世界記録のバスが上がる湖、マザーレイク琵琶湖。
先日そんな琵琶湖でロケを行ったのは…ご存知、アメリカのトーナメントをメインに活躍中の北大祐さん!
釣れたらワクワクするし、僕自身が好きなんですよね!
その言葉通り、当日の狙いはシャロー。そう、“トップウォーター縛り”の釣行となりました。
ただのカエルにあらず。北大祐のフロッグゲーム
で、そのトップウォーター縛りなんですが、かなり偏りがあるというか特長的で。実は当日、6~7割程度キャストしたルアーが「フロッグ」なんです。
リリーパッドがいい感じ。まさにフロッグが活躍するシチュエーション。もちろん、こういった場所はフロッグ一択。出そうですよね、カエルもいそうだし。
でも、釣りをしたのはこんなポイントだけじゃない。アシ際でもフロッグだし、オーバーハングでもフロッグ。
なぜフロッグなのかと伺ったところ…「バスが付きやすいカバーを攻めることもでき、且つドッグウォーク、スプラッシュなど多彩なアクションが出せるから」とのこと。
カエルじゃないんですね、もはや。北さんにとってフロッグは、カバーをガンガン攻めることができて、カエルはもちろんのこと、ベイトフィッシュやエビ系ベイトにもイミテートできる便利なトップウォータールアーという位置づけ。
じゃあ、トップウォーターってフロッグ1個あれば良いじゃん…というわけでもない。
そのフロッグの最大のメリットは、そのカバー回避能力から「ストラクチャーにコンタクトさせて使うことができる」こと。6~7割程度キャストしたルアーが「フロッグ」とお伝えしましたが、もちろんトリプルフック搭載のいわゆる通常のプラグやバズベイトも当日は使用。
いわく、通常のプラグやバズベイトなど硬い素材のルアーの方が“魚を追わせる力”で言うと軍配は上がる。でもカバーを絡めるとなると、やはりフロッグのカバー回避能力には敵わない。プラグが引けないところやビタビタを攻めたい時はとりあえずフロッグというイメージとのこと。
実際ロケでもアシ際にキャストを繰り返し、いいバスをキャッチされていました。
フロッグのあれこれ
さて、フロッグを多用する北さん。使用しているフロッグを見ていると、大きく2種類のフロッグを使い分けていました。
それが、アーキーヘッドタイプとポッパータイプ。
アーキーヘッドタイプの特長としては、顔が細くなっていてカバーのスリヌケが◎。手早くサーチする時などは特にアーキーヘッドの出番が多く、北さんがメインに使用するのはこちらのタイプ。一方のポッパータイプはアピールが強くまたアクション時に移動距離が少ないことから、ピンポイントで狙う際や水質が悪い時、またややバスが沈んでいる時なんかに活躍するんだとか。
カラーは何がいい?
もう1つ。北さんの釣りを見ていて気になったのが、けっこうカラーチェンジすること。
そこでオススメカラーをお伺いすると「まずは視認性がいいカラーですね」とのこと。
その理由は、カバーを絡める釣りなのでフロッグの動きが確認できることや、小さくついばむようなバイトも取りやすくなるんだそうな。
ちなみに当日は「STEEZフロッグ」と「STEEZポッパーフロッグ」のスイカカラーを中心に、イエロー系カラーなど視認性のいいカラーを中心にローテーション。
また、晴天時にはナチュラルにアピールできる透けるようなカラーをセレクトする事が多いそう。
ブラック系のカラーは、水が濁っていたり、濃い目のカバーなどバスにアピールすることが求められるシチュエーションでセレクト。
強く伸びないラインが必要不可欠
フロッグの釣りでは、カバーから引きずり出せる強いロッドに、強く早く巻き取ることができるリールを選ぶことが重要。
もう1つ重要なのがライン。引っ張り強度や、伸縮性がほとんどない特性からPEラインが絶対的に有利だと話す北さん。そして、長年使用しているというPEラインが8本組の「シューター・ステューター」4.5号。
カラー:グラデーションステルス
65m単品(オープン価格)
Lb | 55 | 60 | 70 | 80 | 85 |
参考号柄 | 3.5 | 4 | 4.5 | 5 | 5.5 |
サンライン公式「シューター・ステューター」の詳細ページはコチラ
その特長は、Smooth Surface加工(SSP)がもたらす極上の滑らかさにより、ガイド抵抗が低減されキャストコントロールがアップすること。また、ちょうちん釣りなどでストレスになる引っ掛かり感やノイズを解消。
そう、アシのポケット、ブッシュの奥の奥を攻めるとなればキャストコントロールは必須。また、基本フロッグに直結で使用するため、障害物やベジテーションに溶け込むカラーというのもポイント。だから「シューター・ステューター」。
折しも暑い夏。リリーパッドのみならずカバー絡みの展開は必至。ボックスにフロッグ、そして強いタックルと強いラインをお忘れなきよう。