皆さんこんにちは。O.S.Pソルトプロスタッフ「遠藤正明」です。
6月も終盤。ホームである東京湾で普段から満喫している、ボートチニングでもバイト数がカナリ多く釣果が増々上がり始めており、チヌ(クロダイ)もカナリ活性が上がってきている印象。これからハイシーズンを迎えるにあたって増々楽しくなってくるのではないでしょうか。
そんなボートチニングも毎年同じパターンとは限らず、ポイントやパターン、サイズなど、色々な条件が変わってきます。「去年はここで釣れていた」というのはあくまで参考程度。濁り、潮位、日照、風といった要素で大きく変わるので、その日その時の状況を判断して私はポイントを選択していきます。そして、やはり重要なのは釣り方と使うリグになります。3、4人のお客様が同じボートで一緒に釣りをしていても大きく差が出ることもしばしば。
偶然もありますが、数が釣れる釣りでは明らかに合っている人とそうでない人の差が出てきます。今回はこれから迎えるチニングで、確実にイイ釣りを行ってもらうために、シーズナルやオススメワーム、実釣を例にしたワームローテ術など! これからのチニングに参考になる内容を解説させていただきたいと思います。
遠藤 正明(Masaaki Endo) プロフィール
1匹をシッカリ獲るために!「タックルセレクト」がカナリ重要
釣り方やルアー紹介などの前に、まずは普段私がチニングを行う際に使用しているタックルを紹介しておきます。これからチニングを始めようと考えられている方もぜひ参考にしてみてくださいね。
ロッド:SILVER WOLF(MX76ML-S)【ダイワ】
リール:EXIST LT4000-XH【ダイワ】
ライン:XBRAID UPGRADE X8(1号)【XBRAID】
リーダー:XBRAID FC ABSORBER Slim&Strong(3号)【XBRAID】
シンカー:フリーリグTGシンカー(10〜17g)
フック:オフセットフック(ワームサイズに合わせて#2~#1/0を使用)
まずロッドに関してですが、カキ瀬やゴロタ場も多いのでやや硬めの専用ロッドを使います。「MX76ML-S」は感度が良くて、細かいアタリやじゃれつきも感じることができるのでオススメです。また、ロッドアクションで根掛かりが外せるというのもメリット。リールはスムーズさを重視するため、上位機種のものを使っています。ラインはシーバスをはじめ、他の魚種でもライトゲームは信頼のおける「XBRAID UPGRADE X8」(1号)です。チニングでしたら0.8号でも大丈夫です。リーダーもカナリ重要でとにかく擦れることが多いので、私はフロロカーボンラインの「XBRAID FC ABSORBER Slim&Strong」を使います。このリーダーはキャストトラブルなどもなく安心して使えます。どんなタックルを選ぶかは釣り場によっても大きく変わるので、こちらを参考にしていただいてフィールドに合ったモノをお選びいただくと良いでしょう。
砂泥エリアが多いのであればラインもリーダーも細くできるし、カキ瀬、岩礁エリアもあるならばある程度の太さがあった方が安心です。ボートではどちらの場所も含めて色々な所を攻めますので、シッカリしているやや太めのセッティングがオススメです。
チニングのシーズンについて
チニングのシーズン的な話もしておくと、1年中釣果が出るルアージャンルではありますが、中でもハイシーズンといえるのは6、7、8、9月だと思います。水温も高く、エサも多くなるからでしょう。うちのヨットハーバーでも毎年6月になると岸壁にイソガニやモエビが必ず現れます。アタリが多くなる分、釣れるサイズも様々になってきます。キビレもクロダイも小さい頃から好奇心旺盛で果敢にワームへアタックしてきます。それがこの釣りを面白くしている要素だと私は思っております。
サーチベイトにはコレがベスト! 「ドライブホッグSW」
そんなチニングで私が普段から愛用しているワームは「ドライブホッグSW」です。
Length | Color | Count | Price |
2.5in | 6 | 5 | 858円(税込) |
O.S.P公式「ドライブホッグSW」詳細ページはこちら
