g前後のメタルジグと相性が良く、Mパワーと合わせて抑えておけば、非常に多くの状況をカバー可能。
5kg程度のターゲットを上限に、軽快なショアゲームを楽しめるモデル。推奨タックルはPE3号以内、リーダー12号以内、ドラグ値4.5kg以内。
「PM1102S-MH」は、プラグでは30~50gと好適。メタルジグであれば80g前後までを用いた大遠投が得意。上記ラインナップでは届かないようなポイントを狙うならこれ。
遠投モデルで剛竿…のイメージとは裏腹に「MH」らしい繊細さとバラシの少なさを兼ね備える優等生。推奨タックルはPE3号以内、リーダー12号以内、ドラグ値4.5kg以内。
「PM1263S-MH」はシリーズ唯一の3ピースモデル。同様に30~50gのプラグと80g前後の遠投が効くモデルであり、かつ60g程のフロートリグにも適しているのがオリジナリティ。
青物やフラット、ロックフィッシュはもちろん、海アメなどにもマッチする。推奨タックルはPE3号以内、リーダー12号以内、ドラグ値4.5kg以内。
ロックショアからの青物やヒラスズキを想定し、飛距離はもちろんパワーファイトやランディングなども計算してつくられたのがPM1072S-MH。
こちらもパワーランクとしてはMHで、20~50gのプラグから80g前後のメタルジグまで幅広いルアーを扱いやすい。推奨タックルはPE3号以内、リーダー12号以内、ドラグ値4.5kg以内。
発売予定:2022年夏
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