6月も半ばを迎え、ティムコのバスルアーの中でも使うのが非常に楽しみになってくるのが、ステルスペッパー。
ただただ巻くだけで、特にクリアウォーターなどでは無類の強さを誇るI字系ダブルスイッシャー。
ステルスペッパーにはシンキング(スローシンキング)とフローティング、派生形ではペラを樹脂製素材にしたステルスペッパーナチュラルなど、サイズや仕様も多彩。
いずれも、状況別に特に輝く条件はあるものの、共通していえるのは超スローなリトリーブでもプロップが確実に回る点といえます。そしてボディは回転せず、文字通りI字で真っすぐ、ゆっくり、体は動かず、けれどペラだけは確実に程よいアピールをし続けます。
今回はそんなステルスペッパーの中から、超王道のスローシンキングモデル55Sと70Sをご紹介。
ステルスペッパー55S/70S
ステルスペッパーの最大の特長は、前述した通りボディは動かず(回転して倒れない)、プロップが超スローリトリーブでも回り続けるという点。
ダブルスイッシャーで、超低速でもしっかりペラが回るというのはステルスペッパーの大きな武器。
出典:YouTube「Tiemco Bass Fishing JP / ティムコ バスフィッシング」
上記動画は、ステルスペッパーの水中映像。冒頭5秒でよいので見ていただきたい。これにすべてが詰まっているような…。
超低速に前進しています。ボディは全く動かず、けれどペラはしっかり回っているのです。
55Sおよび70Sは、その超極薄のプロップ。ステンレスバネ材を使用したペラが、超デッドスローリトリーブでも動く。いわばほとんど移動しないのに、ペラは小魚が泳いだかのような波動を出します。
ごくごく短距離しか移動しないスピード、けれども小魚のヒレのような波動。だから、効く。
6月、アフターのバスはそれほど速い動きのエサを積極的に追わないことが多く、静かながら程よいアピールと早過ぎないステルスペッパーのスピード感はマッチします。
さらに季節が進行すれば、ワカサギベイトなどを意識した攻略のひとつとして、ライトキャロライナリグにステルスペッパーを接続するステルスキャロが激効きとなることも。
特に関東のフィールドでは、ベイトのサイズが5~7cmほどである場合は多く、サイズ感的にもマッチ。クリアウォーターの場合はルアーのサイズ感に非常にシビアな目を持つバスも多いので、2サイズ展開なのはありがたい。
基本的には投げて巻く。任意のレンジまで沈めて、巻く。これでボディは動かずダブルスイッシャーだけが確実に回るのですが、それは固定重心によるところも大きい。ボディが回らないように……と気を使わなくても誰もが確実に任意のレンジを引けます。だからこそ非常に人気のあるルアーであるともいえるのですが。
恐らく6月はもちろん、夏場は特に強烈な釣れっぷりを見せるであろうステルスペッパー。ぜひぜひ忍ばせておきたいプラグですね。
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