元々はバス用のホッグ系ワームですが、私はカサゴなどを釣るのに良く使っていました。尺クラスのカサゴをテキサスリグで何匹も釣ったことがあり、動きが良いのか存在感があるからなのか? とにかく良く釣れるワームです。私がチニングを本格的に始めたのは3年ほど前。クロダイの落とし込み釣りはガイドでも15年以上の経験がありますが、その中で年々キビレの釣れる枚数が多くなってきました。明らかに魚が増えている実感があります。
そして、カサゴもキビレも同じボトムを狙う釣りなので、自然とドライブホッグを使いました。そしてキビレもクロダイも良く釣れていました。今でも私が激押しするワームでO.S.Pに熱望して、今回SWモデルが遂に発売となりました。
激攻めワームローテーション術
さて! つい先日、そんな「ドライブホッグSW」を駆使してチニングをしてきました。その際にとあるワームローテでコンスタントにチヌがヒットしてくれましたので、実釣レポートと平行して、各ワームの魅力などもお伝えしていきたいと思います。
今回釣りをしたエリアは水深2m前後のシャローエリア。まずは、サーチベイトの「ドライブホッグSW」を投入。すると、スグにヒット! ヒットカラーは「グリパンゴールド」。やはり安定のマストカラーです。
似たようなカラーで「グリーンパンプキンペッパーSW」もラインナップされているんですけど、朝夕のローライト時や濁りが強い時はゴールドフレークの入った「グリパンゴールド」の方が強い印象を受けますね。それ以外のシチュエーションでは「グリーンパンプキンペッパーSW」も効果的なカラーですので、その辺りを参考に使い分けていただければと思います。
この日は水深も浅くて濁りも強い状況だったので、とにかく「グリパンゴールド」で猛アピール。その後も安定して「ドライブホッグSW」に反応してくれます。
乗らないアタリの正体とは
そのまま流しながら岩礁が少なくなってくると共にショートバイトが多発するように。乗らないアタリも増えてきました。そこでフックを小さくして、ワームを「ドライブクローSW」(2in)の「活ガニ」に変更。
Length | Color | Count | Price |
2in・3in・4in | 11色 | 10(2in)・7(3in)・6(4in) | 858円(税込) |
O.S.P公式「ドライブクローSW」詳細ページはこちら
小さい魚でもシッカリ掛けて正体を見てみたい。
ロングキャストでリトリーブを多めに広範囲を探ってみると、小さいアタリがあったのでスイープ気味に合わせるとヒット! ショートバイトの正体はやはりこのサイズ、20cmチョイです(笑)。
「活ガニ」以外に「クリアクリスタルフレーク」でも反応◎。クリアボディーはモエビ系のイメージかな? なんて思います。20cm程のキビレ。癒されるサイズです。
逆の発想でワームサイズをアップ!
可愛いサイズのキビレに遊んでもらっていると全体的に活性が上がってきたので今度は、逆に大型狙いでリグを結び変えて「ドライブクローSW」(3in)(活ガニ)に変更。夕マズメパワーもあり、スグにキビレの良型がきました!
今度は反対方向の船の通る船道の駆け上がりをリトリーブを少なめに、小刻みにアクションを入れていると、押さえ込むような重いアタリがあってシッカリ乗せアワセを入れるとヒット。
50cmジャストのクロダイを「ドライブクローSW」(3in)(活ガニ)でキャッチ!「ドライブクローSW」(3in)は特に大型狙いに実績アリです。以下の写真のように、ワーム後部にカン付チヌ針をセットした、フリーリグのアシストフックへシッカリ掛かってくれました。
用途に応じたワームセレクトを
各ワームを上手く使い分けることでシッカリとした釣果を叩き出すことができて良かったです。今回紹介したように、私の中でのワームの位置付けとして、「ドライブホッグSW」は安定した反応と場所問わず最初に使うサーチベイト。「ドライブクローSW」(2in)は、アタリがあるが乗らない時、また食い渋りに使う1口サイズのワーム。「ドライブクローSW」(3in)は、大型狙いに実績の高いアピール度高めの定番ワームと思います。
この3種類は超オススメ! これにカラーを2、3色揃えておけばバッチシ! ぜひハイシーズンのチニングで参考にしてみてくださいね!