皆さん! いい釣りしてますか? 琵琶湖の若獅子、諸富真二です!
さて今回は、読んですぐ使える・すぐ試せる!ホーム琵琶湖の5月下旬から7月頭頃までの「若獅子的!ポスト&アフターパターンの釣り」を詳しく解説していこうと思います!
まず最初にポストスポーン、アフタースポーンって何?と。どっちも産卵後なわけですが微妙な違いがあるんですね。そこをしっかりと解説した上で話を進めていきたいなと思います!
諸富真二(Morotomi Shinji) プロフィール
ポストスポーンはこんな状態
ポストスポーンは正に、「産卵直後」のバスの事を指します。(※個人的感覚では産卵後3~4日程)
魚の状態としては、オスはスポーニングベッドを守っており、メスは卵を産んだ直後でまだ遠くに行けない状態。ベッド周辺のブレイク(ちょっと深い所)に身を寄せてジッとしています。なので必然的に「スポーニングエリア内のブレイク」がキーとなります。ルアーは「フワッ」とさせられるモノを使うこと。ノーシンカーだったり軽いジグヘッドなどが大好きです。
あと、もう1つのキモは「1投にいつも以上に時間を掛ける」のも、ポストスポーンのバスを釣って行く上で大切だと思います。
アフタースポーンはこんな状態
ポストスポーンの状態でブレイクなどでジッとしていたバスが、少し回復して居場所を変え、近くの縦ストに付いてサスペンドしている状態。これがアフタースポーンになります。
魚の見た目的には激痩せ…って状態がこのアフタースポーンに当たります。このバス、痩せてはいますがポストスポーンよりも意外とアグレッシブにルアーに反応してくる状態なんですわ〜。(※但し釣った後は早めのリリース、水の中に魚を浸けといてあげてくださいね)
南湖であれば「エビモ」「フサモ」といった縦ウィード。他のフィールドであれば「縦護岸」「杭」「アシ」といった条件が大好き、といった感じです。
産卵後のバスは喰いたいモード全開!だからこそゆっくりと見せる!
このポスト~アフタースポーン期のバスを釣って行く上で、最も考えとかないといけないのは「バスはまだスポーニングエリア内に依存している」という事。
産卵後体力の無いバスは、あまり泳ぎ回らずに餌を捕食しながら徐々に回復。回復しだす頃にはスポーニングエリア周辺は流れも緩く、エサもあまりいなくなってくる為、一気に大胆な行動をとる。…と言った流れですね。
基本的にポスト~アフタースポーンのバスを釣っていく上で、絶対的にキーになってくるのはゆっくりなモノ。
具体的には、移動離を抑えられて「スローフォールするもの」且つ「止めれるもの」はどうも好きなご様子。ノーシンカー・フリーリグ・ネコリグ・はたまた、移動距離を抑えられるワッキーリグとかがめっちゃ効きます。
よく「産卵後は体力が無く食わない…」と言ったことを聴きますが、バスの気持ち的には「産卵後は体力がないからこそ、食いたくて仕方がない」だと思いますよ。
なのでこの季節は「食わないからスローに…」という意識ではなく「食いたくて仕方無いからこそ、じっくり誘ってやれば食ってくれる」ぐらいに思っているのが良いと思います。
“フワッ”を作れる最強2セッティング!
ポストからアフターのバス攻略のキーはスローに誘うこと。つまり「スローフォール」と「止める」…です。
この2つを出せる中で個人的に好きなのがフリーリグとダウンショットワッキー。今回は、この2つの釣り方を解説していきます。
主に水深1mから3mまでのエビモ、フサモの縦ストエリアで使用。かなり障害物が多い所でも抜けてくるので圧倒的に使用頻度高し!
使い方はフルキャスト後フリーフォールさせ、縦捌きでアクションを加えて5秒ステイ…の繰り返し。(※注意:待っている間はラインは絶対張らないこと!)
ちなみに、シンカーは5g~7gが最高に使いやすいです。
これはガイドで何とか釣ってもらう為の奥の手。(※自分はトーナメント以外やりません。笑)
でも、反則級なレベルで釣れます。シンカーは1.3g〜1.8gをローテーションすべし!
こちらの使い方は、フルキャスト後ボトムを取りながらシェイク。縦ストから抜けたら5秒程待ち、またシェイク…の繰り返し。(※これもステイ中はライン張るの厳禁!「フワッ」の時間が作れません…)
若獅子のラインセレクト
と、ここまであれこれ語ってきましたが、皆さんラインにはこだわってますか?
私は日々湖上に出ていると、どんどんラインにこだわりが出てきてます!もちろんご紹介した2つの釣り方も例に漏れず。
私が愛用しているラインはこちら。
フリーリグ用に使っているラインは「シューター」の16Lbです。
サンライン公式「シューター」の詳細ページはコチラ
「シューター」使っていて最高だなと思う2つの部分は「圧倒的な伸びの少なさで遠距離でもアクションが伝わる」「比重が重い為、ボトム感知が圧倒的」という点。
言ってしまえば「シューター」は比重が“より”高いフロロカーボンラインといった感じ。しなやかさを追求したフロロカーボンには味わえない感覚があるんですよね。
これってロッドでは絶対にまかなえない部分でラインの特性に頼るしかない訳です。そして、ここが今の琵琶湖で大きな釣果の差となって現れている部分です。
一方、ダウンショットワッキーで愛用しているのが「シューター・FCスナイパー インビジブル」の5Lbです。
サンライン公式「シューター・FCスナイパー インビジブル」の詳細ページはコチラ
なぜ「シューター」ではなく「シューター・FCスナイパー インビジブル」なのかと言うと、5Lbという太さが理由。
個人的にスピニングリールに5Lbの太さとなると、一気にライントラブルが多くなる太さなんですね。なのでより「トラブルレス」な部分に重きを置いたラインセレクトにしているんです。
「シューター」に比べ「シューター・FCスナイパー インビジブル」はしなやかなので、スプール馴染みが良好。元々、ラインが細くボトムにラインを這わすような事もあまりしないので、「シューター」では無く「シューター・FCスナイパー インビジブル」が使いやすいなと思ってます。
今回紹介させて頂いた2つの釣りは、例年だと7月の頭ぐらいまでは有効です!ぜひバスフィッシングを楽しんでください!
タックル紹介
ロッド:レジェンドエリート(EC71MHXF)【セントクロイ】
リール:ジリオンSV TW(XH)【ダイワ】
ライン:シューター(16Lb)【サンライン】
シンカー:7gシンカー
ルアー:リバウンドスティック(5in)【deps】or エスケープツイン【NORIES】
ロッド:レジェンドエリート(ES610MLXF)【セントクロイ】
リール:ルビアスFC LT(2500)【ダイワ】
ライン:シューター・FCスナイパー インビジブル(5Ib)【サンライン】
シンカー:1.3g〜1.8gシンカー
ルアー:5-1/4″ ラッテリー【NORIES】