ティクトのメバリングロッド「ICE CUBE(アイスキューブ)」シリーズには、実に多彩なラインナップが揃い、それぞれがスペシャルな部分を持ちます。
その中で、ミドルウエイトルアーの申し子といえる存在が「ICE CUBE 83TT-Sis ROCKIN THRASH TUNED(ロッキンスラッシュチューンド)」。
フィネスかパワー系か、ではなくて中間のルアーウエイトを、さまざまなフィールド状況で扱える個性。イイ所突くなぁ~なんて思ったりしまして(笑)、ご紹介!
ICE CUBE 83TT-Sis
ロッキンスラッシュチューンド
モデル | ティップtype | 全長 (ft./cm) |
継数 | 仕舞寸 (cm) |
ロッド自重 (g) |
先径 (mm) |
元径 (mm) |
リグウエイト (g) |
ライン (MONO) |
ライン (PE・号) |
価格(税別) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
IC-83TT | チューブラー | 8’3″(251) | 2pc. | 127 | 84 | 1.05 | 9.1 | 0.8~12g | – | #0.1~0.4 | 37,000円 |
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ミドルウエイトルアーを扱う絶妙さ
想定したのは、キュッと流れが絞られる流芯(海峡筋)やシャローの沖のブレイク、沖のシモリなどで、述した通りミドルウエイトルアーを遠投して攻略するようなシチュエーション。また、足場の高い磯場や堤防などで、キワを攻略するのにも向きます。
流れが比較的強めであったり、魚の取り込み時に難儀する場所であったり。そうした場所でミドルウエイトを扱うとなると、やや強く、長い、そうしたロッドが求められ、それはロッキンスラッシュチューンドの特長にそのまま当てはまります。
レングスは8.3フィートとロングレングス。適正ルアーウエイトは0.8~12gと幅広く、特に2gほどの軽量プラグから10g程度までをしっかりと飛ばせる。
ロッキンスラッシュ〝チューンド〟というのは、ロッキンスラッシュ(IC-79T-TOR Rockin’ THRASH)をチューンしたと捉えてOKで、何が変わったのかというと、レギュラーテーパーからレギュラーファストテーパーに変更した点。
バットに張りを持たせ、軽量プラグだけでなくやや重めのウエイトまでしっかりと初速を出して飛ばすことが可能となりました。もちろん、これはランディングが難しい場所でのアドバンテージにもつながっています。
ただし、フィネスでもある。ここが非常によくできたロッドで、張りがあってロングレングスとなると「強い」イメージが先行するかもしれませんが、ティップにかけては繊細さを失っておらず、前述したようなフィールドでも操作感を失わないのが特長。
単純な自重も84gと、そのレングスからするとかなり軽量。実は1~3g程度のジグヘッドリグでのドリフトやボトムワインドなどもソツなくこなす軽快さも併せ持つのが魅力。
そうした軽量リグでのアプローチではロッドを立てて操作することも多いんのですが、リールシートからリアグリップまでの長さ「ゼツミョ~~にチョット長く」しているのも特徴で、これはつまりロングレングス化して先重りする部分のバランスを最適なところで判断したそうです。
ちなみに、ロッキンスラッシュチューンドには標準搭載でバランサーが付属しているので、状況に応じて使い分けるとよいでしょう。
そんなわけで、ロッキンスラッシュチューンドは少し強くて長い、けれども繊細さは忘れない、そんなロッド。
いつもの身近な堤防などから、もう少し大型を狙ってみたい、もう1歩先に投げたらグッドサイズのメバルがいるハズ、もっとメバリングで楽しむフィールドを広げたい、そんな方には最高の1本になるのでは?
ジグ単にメタルジグ、ちょっとしたキャロなど、めちゃくちゃ気が利いたロッドに仕上がっています。
【開発はトライアンドエラー】いよいよ登場。Tictの長尺モノNEWメバルロッド「ICECUBE 83TT-Sisロッキンスラッシュチューンド」