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【キモは止めること】永遠の定番「ヤマセンコー」トミちゃん富村善之流の使い方は…ヘビに睨まれたカエル?

寄稿:富村 善之
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春のバス釣り特集

今回のテーマは春の気難しいタイミングで、何をすればバスに出会うことができるのか。

ズバリ「止める!」…です。

以前にも触れさせてもらってはいますが、やっぱりまだまだできている人って少ないんですね。でも、これが本当に重要なので何回も書きます。

ルアーは最近好調な永遠の定番、みんな大好きゲーリーの「ヤマセンコー」! 最後までお付き合いいただければ幸いです。

富村 善之(Yoshiyuki Tomimura) プロフィール

富村善之(とみむら・よしゆき)…JBトップトーナメンターとして各大会に参戦後、現在は琵琶湖でのプロガイドとして活躍中。既定概念に囚われない、独自の世界観を展開するアングラーでほかの釣り人に釣れない魚をいかにして獲るかをモットーにしている。1971年3月生まれ。京都府在住

とりわけ厳しかった冬…

今年は日本全国で例年にない量の雪が降りました。その雪が当然各地の湖にも影響を及ぼしました。

琵琶湖でも水温がなかなか上がらない状況が続き、この春は桜が咲いているのに水温が12度となかなかの冷たさで、まったく春めいた感じがありませんでした。

その理由は「雪解け水」。水位が上昇するので南郷洗堰へも放流量を増やしています。北湖から南湖にかなりの量の冷たい水が入ってくるので、水温がなかなか上がらなかったという訳です。一方ボディウォーター側は、水温が安定するので魚もそこそこ溜まります。

そんな状況で3.5メートルから2メートルレンジにいるバスは、水温の変化で居場所がコロコロと変わったり、出たり入ったりを繰り返しているんです。

渋い状況=ヤマセンコー

さて、ここからが本題。なかなか口を使ってくれない、気難しいバスを「ヤマセンコー」を使って狙う方法です。

あ! その前にご存知の方も多いかと思うのですが、センコーというワームについて軽く紹介いたしましょう。

センコーというワーム

アメリカで生まれた5インチセンコー。

日本には97年に初来日。それから4インチが生まれ、ゲーリー総帥の河辺裕和プロによって生まれた3インチファットなど…現在では様々なサイズがラインナップ。

発売から25年間ずっと爆発的に釣れ続いているルアーって他にあるのかな?

個人的によく使うのは、その中でも最もオーソドックスに効くサイズが4インチ。次は5インチと3インチファットが同率2位というイメージです。

このワーム、一見するとただの棒です。でも、皆さん少し思い出してみてください。魚って、ずっとは“クネクネ”と動いていないですよね。それこそがキモで、どんな魚も進むために水を掻きますが、実際のところそんなに動いていないんです。

センコーのアクションがまさにこれ。トゥイッチを入れたりするとクネッと動きますが、基本はあまり動かない。でも、その波動でバスを惹きつけるんですね。

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