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超役立つ「紅牙カレントブレイカートリニティα」の使い方を大村悠が教えます

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タイラバ特集

皆さんこんにちは、大村悠です。

今回は、この春新発売となった「紅牙カレントブレイカートリニティα」について、その特長や使いドコロ、オススメのセッティングなどをご紹介したいと思います。

大村 悠(Yu Omura) プロフィール

村 悠(おおむら ゆう)…ダイワ紅牙フィールドモニター。タイラバ王子の愛称で知られる生粋のタイラバマニア。福井県三国エリアをホームとし、年中タイラバを巻き続けている。北陸エリアの豊かな海、そしてタイラバの面白さ、奥深さをたくさんの人に知ってもらいたいとタイラバブログ「紅いの牙釣り鯛~」も日々更新中。100センチのマダイとの一期一会の出会いを求めて、日々タイラバの妄想を欠かさない男である。1983年生まれ。趣味はタイラバ以外の釣り(笑)
紅牙カレントブレイカートリニティα

出典:ダイワ公式 紅牙カレントブレイカートリニティα詳細ページ

アイテム
(g)
色数 価格(税別)
80 8 1,250円
100 1,350円
120 1,450円
150 1,550円
200 1,750円
250 1,950円

前身の紅牙カレントブレイカーから約6年。

この約6年間でタイラバは劇的に進化。特に日本海側を中心としたドテラ流しのフィールドは、タックルの進化とともにポイント開拓が進み、狙う水深もどんどんディープエリアへ広がりを見せました。

100m超えの水深はもはや当たり前のようになり、それに伴いタイラバヘッドもタングステンが普及することで、釣れるマダイは確実に増えたと感じます。

しかし、200g、250gといったタングステン製のヘッドは、必携アイテムとはいえ値段もそれなりに張るのが現状。誰でも簡単にマダイが釣れるとうたったタイラバですが、ディープドテラのタイラバは少し敷居の高い釣りになりつつあることも感じていました。

しかし、そのディープタイラバに光を射すアイテムが満を持して登場!それがこの「紅牙カレントブレイカートリニティα」なのです!

鉛の弱点をカバーする高性能

さて、トリニティαヘッドの良さを取り上げる前に、タングステンと鉛を比較した時に「なぜディープエリアで鉛が選ばれなくなるか」をおさらいしてみます。

・フォールスピードが遅い
・着底感度が劣る
・ウェイトを上げるとヘッド自体が大型化して、巻き心地がとても重い

この3点に尽きると思います。

言い換えると、上記した弱点をカバーする鉛製のヘッドがあれば使いたくなりますよね?実は、それが今回のトリニティα最大の特徴なのです。

実際に使っていただくと鉛製なのにフォールスピードの速さに驚くと思います。私自身、かなりせっかちな性格で、ディープタイラバは1年通じてほぼタングステン製のベイラバーフリーαを使っていましたが、その私がフォールスピードに違和感を感じることなく使えたことがまず驚きでした。「遅いなぁ」という感覚が無かったのです。体感的にはタングステンと変わらない感覚です。

着底感度も弱点に挙げましたが、これも解決。その理由がヘッドにある3つのパーツ、その名もタングステンボトムタッチセンサー! 弱い部分を少しだけタングステンに助けてもらいます(笑)。ちなみにこの3つのポチポチがトリニティの名前の由来にもなっています。

このポチポチのおかげで遠くの着底もバッチリ分かります!

そして巻き心地ですが、これが個人的にはトリニティα最大の売り! 鉛製の200g、250gなのに巻き感がとても軽いのです。

ディープエリアでタイラバが飛ばされるような状況では、タングステンでも相当疲れるのに、それが鉛製となると…。以前なら考えたくもない状況ですが、トリニティαなら余裕でイケます! むしろ下手なタングステンヘッドより巻き感は軽いと思います。

個人的な感想を書かせていただくと、巻き感に限っていえば、全く同じ潮噛みの状況ならベイラバーフリーαTGより軽いかもしれません。そのくらい引き抵抗は軽減されています。

使いどころはココだ!

ディープタイラバの強い味方となるトリニティα。これからディープをやってみようというタイラバアングラーさんでしたら、これだけでウェイトを揃えてもらっても十分勝負できると思います! お値段もタングステンに比べてお手頃価格なのでお求めやすくなっています!(←ここもナイスなポイント)

そしてもうタングステンで揃えてるから…というアングラーさんにもマル秘なオススメ使用法を。

先ほど挙げたようにタングステン製のヘッドと比べて遜色ないトリニティαですが、鉛製でタングステンより比重が軽い分、タングステンヘッドよりドテラ流しですと若干ヘッドが飛ばされていきます。

使用している感じでいうと同じ状況であればタングステンヘッドより同ウェイトで「プラス5~10mほど」多くラインが出ます。

しかし、これが非常に重宝するのです。

ドテラ流しでやっているとこんな状況ないですか?

「ウェイトはこのくらいで丁度やと思うけど、もう少しライン出したいなぁ…」

「タングステン150gやと軽いし、逆に200gやとちょっと重いんよなぁ…」

ヘッドのウェイトバリエーションですが、紅牙でいうと重いところが120g→150g→200g→250gと若干幅が大きくなるので細かい調整がしづらくなります。そこでトリニティαの出番です。

タングステンヘッドのマイナス20gぐらいの感覚で使用すると良いと思います。

例を挙げると、タングステンヘッド250グラムで〝丁度感〟はあるけれど、もう少しライン出していきたいなぁ、そんな時。トリニティαヘッドの250グラムの出番です!

実際あったシチュエーションで、底から5mくらい上げたところに潮噛みの良いゾーンがわずかにあって、そのゾーンを上手く斜めに引きたいのですが、タングステンの150gだと思ったよりタイラバが飛んでいかないし、120gだと逆に飛んでいきすぎて細かく攻めれない時がありました。そこで活躍したのがトリニティαの150g。まさにかゆい所を埋めてくれて1人だけ3連発!なんてことがありました。

トリニティα、タイラバ王子的小ネタ集!

トリニティαですが、カラーラインナップで私が熱望したカラーがあります。それが「黒」。水温が高くなってくると厄介になるのがフグやエソ。タイラバはかじられるはラインはボロボロにされるはで、活性が上がってくると毎年泣かされます。

その負担を少しでも軽減すべく要望したのがブラックカラーです。ゴールド系やグロー系のヘッドに比べると明らかにフグ、エソのバイトは減ります。またディープではシルエットがはっきり出ますのでここ一番で大型を喰わせたい時などに重宝しています。

そして最後に!トリニティαはヘッド自体の動きは少なくまっすぐに泳ぎます。ですので、ロングカーリー系など動きの大きいネクタイがオススメです。標準装備のツインカーリーRはもちろんのこと、さらにオススメしたい相棒が紅牙カーリービーム!

紅牙カーリービーム

5.5インチサイズのツインカーリータイプ。価格は3本入り・450円(税別)

プロトの段階から相性の素晴らしさを見つけてしまい、たくさんの素晴らしいマダイたちにに出会うことができました!

各地で乗っ込みマダイが盛り上がりを見せています。皆さんも紅牙カレントブレイカートリニティαで素敵な真マダイたち、そして自己記録となるマダイに出会えますように!

ダイワ(DAIWA)

1958年の創業、リール、ロッド、ルアー、用品などあらゆる釣り物のフィッシングタックルを扱う総合ブランドとして、国内、海外に多くのファンを抱えている。ジャパンクオリティの品質の高いアイテムを日々開発、その過程で、世界初となるテクノロジーも数多く輩出している!
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