天龍のサーフロッド、「パワーマスター サンドウォーカー」に追加モデルが2022年夏に登場します。
これまで、「 PMS9102S-ML」と「PMS1032S-MLM」の2機種がラインナップされてきましたが、今作は11ftの遠投重視のロングレングス仕様。広大なサーフでより先のポイントにアプローチができる、パワフルモデルとなります。
「PMS1102S-M」のスペック
モデル | タイプ | レングス
( m [ft]) |
継数 | アクション | 仕舞寸
(cm) |
ルアーウエイト
(g) |
ライン適正
(lb) |
ドラグMAX
(kg) |
リアグリップレングス
(mm) |
ロッドウエイト
(g) |
本体価格 |
PMS1102S-M | スピニング | 3.35[11’0″] | 2 | F | 172 | Best40
Max60g |
MAX25lb | 4 | 435 | 209 | 未定 |
天龍公式「パワーマスター サンドウォーカー」詳細ページはこちら
11ftへのこだわり
今回の「PMS1102S-M」の最大のポイントとなるのが11ftの長さ。実はサンドウォーカーが発売した当初から、遠投性に特化したロッドの要望の声は多かったとのことで、今作のモデルはそうした声をきっかえに開発されたそう。
監修した久保田剛之(くぼた よしゆき)曰く、11ftという長さにもこだわりがあり、一般のアングラーがキャストしたときにしっかり振りきれるよう設計されているとのこと。ロッドは長くて硬いものほど飛ばしやすくなりますが、一定の長さを超えると筋力が足りずに振り切れない場合が多くなります。
「PMS1102S-M」では、だれでも飛距離を出せるよう、レングスやバランス、ウエイトなどを十分にテストし、最適化が施されています。
出典:久保田剛之氏Blog 『SandWalker』詳細ページ
レングスが長くなったことでのメリットは飛距離だけではありません。ロッド自体にパワーが増したので、より多くのターゲットにも対応できるようになったのだたか。サーフは実際、多種多様な魚がかかることが多く、大型の青物が不意にかかることも。
「PMS1102S-M」では、そうした予想外の大物にも対応し、さらに汎用性も高くなっており、近年人気の海アメマスや、磯ヒラスズキゲームにも使えるスペックとなります。
風の中でも負けないスイング強度や、ある程度の個体でも抜き上げられるパワー、手前側の根ずれを回避できるレングスなど、これまでのサーフゲームからより幅広く楽しめるロッドになるとのこと。
サンドウォーカーといえば追従性!
バラシのリスクが高い、波打ち際でもしっかりと追従。波の上下に対してもフレキシブルにロッドがしなるため、魚が暴れても適度なテンションを掛けたまま寄せてくることが可能です。
ラインディング以外の場面でも、ソゲサイズのヒラメやシーバスのエラ洗いでも、常にテンションがかかった状態となるため、フッキングやバラシを軽減します。
レングスが長くなっても、そうした食い込みの良さやしなやかさは健在。飛距離と追従性を併せ持った性能となります。
各パーツについて
ブランクスもアンサンド仕様で、軽量化されています。
適応ルアー・タックルについて
扱いやすいルアーとしては15~20g前後のミノーやバイブレーションといったプラグ類から、メタルジグは40~50g、最大で60gまでキャストが可能です。
キャストに慣れていない方は45~50gのジグあたりから使い始めると、その飛距離性能がより感じられるとのこと。
また、タックルに関してはリールは3000~4000番がマッチ。
サーフでの使用ラインは、PEライン1号前後、リーダーは20~25lbがベストとなります。
磯での使用であればPEラインはMAXで1.5号、リーダーも25~30lbをチョイスするのがよいとのこと。
「PMS1102S-M」はサーフを主体としたさまざまなシチュエーションで活躍するマルチモデル。
特に遠投性に優れているので、サーフ以外の大型河川の河口エリアにもオススメになっているとのこと。
持ち重り感も少なく、一日キャストし続けることができるバランスにもなっているそうなので、ぜひ気になる方はチェックしてみてください!